社会とのコミュニケーション

地域・社会とのつながり

DICグループでは、ビジネス層だけでなく、学生を含む一般生活者とのコミュニケーションを推進することに努めています。
その一環として、社員が発案したDICカラーガイドを利用した「イベントパック」を全国各地に展開しています。事業所行事、地域イベントや学童行事などで活用し、地域とのコミュニケーションを図っています。
4月には、DICグループが色選定に参画した改正「JIS安全色(JIS Z9103)」規格が発表されました。JIS安全色(JIS Z9103)は1953年に制定された国の規格で、主に安全標識の色や公共交通機関、一般施設の案内表示、災害時の警告レベルを表す色区分など、生活の中で幅広く使用されています。13年ぶりとなる今回の改正では、2020年東京オリンピック・パラリンピックを控え、色の組み合わせに対する認識性調査に基づき色調整を行い、「多様な色覚を持つ人だれもが識別できる色(ユニバーサルデザインカラー)」として新しい色が採用されました。6月にはデジタルサイネージコンソーシアムの「災害コンテンツガイドライン」にも採用されています。
また、当社オリジナルカレンダー「ジョセフ・コーネルの世界」が、「第70回全国カレンダー展」において部門賞(第1部門)銀賞を受賞しました。全国カレンダー展は、一般社団法人日本印刷産業連合会とフジサンケイビジネスアイが主催し、一般企業、出版社、印刷会社などが製作したカレンダーの中から、印刷技術・企画・デザイン性、機能性・創造性に優れた作品を厳選し表彰しています。今後もステークホルダーの皆様から高い評価を得られるオリジナルカレンダーの企画および製作に努めます。
DIC川村記念美術館では、「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」展において幾何学的パターンによって画面に動きをもたらす抽象絵画で知られるライリーの作品を国内で38年ぶりに開催し、展示会カタログは2018年東京アートディレクターズクラブ(ADC賞)の中で優れたブックデザインに贈られる原弘賞を受賞しました。また、「言語と美術-平出隆と美術家たち」展において詩人・平出隆と世界的な美術家たちとの深い対話から生み出された実践に新たな光をあてることを目指しました。
DICグループは2016年からブランドスローガン「Color & Comfort」を掲げ、積極的なブランディング活動を開始し、その一環として企業ブランドCM「世界を彩りでかえていく。」篇の放映の他、「110周年広告」、美術館収蔵作品を題材にした企業広告「ここだけにしかない色シリーズ」を行いました。
ウェブサイトの取り組みとしては、日本語・英語・中国語サイトの統合リニューアルとマルチデバイス対応が完了し、過去最大のセッション数(訪問回数)、ビジター数(訪問者数)となりました。

「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」展

「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」展

第70回全国カレンダー展にて銀賞受賞

第70回全国カレンダー展にて銀賞受賞

教育に関連したコミュニケーション

総合研究所は2018年7月、千葉工業大学の津田沼キャンパスにて開催された「第8回千葉サイエンススクールフェスティバル」に前年に引き続き出展しました。これは、千葉サイエンススクールネットが主催するもので、主に高校生の研究活動の活性化と小中学生に科学への興味を深めてもらうことを目的としています。当日は「色の不思議」と題して、「スピルリナから青色色素の抽出する実験」を行いました。ブースを訪れた子どもたちからは、「緑色の液体をろ過するときれいな青色が出てくるのに驚いた!」などにぎやかな声が寄せられました。今年のフェスティバルの参加者は約400名に上り、小中高の学生の皆さんおよび父母の方も楽しく実験に参加されていました。
8月には、総合研究所コンベンションホールおよびDIC川村記念美術館にて、毎夏好評を得ている千葉県教育庁主催による小学生を対象とした「千葉県夢チャレンジ体験スクール」を実施しました。同体験スクールは、千葉県内の企業や大学研究室などへ親子で訪問し、科学実験や見学を行うものです。当日は、多数の応募の中から抽選の結果選ばれた10名の小学生が、スピルリナの色素抽出実験と水性サインペンのペーパークロマトグラフィー実験を講師とともに行いました。

千葉県夢チャレンジ体験スクール

千葉県夢チャレンジ体験スクール

マスメディアとのつながり

DICグループでは、お客様、株主・投資家、地域・社会などのステークホルダーに対する情報の伝達手段として、パブリシティ活動を強化しています。自社からの積極的な情報開示を客観的視点である報道につなげることにより、ステークホルダーの理解深化に加えて、社員の一体感醸成につながることを期待しています。
2018年度は新製品、設備投資、業績、サステナビリティなどについて80件を超えるニュースリリースを配信するとともに、知的財産権を守る独自の取り組みなどグローバルな社会トレンドに合致した取材を提案し受けることで、自社だけでなく化学業界を取り巻く課題を社会に提起しました。

マスメディアとのつながり

堺工場でレスポンシブルケア(RC)地域対話集会を開催しました

2014年2月、堺工場において、第9回レスポンシブル・ケア/堺・泉北地区地域対話集会が開催されました。今集会は、一般社団法人日本化学工業協会(JCIA)RC委員会と堺・泉北地区の加盟企業6社(三井化学、ライオン、宇部興産、堺化学工業、協和発酵キリン、DIC)の主催によるもので、地域の方々の企業活動への理解を深めるために隔年で開催され、加盟企業の会社紹介とRC活動に関するパネル展示や説明会が行われました。
集会には、地元自治会などの地域関係者、市役所、学校関係者をはじめ80名が参加しました。
DICの説明の中では、地域関係者の関心が高い地震発生時のプラントの安全性確保や津波の対応についても触れ、生産プラントの緊急停止装置や緊急停止訓練、津波に対応した避難や備蓄品について等、地域関係者の理解を得ました。
説明会後、工場見学に続き意見交換会が行われ、「DICやDIC堺工場の歴史やビジネスがよく理解できた」、「地震や津波に対し、安全優先と人命尊重の対応がなされていることが分かった」など、多数の意見をいただきました。

挨拶をする大村工場長

挨拶をする大村工場長

会場の様子

会場の様子

堺工場の排水処理施設を海外産業人材育成協会が見学しました

2013年11月21日、DIC株式会社堺工場の排水処理施設を、HIDA(財団一般法人 海外産業人材育成協会)が大阪府と共同で実施する“アジア産業排水処理・施設管理研修コース“の参加者20名が見学に訪れました。参加者は、タイをはじめとした東南アジア地域の企業経営者や管理職の方達で、約10日間日本に滞在して、大学での講義や、官庁・企業の見学などを行っていましたが、当社堺工場は大阪府(大阪環境局)から長年の排水処理に関する実績が認められ、モデルとして推奨されたことで、今回の見学会を実施することになりました。
当日は工場長による会社紹介の後、環境安全品質グループリーダーより排水処理設備の概要を説明し、その後、設備を視察して質疑応答の時間を設けました。

見学の様子

見学の様子

同工場の排水処理は瀬戸内海地域管轄であるため、不純物の濃度や総量の規制と、排水量自体の規制が課せられています。その厳しい条件下で、1973年の同設備操業開始から長きにわたり問題なく稼働していることが高い評価を受けたポイントであると当社では認識しています。また、排水処理には、設備だけでなくオペレーターの高い技術が求められるため同工場では技術伝承にも力を注ぎ、国内外のDICグループ会社への指導も積極的に行っています。
同工場では、これからも「美しい水を海に返す」ことを継続して心がけ、環境に貢献していきます。