環境保全
基本的な考え方
DICグループは、環境関連の法令遵守を基本としつつ、環境パフォーマンスの向上により、地球環境の保全に貢献します。
環境保全は、企業のサステナビリティ活動の中でも、特に重要な活動の一つです。具体的には、「環境汚染の防止」、「廃棄物管理(サーキュラーエコノミーへの対応)」、「水資源の管理」、「生物多様性」があげられます。DICグループはグローバルに事業活動を行う化学企業として、環境保全に取り組んでいます。
DICグループの環境パフォーマンスの全体像
DICグループは、グローバルでの事業活動に伴う資源の投入量(インプット)およびエネルギー使用量、環境への負荷(アウトプット)を定量的に把握し、総合的・効率的な環境負荷削減の取り組みに活用しています。以下に2024年度のDICグループの環境パフォーマンスの全体像を示します。インプットは、「エネルギー使用量」、「取水量」の2項目を記載しています。アウトプットは、排出先を「大気」、「水域」、「土壌」の3つに分類し、具体的な調査項目は、「CO₂排出量」、「排出水量」、「産業廃棄物外部最終埋立処分量」(国内の場合、さらに、「PRTR※対象物質を含む551物質(+1物質群)の環境排出量(大気・水域・土壌)」、「NOx排出量」、「SOx排出量」、「排水中のCOD排出量」)を記載しています。

- PRTR:Pollutant Release and Transfer Registerの略。環境汚染物質排出・移動登録。化学物質が、どのような発生源から、どれほど環境中に排出されたか、または廃棄物として事業所外に運び出されたかを把握・集計・公表する仕組み。DICグループでは、PRTR第一種指定化学物質462物質+日化協の調査対象物質89物質(第一種指定化学物質以外のもの)+1物質群(炭素数が4~8までの鎖状炭化水素類)を調査対象としている。