サステナビリティ・ガバナンス

サステナビリティ・ガバナンス体制

DICグループにおけるサステナビリティ経営は、DIC株式会社の取締役会の監督のもとで実施しています。取締役会は、コーポレートガバナンス、リスクの監視および中⻑期的な企業価値創出に関する最終責任を負っています。取締役会は、各種ガバナンス機関および経営執⾏プロセスを通じてサステナビリティ関連事項を監督しており、サステナビリティの観点は、経営戦略、事業計画およびリスク管理に組み込まれています。代表取締役社⻑執⾏役員を中⼼とする経営執⾏体制は、グループ全体のサステナビリティ活動を統括しています。

サステナビリティ委員会は、経営の監督機能を補完する機関として、サステナビリティ活動に関する方針および活動計画の策定並びに活動の評価・推進、重要な環境・社会課題の審議を行っています。同委員会は年数回(2025年は4回)開催され、主要なリスクおよび機会、ならびに進捗状況などの審議結果は、取締役会に報告され、監督および意思決定を支援しています。

サステナビリティ委員会では、2025年において主として以下の事項を審議・報告しました。

主な課題
サステナビリティ重点テーマに関する取組実績の報告
気候変動部会からの提案事項の審議
GHG排出量削減計画の策定
CSRD対応に向けた取組状況およびDMA(ダブル・マテリアリティ評価)の承認
ライフサイクルアセスメント(LCA)および製品カーボンフットプリント(PCF)に関するプロセス改善
DICグループサステナビリティ方針

各グループ会社は、グループ⽅針およびマネジメントフレームワークに整合してサステナビリティ施策を実⾏しています。

DICグループの⼀員であるSun Chemicalにおいては、専任のESGガバナンス体制および専⾨ワーキンググループを設置し、現場レベルでの導⼊・実⾏を⽀援するとともに、活動情報をグループ経営へ報告しています。

マネジメントシステムへのサステナビリティの統合

DICグループは、サステナビリティを独立した活動としてではなく、既存の経営管理システムに統合して運用しています。

具体的には、以下の領域に組み込まれています。

  • 経営戦略および事業計画
  • 全社的リスクマネジメント
  • 業績モニタリング
  • 内部統制システム
  • 投資意思決定プロセス

DICグループでは、部門横断的な委員会を通じて、環境、安全、プロダクト・スチュワードシップ、サプライチェーンに加え、人権、ダイバーシティ&インクルージョン、従業員のウェルビーイング、人材・労務関連事項を含む社会面の取り組みについて、グループ全体で連携した運営を進めています。

ステークホルダー・エンゲージメント

DICグループは、顧客、株主・投資家、ビジネスパートナー、サプライヤー、従業員、そして地域社会と継続的に対話を行い、サステナビリティおよび責任ある事業活動に関する各ステークホルダーの期待を把握しています。

従業員の意見は、労使関係の枠組みおよび社内コミュニケーションを通じて収集し、経営に反映しています。

これらのステークホルダー・エンゲージメントの結果は、マテリアリティ評価およびサステナビリティ活動の継続的改善に活用しています。

サステナビリティに関する専⾨性および組織能⼒

DICグループは、グローバルな化学事業におけるサステナビリティ課題に対応するための組織能⼒を確保しています。

ガバナンス体制には、国際経営、製造、環境・安全、財務、コンプライアンスおよびリスク管理に関する専⾨性を備えた⼈材を配置しています。

また、環境、プロダクト・スチュワードシップ、調達、⼈事およびコンプライアンス分野の専⾨チームが、実務レベルでの施策実⾏および技術的⽀援を⾏っています。

必要に応じて外部専⾨家の知⾒や業界活動も活⽤し、サステナビリティ対応⼒の強化を図っています。

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」への取り組み

2015年9月、国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催され、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダが掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」は、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継であり、17の目標と169のターゲットで構成されています。国連に加盟するすべての国には、サステナブルな社会を実現させるため、2030年までに諸目標を達成するための活動が求められます。DICグループも本業を通じて、SDGsのゴールに向けた取り組みを進めていきます。

グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン