近赤外線コントロール色材 Spectrasense & Sicopal

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近赤外線コントロール色材 Spectrasense & Sicopal 近赤外線コントロール色材 Spectrasense & Sicopal

近赤外線コントロール色材は、そのユニークな近赤外線域での光学性能により新たな製品設計、およびデザインの可能性を広げます。

近赤外線コントロール色材 Spectrasense & Sicopal とは

近赤外線コントロール色材は、そのユニークな近赤外線域での光学性能により新たな製品設計、およびデザインの可能性を広げます。
例えば標準的な黒色顔料を使用した暗色の表面は、太陽エネルギーを吸収して熱に変換しますが、当社の機能性黒色顔料は、太陽光を透過、もしくは反射して熱が発生しにくいシステムを構築するために使用できます。
Spectrasense™およびSicopal® Black機能性顔料で着色されたコーティング、プラスチック、または印刷アプリケーションは、暗色でも涼しく保ちます。

また、近年注目されるセンサーシステムにおいて、近赤外線コントロール色材はセンサー精度を向上させます。 Spectrasense™ Black、およびSpectrasense™ IRは特徴的な近赤外線透過・吸収性能により、ノイズをカットして近赤外線センサーの感度向上に寄与します。 さらに、インキ化して真贋の区別に利用できセキュリティ・ステルス印刷に活用できます。
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最新グレードも随時追加。

DICの強み

― 豊富な製品群
私たちは、吸収、透過黒色、反射といろいろな性能を持つ近赤外線コントロール色材を提供しています。市場の要求をもとに一部ではさらなる改良製品を上市してきました。
ラインナップには近赤外線コントロール黒顔料、近赤外線吸収染料があります。

未来を変える黒顔料
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主な用途

近赤外線ソリューション | 遮熱・NIRフィルター・ステルス印刷
用途①

遮熱・昇温抑制(建材用途、自動車内装・外装用途)

太陽光に含まれる近赤外線の吸収を低減することにより温度上昇を抑えて、材料の表面、および周辺環境をクールに保ちます。

  • 可視光線:色調(+温度)に影響します
  • 近赤外線:吸収することにより熱源となりやすく、温度上昇に影響します
太陽光スペクトルの概略。可視光と近赤外線の分布、NIRが放射照度の約50%であることを示す図

遮熱黒色のアプローチ

遮熱黒色には、近赤外線を反射する顔料と、透過する顔料があります。

反射率と黒色度比較を示す図。左側に吸収、右側に反射および透過反射の仕組みを示す。

反射率と改良された黒色度

近赤外線コントロール黒顔料の反射率と黒色度比較。Spectrasense Black L0082およびL0086の反射率・外観の違いを示す。

建材用途

建材用途のイメージ(住宅外装の写真)
※建材用途イメージ
  • 屋根材、外壁材、樹脂サッシ、アルミサッシ
  • ウッドデッキ
  • 鋼板化粧フィルム

自動車内装・外装用途

自動車用途のイメージ(走行中の社内の写真)
※自動車用途イメージ
  • 自動車内装(インパネ、トリム)、外装
  • レザーシート、ステアリングホイール
  • 使用される黒色パーツの寸法安定性向上
用途 2

近赤外線フィルター(センサーカバー・光学用途)

Spectrasense IR シリーズの特長: 650–850 nm の波長を吸収・カット。近赤外線センサーではこの波長域が外乱光となり、感度低下の要因になります。 当シリーズは不要な光をカットし、センサー感度向上に寄与します。

吸収カーブのグラフ。IR765およびIR788の吸収ピークを示す。

黒色色材との組み合わせ

Spectrasense IR は透明で着色性がよく、黒色色材と併用して 可視光~近赤外域(~850 nm)の不要光カット構成を実現できます (例:Oracet Black 007:黒色染料)。

黒色外観による不要光カットの構成図。Oracet BlackとIR765、IR788による透過・遮断特性を示す。

適用プロセス

  • 高耐熱(目安:300℃前後のプラスチック加工温度)で使用可能
  • 溶剤溶解性があり、塗工プロセスにも対応

イベントリ

DICグループのネットワークにより海外での使用をサポート。海外拠点前提の案件にも対応可能です。

DICグループの主な営業拠点を示す世界地図。アジア、ヨーロッパ、アメリカに拠点を配置。
用途 3

セキュリティ・ステルス印刷

Spectrasense Blackシリーズは通常は黒色に見え、近赤外線照射下では透明に見えます。 この特性を活かして真贋判明ステルス印刷用途に適用可能です。

Spectrasense Blackの通常光およびNIR照射下での見え方の比較。通常光では黒く見え、NIR照射下では透明に見える様子を示す。
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製品ラインナップ

製品ラインナップ

Spectrasense Blackシリーズ(近赤外線透過黒色顔料)

製品名 特長 用途 詳細
Spectrasense Black L 0082 近赤外線透過ブラック顔料 塗料、インキ、プラスチック (PVC, 一部PO) 詳細リンク
Spectrasense Black L 0086 近赤外線透過ブラック顔料 塗料、インキ、プラスチック 詳細リンク
Spectrasense Black S 0084 近赤外線透過ブラック顔料 塗料、インキ、プラスチック 詳細リンク
Spectrasense Black K 0087 近赤外線透過ブラック顔料 塗料、インキ、プラスチック 詳細リンク
Spectrasense Black K 0088 NQ 近赤外線透過ブラック顔料 塗料、インキ、プラスチック 詳細リンク
Spectrasense Black K 0089 FK 近赤外線透過ブラック顔料 プラスチック 詳細リンク

Sicopal Blackシリーズ(近赤外線反射黒色顔料)

製品名 特長 用途 詳細
Sicopal Black L 0095 近赤外線反射ブラック顔料 塗料、インキ 詳細リンク
Sicopal Black K 0095 近赤外線反射ブラック顔料 プラスチック 詳細リンク
Sicopal Black K 0089 FK 近赤外線反射ブラック顔料 塗料、インキ、プラスチック 詳細リンク

Spectrasense IRシリーズ(近赤外線吸収染料)

製品名 特長 用途 詳細
Spectrasense IR 765 近赤外線吸収染料 塗料、インキ、プラスチック 詳細リンク
Spectrasense IR 788 近赤外線吸収染料 塗料、インキ、プラスチック 詳細リンク

※本ページに記載されている全ての製品名はDICグループの商標です。


よくあるご質問(FAQ)

近赤外線コントロール色材(Spectrasense/Sicopal)に関する代表的なご質問をまとめました。

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略語・用語ガイド

本ページで頻出する略語・用語のガイドです。

NIR(近赤外線/Near-Infrared)
可視より長波長の光。太陽光の中で熱化の主因になりやすく、吸収されると温度上昇に影響する。
遮熱(クール化)
近赤外線の透過または反射により、暗色外観でも温度上昇を抑える設計。
Spectrasense Black(近赤外線透過黒色顔料)
黒外観を保ちつつ近赤外線を透過する機能性黒色顔料
Spectrasense IR(近赤外線吸収染料)
主に650–850nmの波長を吸収・カットする機能性透明染料
Sicopal Black(近赤外線反射黒色顔料)
黒外観を保ちつつ近赤外線を反射する機能性黒色顔料
ステルス印刷(真贋判別)
見た目は黒色に見えるが、近赤外線照射下では透明に見える特性を応用した印刷用途

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