社会との対話

基本的な考え方

DICグループは、レスポンシブル・ケア活動に関わる情報・活動を社会に公表し、ステークホルダーとの相互理解を深めるとともに社会的な関心事へ対応します。

情報公開

DICグループは、積極的な情報公開によって活動の透明性を高めると同時に、ステークホルダーとの対話を通じて活動のレベル向上を図っています。
グローバルな安全環境活動に関しては統合報告書(DICレポート)において公開しています。本レポートは、DICのウェブサイトでPDF版を公開している他に、冊子版も発行しています。

地域住民対応

工場周辺住民の方々へ向けて、定期的に安全環境に関する説明会を実施しています。コンビナート地区の工場(千葉、鹿島、堺、四日市)に関しては、2年に1度レスポンシブル・ケア地域対話集会を開催しています。また、住宅地付近に位置する工場では、毎年環境説明会を開催しています。2023年度は埼玉工場で実施しました。
他にも、中学・高校生の体験学習の受け入れ、地域防災訓練への参画、祭りなど地域イベントへの協力など、工場の地域特性に応じた取り組みを通じ、社会とのコミュニケーションを深めています。また、国内のDICの各工場では、工場の安全環境活動に関する報告書(サイトレポート)を発行し、地域住民の皆様への情報公開に努めています。
海外事業所においても、地球温暖化防止や生物多様性の保全に寄与する植樹活動などを通じて、地域社会との対話・交流に努めています。

サイトレポートの発行

サイトレポートの発行

近畿地方整備局・堺市合同総合防災訓練をDIC堺工場で実施(2023年)

近畿地方整備局・堺市合同総合防災訓練をDIC堺工場で実施(2023年)

TOPICS

東京工場が4年ぶりにDIC地域交流「子ども祭り~遊びから学びを~」を開催!

東京工場は、DIC地域交流「 子ども祭り~遊びから学びを~」を開催しました。4年ぶりの地域交流として、事務局メンバーは1年前から準備を進め、コロナ禍において外で遊べなかった近隣の子どもたちを対象に10種類のイベントを企画しました。
当日は、あいにくの雨となり、共同開催を予定していた警察・消防の屋外イベントを取りやめ、自前イベント「理科実験授業」、「ポストカード作り」、「ガチャガチャ」、「輪投げ」、「DIC製品(スピルリナ製品・ヘルメット)の紹介」、「お菓子・飲み物販売」の会場を室内に移して実施。地域の子どもたちや自治会の方々、社員の家族が各ブースを訪れ、思い思いに楽しんでいました。「理科実験授業」には、近隣中学校のネイチャー部の生徒が参加し、東京工場で開発された環境にやさしい製品「ハイドレクト」のエマルジョン溶液を使って、クラフト紙の上で乾燥・造膜させたものを、アルカリ水溶液中で溶解し、紙のリサイクルの実験を行いました。
参加した生徒からは「身近な食品パッケージのリサイクルに関心が高まった」、「とても楽しく、来年も是非参加したい」などの感想が寄せられ、顧問の先生は「社会課題を解決する製品で実験できる非常に質の高い授業でした」と話されました。
東京工場の近隣の方々にDICグループの活動を知ってもらい、地域交流をさせていただく貴重な機会でもあり、多くの方に喜んでいただけるよう2024年以降も継続して同イベントを開催していきます。

  • ハイドレクトは、耐水性に優れ、リサイクル性が高い、パッケージ用外面コーティング剤です。
子ども祭りポスター

子ども祭りポスター

DICプラスチックがヘルメットを埼玉県伊奈町へ寄贈

2020年12月11日、DICプラスチック株式会社は、地域貢献の一環として埼玉工場 のある伊奈町へ町章つきヘルメットを380個(役場280個、消防本部100個)寄贈しました。町章は、住民が団結し、手を取り合って輪を作り、花のような美しい地域を作るという意味で「いナ」を花弁に図案化されており、DICプラスチック株式会社製造部で加飾を施しました。

受賞したITマネジメント賞の盾

左から、DICプラスチック菅野取締役生産本部長兼工場長、伊奈町・大島町長