健康経営

健康経営の取り組みについて

DICグループでは、健康経営宣言のもと、社員が心身ともに健康でいきいきと働くことのできる環境の整備を積極的に推進しています。社員の健康はDICグループの持続的な成長を力強く実現していくための重要なテーマであると考えており、今後も創意工夫による施策を展開していきます。

健康経営宣言

健康経営推進体制

DICグループでは、DIC健康保険組合とのコラボヘルスを基盤に、代表取締役社長執行役員を健康経営の責任者とする組織体制により健康経営を推進しています。今後もより一層、関係組織との連携を図り、グループ一体となって実効性のある取り組みを進めていきます。

健康経営推進体制

健康経営戦略マップ

健康経営推進体制

健康推進に関する具体的取り組み項目

分類 No 取り組み項目 目  的 内  容




1 定期健康診断受診率の向上 早期発見による重症化予防 定期健康診断受診により体調変化を把握し、医療スタッフによる適切な指導に繋げています。
(受診率)目標:100% 21年度:100% 20年度:99.8%
2 健康診断結果に基づくフォローアップ 早期受診による重症化・離職予防 健康診断結果に基づき、産業医・看護職による保健指導、有所見者への受診勧奨、生活習慣病予防指導などを積極的に推進しています。
(精密検査受診率)21年度:82.7% 20年度:89.2%
3 疾病による休職者の復職支援 長期化・再発・離職予防 主治医・産業医・看護職・職場・人事が連携し、休職者の円滑な復職を支援しています。
(再休職率)目標:0% 21年度:5.1% 20年度:7.3%
4 長時間労働者に対する医師面談実施 長時間労働削減・健康リスク管理 労安法の長時間労働基準よりも管理レベルを厳格化し、医師面談の早期実施により脳・心臓疾患発症の予防に努めています。
5 社員食堂の委託運営業者との連携による食習慣改善 生活習慣病予防(家族を含む) ヘルシーメニューの提供、食習慣改善の情報提供など食育を通じた健康支援を積極的に推進しています。
(HbA1c値5.6以上)目標:20%未満 21年度:26.1% 20年度:28.4%
6 健康保険組合との連携による生活習慣病の未然防止 健康リスク認識・重症化予防 健康診断結果に基づき、健康保険組合と事業主が連携して要指導対象者への勧奨を実施しています。
7 健康づくりセミナーの開催 健康維持・増進による生産性向上 身近な健康に関するセミナーをオンラインで開催、見逃し配信も行う事で家族も含めて健康意識の向上を推進しています。女性の健康管理についても積極的に推進しています。
8 各種イベントの開催 コミュニケーション活性化
健康維持・増進による生産性向上
スポーツ大会、血圧年齢測定、ウォーキング大会、家族見学会などのイベントを開催し、健康の維持向上を推進しています。
9 運動習慣の醸成 健康維持・増進・けが防止による生産性の向上 ラジオ体操・腰痛体操・リフレッシュ体操など始業前・始業中に実施しています。
(参加率)21年度:70.2% 20年度:72.4%
10 禁煙対策の推進 喫煙による健康被害予防
喫煙による生産性低下防止
受動喫煙防止対策の推進、喫煙によるリスク周知、禁煙取組への支援を通じて喫煙率の低減に努めています。(喫煙率)目標:15% 21年度:21.9% 20年度:23.4% 






11 メンタルヘルス不調の未然防止・早期発見に向けた教育 従業員とその家族の幸せ実現
健康維持・増進による生産性向上
メンタルヘルス産業医による階層別研修やセルフケア研修を積極的に開催し、未然防止と早期発見に努めています。
12 ストレスチェック制度の実施とフォローアップ 働きやすい職場環境実現による生産性向上
メンタルヘルス不調の未然防止
実施義務のないグループ会社でも実施しています。実施後は高ストレス者の医師面談のほか、メンタルヘルス産業医によるフォローアップ研修なども適宜実施しています。
(受検率)目標:95%以上 21年度:95.8% 20年度:96.2%
(高ストレス者率)目標:10%以下 21年度:12.3% 20年度:11.4%



13 年次有給休暇の取得促進 健康維持・増進による生産性向上 有休取得奨励日や計画取得日を設定し、有給休暇を取得しやすい環境の整備に努めています。
14 定時退社デーの設定による時間外労働時間の削減 健康維持・増進による生産性向上 毎週水曜日と給与支給日を全社一斉の定時退社デーに設定し、時間外労働の抑制と心身のリフレッシュを推進しています。
15 育児・介護制度の活用促進 育児・介護を理由とする離職防止 次世代認定マーク「くるみん」の取得や、仕事と介護の両立支援を目的として冊子を発行・配布するなど積極的に取り組んでいます。
16 治療と仕事の両立支援制度の制定 病気治療を理由とする離職防止 治療と仕事の両立支援を目的として制度を制定し、ガイドラインを策定したうえで制度の利用を促しています。


17 感染症予防への取り組み 健康維持・増進による生産性向上 インフルエンザ予防接種の集団実施、感染症防止E-ラーンングなどを推進しています。
18 健康だよりによる健康情報の発信 健康維持・増進による生産性向上 健康管理室・診療所の看護職が健康だよりを発行し、各事業所の特性なども踏まえた健康管理情報を発信し、周知に努めています。
19 相談窓口の設置によるフォローアップ 働きやすい職場環境実現による生産性向上 メンタルヘルス、ハラスメントに関する相談窓口を社内外に常設し、悩みを抱える社員を積極的にフォローアップしています。

TOPICS

健康経営優良法人(ホワイト500)に5年連続認定

DICおよびDICグラフィックス株式会社は、経済産業省と日本健康会議※1が共同で顕彰する「健康経営優良法人の大規模法人部門(ホワイト500)」に2018年以降、5年連続で認定されました。
この認定制度は、健康経営に取り組む優良法人を「見える化」することで、従業員や求職者、 関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として評価を受ける環境の整備を目的としています。
評価は、経営理念の明文化や情報開示に加え、「従業員の健康課題の把握と必要な対策の検討」、「健康経営の実践に向けた基礎的な土台づくりとワークエンゲイジメント※2」、「従業員の心と身体の健康づくりに向けた具体的対策」、「取り組みの質の確保」、「評価・改善」について行われ、DICグループの取り組みが高く評価されました。
今後も従業員の心身における健康増進を図る施策に取り組み、一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境整備に努めていきます。

  • 国民一人ひとりの健康寿命延伸と適正な医療について、民間組織が連携し行政の全面支援のもと、実効的な活動を行うために組織された。
  • 従業員の心についての健康度を示す概念。仕事に対して「熱意」(仕事に誇り・やりがいを感じている)、「没頭」(仕事に夢中になり集中して取り組んでいる)、「活力」(仕事に積極的に取り組んでいる)の3つが揃って充実している心理状態。