安全環境監査
1. 安全環境監査の推進体制
DICグループでは、それぞれの事業会社と工場・研究所のレスポンシブル・ケア活動が正しく機能していることを評価するため、安全環境監査を定期的に実施しています。
国内DICグループでは構成メンバーとして、RC部員を中心に、製造を統括する執行役員、労働組合推薦の組合員が参加します。そして、安全施策の実施状況や前回監査からの改善状況等を監査しています。
海外DICグループでは、各地域統括会社のESH担当者が活動の進捗状況を現場で確認し、各事業所のレスポンシブル・ケア活動のレベルアップを図っています。
2. 2023年度の安全環境監査の活動と実績
国内DICグループにおいては、2023年度は大規模事業所である、DICの9事業所とDICグラフィックス社の2事業所に対して監査を実施しました。監査の方法としては、工場の管理レベルを確認するシステム監査や、現場を中心に確認する現場監査、また外部コンサルティング会社によるコンプライアンス監査があります。これらの監査により、事業所における安全環境管理レベルの改善、製造現場での危険源発掘、そして法令遵守レベルの改善を行いました。
また、DICグラフィックス社と星光PMCグループを除く国内DICグループ9事業所に関しても、システム監査と現場監査を実施し、安全環境管理のレベルアップを図りました。
海外DICグループでは、各地域統括会社のESH担当により安全環境監査を実施しています。AP地域では、9事業所を対象に監査を実施しました。
中国地域では、通常どおり12事業所の監査を実施しました。
欧米・アフリカ地域を統括するサンケミカルグループでは13事業所の監査を実施しました。また、製紙用薬品や印刷インキ・記録材料用樹脂を製造する星光PMCグループでは、国内・海外の14事業所に関して監査を実施しました。
行政処罰関連
2023年度はDICグループにおいてレスポンシブル・ケア関連の罰金が中国地域で1件発生しました。
行政処罰を受けた内容については対応を行いました。併せて再発防止に向けた取り組みも対応済です。