安全環境監査

1. 安全環境監査の推進体制

DICグループでは、それぞれの事業会社と工場・研究所のレスポンシブル・ケア活動が正しく機能していることを評価するため、安全環境監査を定期的に実施しています。多様な観点から評価するため、構成メンバーとして、本社RC部員と、製造を統括する執行役員、事業所の現場管理者、労働組合推薦の組合員が参加します。そして、安全施策の実施状況や前回監査からの改善状況等を監査しています。監査には社長も参加し、経営トップによる安全・環境・健康の確保に向けた現場への積極的な関与を行っています。
2022年度に関しては、COVID-19のため、監査メンバーをRC部員と現場管理者に絞り、実施しています。
海外生産拠点では、各地域統括会社のESH担当者が、RC部員や現場管理者とともに活動の進捗状況を現場で確認し、各事業所のレスポンシブル・ケア活動のレベルアップを図っています。

2. 2022年度の安全環境監査の活動と実績

国内においては、DICだけでなく関連会社を含む全グループに対して、本社RC部員が監査を実施し、検証や改善活動のサポートを行っています。2022年度は、大規模事業所である、DICの10事業所とDICグラフィックス社の4事業所に対して、監査を実施しました。監査の方法としては、工場の管理レベルを確認するシステム監査や、現場を中心に確認する現場監査、また外部コンサルティング会社によるコンプライアンス監査があります。これらの監査により、事業所における安全環境管理レベルの改善、製造現場での危険源発掘、そして法令遵守レベルの改善を行いました。DICグラフィックス社と星光PMCグループを除く国内DICグループ(8社11事業所)に関しても、システム監査と現場監査を実施し、安全環境管理のレベルアップを図りました。海外DICグループにおいても、各統括会社のESH担当により安全環境監査を実施しています。AP地区では、12社(17事業所)を対象に監査を実施しました。COVID-19のため、重要な事業所を中心に実施しました。中国地区では、通常どおり中国地区13社(14事業所)の監査を実施しました。その内、台湾の3事業所に関しては、COVID-19のため、例年とは異なり自主監査を実施しました。欧米・アフリカ地区を統括するサンケミカルグループでは66事業所を実施しました。また、製紙用薬品や印刷インキ・記録材料用樹脂を製造する星光PMCグループでは、国内・海外の13事業所に関して、COVID-19のため、例年とは異なりオンラインで監査を実施しました。

安全環境監査実施概要

行政処罰関連

2022 年度は、グローバルDICグループにおいて、レスポンシブル・ケア関連の多額の罰金は発生しませんでした。

  • 罰金$10,000以上を伴う違反。

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