生物多様性

基本的な考え方

DICグループは、事業活動が生物多様性へ及ぼす影響を把握し、土地と自然資本を持続可能な方法で利用するよう努めます。

生物多様性の保全

里山の自然を守る環境配慮

DICグループは「生物多様性の保全」を重要課題と認識しています。2011年に、DICグループの経営トップ層を対象とした「DIC経営塾」に外部講師を招き、「生物多様性と企業活動の関わり」に関する講演を開催。DIC本社・工場・グループ会社などの幹部社員85名が参加し、これを契機に様々な活動がスタートしました。
例えば、同年に研究開発・原料調達から廃棄・リサイクルに至る事業活動の中で、生物多様性との関わりの現状を把握するための取り組みを開始しました。
また、同年4月に、千葉県生物多様性センターの専門家が千葉県佐倉市の「総合研究所」と「DIC川村記念美術館」が立地する約30ヘクタール(約9万坪)の自然林・庭園を視察し、DICの管理に対する評価と今後の取り組みについて助言を受けました。
もともと総合研究所で利用する地下水は、循環・再利用する「クローズドシステム」を採用し、汚泥は処理事業者に委託して、排水を一切敷地外に出さない対策を行っています。また、里山の地形を活かした敷地内には、樹木200種・草花500種をはじめ多種多様な野鳥や昆虫が生息し、1990年に美術館を開館以来、地域社会に親しまれる自然散策の場として年間約20万人が訪れています。

四季折々に多種多様な動植物が豊かな表情を見せるDIC川村記念美術館・DIC 総合研究所の庭園・自然林

四季折々に多種多様な動植物が豊かな表情を見せるDIC川村記念美術館・DIC 総合研究所の庭園・自然林

「生物多様性サテライト」の設置

DIC総合研究所の敷地には、スギ、クヌギ、シイノキなどの自然林が数多く残されています。ここでは自然保護の方針に基づき動植物の採取を禁止し、豊かな自然をそのまま残しながら、訪れる人々を楽しませています。
DIC川村記念美術館では、千葉県生物多様性センターと協働で「生物多様性サテライト」を設置しています。これは千葉県が製作した生物多様性に関するパネル等を常設展示する休憩所で、千葉県の希少種や生物多様性に関する情報や活動を紹介し、生物多様性の大切さを発信しています。

生物多様性サテライト

生物多様性サテライト

ホタルの棲む工場を目指して生物調査 【埼玉工場】

液晶・水性インキ・塗料・粘着テープ・磁気テープなど多種多様な製品を生産している埼玉工場は、従業員がいきいき働ける職場づくりと、地域の生物多様性が共存する「ホタルの棲む工場」を目指しています。その第一歩として、2018年4月~10月、工場敷地内の生態系調査を行いました。
5月下旬から6月にかけて、敷地内の緑地帯や遊水地を整備する事前準備として、一般社団法人「埼玉県環境検査研究協会」とNPO法人「いろいろ生きものネット埼玉」が、敷地内の植物、鳥類、水中生物、哺乳類などの調査を実施しました。この調査をもとに「埼玉工場生き物マップ」の作成や遊水地をビオトープ化するなど、従業員の憩いの場としていく計画です。

ホタルの棲む工場を目指して生物調査 【埼玉工場】

VOICE

芸術の美と自然の美が調和した空間を後世に

DIC川村記念美術館 総務グループ グループリーダー 岩城 正明

DICグループでは、豊かな生態系を残す庭園や森も、地域社会の貴重な資産と考えています。その美しさや豊かさに触れる喜びを多くの方々と共有し続けるには、きめ細かな管理が欠かせません。これらを後世にしっかりと受け渡していくことが、私たちに課せられた使命だと感じています。

DIC川村記念美術館 総務グループ グループリーダー 岩城 正明

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