グループCHROメッセージ

人的資本経営の推進

執行役員 グループCHRO Matthew Goldberg

人が価値を生み、人が未来をつくる。
DICグループはPeople Companyです。

執行役員
グループCHRO
(Group Chief Human Resources Officer:最高人事責任者)
Matthew Goldberg

価値創造の中核にある「人材」

私たちは「People Company」です。
顧客や市場では、DICは化学メーカー、色材メーカー、あるいはマテリアルサイエンス企業として認識されがちです。しかし、技術や製品、ソリューションを生み出し、価値創造を支えているのは「人」です。世界中で働く20,000名を超える従業員とバリューチェーンのパートナーが、ソリューションを生み出しています。私たち人事部門の役割は、各部門と連携しながら、人材が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることです。

DICグループでは、人こそが価値創造の基盤です。製造設備や技術資産と同様に、事業の持続的な成長を支える「人」は重要な資本です。優秀な人材を獲得し、育成し、長期的に活躍してもらうことは、グローバルな製造業に共通する課題です。私たちの強みは、DICグループの企業文化にあります。安全や品質への責任感、誠実なモノづくりの価値観を大切にしながら、事業環境の変化に応じて、人材の活躍のあり方や組織のあり方を見直し、競争優位につながる文化へと磨き続けています。

DICグループの企業文化は、「バランス」を大切にする考え方の上に成り立っています。私たちは、「オペレーショナル・エクセレンス」を堅持し、安全と品質を最優先としつつ、イノベーションの追求に挑み、果敢な意思決定を行っています。また、グローバルに事業を展開する一方で、各地域の市場やコミュニティとの結びつきを重視しています。こうした、相反する要素の均衡を見極め、保ち続ける力こそが、従業員一人ひとりが前進し続け、最大限の力を発揮する原動力になっていると考えています。

人材の価値を経営の中核に据えるという考え方は、DICグループのリーダーシップチームに共有されています。

その姿勢は、人材・スキル開発への継続的な投資や戦略的な人員配置、新入社員の早期活躍支援、社内でのキャリアの広がりを促す仕組みとして具現化されています。

「DIC Vision 2030」を支える人的資本経営

「DIC Vision 2030」に基づき、DICグループは持続的な成長と長期的な価値創造を実現するため、人的資本経営を強化しています。今後数年間の人材に関する重点課題を見据え、イノベーション、オートメーション、ロボティクス、サステナブルソリューションなどの成長分野における外部人材の戦略的な獲得と並行して、社内人材の育成にも注力していきます。これにより、明確なキャリアパスや成長機会の提供、将来のリーダー候補の多様な育成パイプラインの構築、市場や顧客のニーズに応えるグローバル人材基盤の強化を図ります。

DICグループは、グローバル運営体制(GOM)への移行を進める中で、事業の競争力を最大化するため、もっとも効果的かつ効率的な組織のあり方を見出すことを人事の重要な役割と位置づけています。世界各地に広がる優れた人材を結集し、シナジーの創出と強みを最大限に活かすことで、事業を支えていきます。この体制が本来の力を発揮した時、より高付加価値なソリューション、競争力のある製品ポートフォリオ、最適化されたコスト構造、そして世界水準のサポートを通じて、顧客に対する具体的な価値創出につながると考えています。

私たちは、多様な個性や経験、背景を持つグローバル人材の力を強く信じています。多様な視点は、イノベーションの創出だけでなく、リスクへの感度を高め、顧客をより深く理解する上でも欠かせません。こうした考えのもと、DICグループの最良の力があらゆる場面で発揮されるよう、取り組みを進めています。

私たちはPeople Companyであり、人材戦略は経営戦略そのものです。人が力を発揮すれば、企業は成長します。人事部門として、こうした人へのコミットメントが、確かなパフォーマンス、レジリエンス、そして持続的な価値創造へとつながっていることを誇りに思います。