地域統括会社紹介 DICアジアパシフィックの活動紹介
パンデミックや国際紛争の影響を受ける中で高品質の製品・サービスの提供を徹底しています
2020年以来、新型コロナウイルスのパンデミックにより、サプライチェーンの問題が多発し、原材料価格は上昇しています。そして最近では、ロシア・ウクライナ危機によるエネルギーコストの上昇と対応すべき課題が山積する中で、DICアジアパシフィック社は、社員の安全を第一に、回復と安定的な成長に向けた事業運営を行ってきました。この混乱期にあっても、当社は市場の変化に迅速に対応し、高品質の製品・サービスの提供に注力しています。
また、お客様の日々のご要望に対応するため、主要な原材料の確保や物流を管理しながら、最適な事業運営を維持するための施策を次々に実行しています。

Managing Director,
DIC Asia Pacific Pte Ltd
Paul Koek
DIC Vision 2030の目標達成を目指して
私たちは「彩りと快適」を日々お届けすることで、人々の生活の質の向上に取り組んでいます。同時に、これまでの経験を活かし、強靭なサプライチェーンの確立や万全の安全体制を整え、健全な財務体質を維持しています。そして、これらを継続的にレベルアップしながら「DIC Vision 2030」の実現に向けて、顧客と社会の持続可能な成長に貢献していきます。
DICアジアパシフィック社は、アジア太平洋地域におけるDIC グループのさらなる飛躍の牽引役を目指しています。そのために、チームDIC Asiaはデジタルツールを活用し、すべてのステークホルダーとのコミュニケーションを推進しながら、「DIC Vision 2030」で掲げた目標の達成に向けて日々挑戦しています。
サステナブルな食品パッケージへのニーズの高まり
アジアパシフィック地域では、消費行動や意識の変化に伴い、より安全で持続可能な食品パッケージに対するニーズの高まりがあります。そのため、パッケージ消費量が前年を上回るなど、パンデミック下においてもその需要の衰えはありません。私たちは、このような顧客の満足度を高めるため、様々なアプローチを常に模索しています。
ベトナムのThe DIC Wayの実践と感謝状の拝受
DICベトナム社は、パンデミック下の2021年7月から10月までの全国一斉ロックダウンの間、57名の社員が工場に泊まり込み、顧客への製品供給を維持しました。こうした奮闘に対し、2022年1月、DIC本社の猪野社長より社員の事業継続への献身を称えた「感謝状」が授与されました。
マレーシアの大洪水からの復旧・復興
2021年、マレーシアを襲った100年に一度と言われる大洪水で、DICマレーシア社の本社および本社工場が浸水し、甚大な被害を受けました。現地およびアジアパシフィック地域のチームは、直ちに被災したすべてのDICメンバーを支援するとともに、迅速に工場の生産機能を復旧させました。