社会とのコミュニケーション
社会とのつながり
DICグループでは、ビジネス層だけでなく、学生を含む一般生活者とのコミュニケーションを推進することに努めています。
カレンダー
当社オリジナルカレンダー「CALENDAR 2025 Seasonal Palette: Japanese Color Sensibility」では、日本の色彩をテーマに、DIC川村記念美術館所蔵の日本で色彩感覚を育んだ作家たちの作品と美術館庭園の季節の一場面を織り交ぜました。カレンダーの顔となる表紙は、「DICカラーガイド 日本の伝統色」より春夏秋冬をイメージした桜色、薄浅葱、柿色、銀鼠で四季をグラデーションで表現しました。
ウェブサイト
ステークホルダーとのコミュニケーションを促進するため、IRページなどステークホルダーに伝えるべきコンテンツを充実させました。これにより、海外のステークホルダーからのアクセスをさらに向上させることを目指しています。また、ウェブアクセシビリティの向上にも取り組み、誰もがアクセスしやすいウェブサイトを目指しています。
さらに、ウェブサイト上でのESG情報の発信にも力を入れています。サステナビリティに関する方針を分かりやすく説明し、ESGに関する定量データも掲載することで、多様なステークホルダーの要請に応えられるよう努めています。
企業広告
「DIC岡里帆シリーズ」では社会課題の解決に貢献する事業を取り上げ、人と地球の未来をより良いものにするため、持続的な豊かさを追い求める企業姿勢を伝えるよう心がけています。DICが目指す新しい未来の「ありよう」に対する共感・理解を深め、会社の成長可能性と将来性を感じていただくよう、ウェブサイトやSNSなどを活用したデジタル広告や交通広告を展開しています。

地域とのコミュニケーション
「Color & Comfort」の価値を広めるため、各事業所のメンバーが主体となり、地域コミュニケーション活動を実施しました。一例をあげると、環境教育や科学実験ワークショップを通じて、地域の人々と交流し、DICの技術や取り組みを紹介しました。
埼玉県ふじみ野市の小学校では、5年生約90名を対象に「リサイクル環境教育」を実施しました。食品トレーなどの容器包装プラスチックの分別方法や、DICが推進するポリスチレンの完全循環型リサイクルについて学ぶ機会を提供しました。
千葉県佐倉市の「佐倉産業大博覧会」では、スライムづくりやバスフィズづくり、酸・アルカリと色の化学、ペーパークロマトグラフィによる色の分解、スピルリナの色抽出など、多彩な化学実験を体験できる「ものづくりコーナー」を開催しました。
また、東京工場で開催した「子ども祭り」では「DICカラーワークショップ」を実施しました。DICカラーガイドの色を使い、クラフトパンチで切り抜いた形を組み合わせてオリジナルカードを作ることを体験してもらうなど、色彩とデザインの楽しさを伝えることに努めました。
寄付金などの状況
DICグループは外部の様々な機関との多様なつながりを持ちながら、事業活動を進めています。
寄付金について
2024年度のDICグループの寄付金支出は約86百万円です。このうち、日本国内での実績としては、教育研究支援などを含む指定寄付金が約19百万円、特定公益増進法人向けおよびその他寄付金としての社会貢献目的などの用途では約9百万円を支出しています。
なお、2024年度においてDICグループによる政治団体向けの寄付金はありませんでした。
業界団体などへの参画
化学企業の立場から、DICグループでは様々な業界団体などの活動に参加して専門的な情報の提供、調査活動や資料の収集などの活動に取り組んでいます。
日本国内における主な参加団体は、一般社団法人日本化学工業協会や一般社団法人日本経済団体連合会、化成品工業協会、合成樹脂工業協会、印刷インキ工業会などから、一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン等と多岐にわたります。
海外も含めたDICグループ全体としての2024年度の様々な社外活動の参加にかかる支出(組合会費)は約165百万円です。