DICグループの「サステナビリティ」

DICグループのサステナビリティの取り組み

DICグループはサステナビリティ活動を「事業活動を通じて社会の持続的な発展と地球環境の維持・向上に貢献し、同時にDICグループも持続的に成長するための活動」と定義しています。下記の「サステナビリティ基本方針」に基づき、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する社会の要請を的確に把握しながら一つひとつの活動に取り組んでいます。国内外の非財務情報開示法令には、各拠点と協力して対応しています。DIC Vision 2030においてもサステナビリティ戦略を掲げ、グループ全体でのサステナビリティ推進に取り組んでいます。

DICグループサステナビリティ方針

  • 目的

    DICグループは、経営の基本的な考え方である「The DIC Way」に則り、以下の5つの目的を意識して事業活動を行い、企業価値の向上と持続可能な成長の達成を目指します。

    1) 安全と健康の確保
    2) ESG課題に関するリスク管理
    3) 公正な企業行動と多様性および人権の尊重
    4) 環境との調和とその保護の推進
    5) イノベーションを通じた社会的価値の創造と持続可能な発展への貢献

    DICグループは、自主性と責任感を持って、顧客、仕入先、地域社会、株主や投資家、社員を含むステークホルダーが期待する価値の提供に取り組んでいきます。

    DICグループは、戦略の策定と実施、リスク管理、投資判断において、本方針に定めるサステナビリティに関する原則を考慮するよう努めるとともに、社会の持続可能性および地球環境の保全と改善に貢献する組織であり続けることを目指します。

    The DIC Wayはこちらのリンクからご覧いただけます。
    The DIC Way

  • 範囲

    このポリシーは、DICのすべての事業、子会社、社員に適用されます。
    また、本方針記載の原則は、DICグループがサプライチェーンのパートナーを選択する際に参考とします。

  • マテリアリティ

    DICグループは、取り組むべき優先課題を特定するために、世界的な視点から定期的に重要課題(マテリアリティ)に関する評価を実施します。
    この評価は、DICグループが適切と判断し、法的要件も考慮した方法で、各国の事業状況を踏まえて実施されます。

  • 方針の中核要素
    • 健康と安全

      DICグループは、操業の安全確保が、事業の基本であり、かつ、レスポンシブル・ケアプログラム(詳細は、以下のリンクをご参照:方針・目標・体制)の中核であると認識し、そのため「安全第一」の考え方をグループ全体、全社員を巻き込んで促進するために、積極的な労働安全衛生や防災対策を推進します。

      DICグループの安全・環境・健康に関する方針はこちらのリンクからご覧いただけます。
      安全・環境・健康に関する方針

    • 倫理とコンプライアンス

      DICグループのコンプライアンスは、単なる法令遵守だけでなく、社会規範や顧客を含むステークホルダーの要請に沿った行動を含みます。公正かつ透明な事業の持続的成長を目指して、DICグループは、「DICグループ行動規範」を策定し、その中にまとめられた指針を遵守することがコンプライアンスの基礎であると考えています。DICは、すべてのDICグループの社員に対し、行動規範に従って行動することを義務付けています。

      DICグループ行動規範はこちらのリンクからご覧いただけます。
      DICグループ行動規範

    • ガバナンス

      DICグループは、コーポレート・ガバナンスを、企業の持続的な成長と発展を目指して、より健全かつ効率的な経営が行われるよう、経営方針について意思決定をするための仕組みと定義しています。
      DICグループのサステナビリティの取り組みは、社長執行役員の責任および監督の下で実施されます。サステナビリティ委員会は、DICグループのサステナビリティ経営に関する審議機関として、DICグループ全体のサステナビリティの取り組みを推進、改善、調整します。サステナビリティ委員会の審議内容およびその結果は取締役会に報告されます。

      コーポレートガバナンスに関する方針はこちらのリンクからご覧いただけます。
      コーポレートガバナンスに関する方針

    • 環境

      DICグループは、化学物質を製造・販売するグローバルな組織として、レスポンシブル・ケア活動を通じて広範な安全・環境・健康の取り組みを推進し、法規制を上回る施策の実現を目指すとともに、事業活動を通じてCO2排出削減と気候変動に関するリスク低減に取り組みます。

      DICグループの安全・環境・健康に関する方針はこちらのリンクからご覧いただけます。
      安全・環境・健康に関する方針

    • イノベーション

      DICグループは、人々の生活環境を改善し持続可能な繁栄を実現するという使命を果たすために、より環境に優しく、デジタル化が進み、生活の質(QOL)を重視した社会の実現に貢献するよう努め、また、持続可能な成長を促進するために、グループ全体の技術資源の統合に取り組み続けるとともに、オープンイノベーションも推進します。

      サーキュラーエコノミー
      DICグループは、「サーキュラーエコノミーへの対応」が私たちのサステナビリティ戦略の重要な柱と位置付け、「5R」、即ち、再利用(Reuse)、削減(Reduce)、リサイクル(Recycle)、再生(Renew)、再設計(Redesign)を基盤として、顧客との協働においてサーキュラーエコノミーの実現に向けてさまざまな取り組みを行います。

      サーキュラーエコノミーの取り組みについては、こちらのリンクからご覧いただけます。
      サーキュラーエコノミー

    • プロダクト・スチュワードシップ

      DICグループは、製品が安全で、持続可能かつ法令を遵守したものであることを確保するとともに、顧客に製品の安全情報を提供します。

      DICグループの安全・環境・健康に関する方針はこちらのリンクからご覧いただけます。
      安全・環境・健康に関する方針

      動物福祉
      DICグループは、動物実験におけるより倫理的な動物使用を確保するための指針である「3R」(代替、削減、改善)に沿って、動物を用いない代替試験方法や定量的構造活性相関(QSAR)モデルを活用した安全性評価を積極的に推進します。

    • 持続可能な購買

      サプライチェーンにおけるビジネスパートナーが、本方針に定めるサステナビリティに関する原則に取り組むことができるように、DICグループは、調達活動に関係する事項を定めたDICグループ購買基本方針及びDICグループサステナビリティ調達ガイドラインを策定し、どのサプライチェーンパートナーから調達し、取引すべきかの指針とします。

      DICグループ購買基本方針およびDICグループサステナビリティ調達ガイドラインはこちらのリンクからご覧いただけます。
      DIC グループ購買基本方針
      DICグループサステナビリティ調達ガイドライン

    • 社会性と人権

      DICグループは、事業活動を通じて人権を保護・促進することに努めます。DICグループの全ての役員および社員は、人権を促進、尊重する事業活動を目指します。

      多様性、公平性、包括性(DEI)
      DICグループは、すべての社員の個性(多様性)を尊重し、すべての社員に平等な機会と可能性(公平性)を提供するとともに、すべての社員が自分の能力を発揮し活躍できる環境を整えること(包括性)に取り組みます。

      人権に関する方針はこちらのリンクからご覧いただけます。
      DICグループの人権に関する方針

    • 継続的な改善

      DICグループは、イノベーション、ベンチマーキングに加え、ステークホルダーからのフィードバックを考慮の上、サステナビリティへの取り組みを継続的に改善していきます。

  • 実行およびモニタリング

    DICグループは、マテリアリティ評価(本ポリシーの第3章参照)から特定された優先課題に対処するために具体的な活動に取り組み、進捗状況の監視を目的とした主要業績評価指標(KPI)を継続的に策定します。
    DICグループは、社員のサステナビリティへの意識の向上が重要であるとの認識の下、継続的な教育と専門能力の開発を支援します。
    また社員が自身の貢献を理解し、自身の業務活動が環境に与える影響を認識できるように、研修やその他の機会を提供します。

  • レビューと更新

    この方針は、定期的に見直され、必要に応じて更新されます。

  • 情報開示

    DICグループは、サステナビリティ活動の進捗について、年に一度公表します。

附 則

  • 1.本方針は、2025年12月1日から施行する。

サステナビリティ活動の推進

サステナビリティ・テーマ活動

DICグループでは、「基幹的なテーマ」から「独自性を発揮するテーマ」まで13のサステナビリティ・テーマを設け、プロダクト・スチュワードシップにも配慮しながらグローバルな取り組みを進めています。なお、このサステナビリティ・テーマは、外部環境の変化やテーマの進行状況に応じて、適宜見直しを行っています。 

サステナビリティ・テーマ活動

サステナビリティ活動の方針展開

DICグループは「サステナビリティ基本方針」のもとに、各サステナビリティテーマごとの「2022-2025中期方針」を定め、毎年「DICグループサステナビリティ活動計画」 を策定しています。活動の実施主体は各部署です。その進捗と成果はDICレポートおよびウェブサイトにて開示しています。

サステナビリティ推進体制

DICグループでは、社長執行役員がサステナビリティ活動を統括しており、2020年からサステナビリティ委員会の委員長を務めています。サステナビリティ委員会は、当社グループのサステナビリティ活動に関する方針および活動計画の策定並びに活動の評価・推進、その他当委員会が必要と認めた事項の審議・決定をしています。2024年度は4回開催し、サステナビリティ基本方針の見直し、DICグループCO₂排出量削減計画(Scope1,2) の更新、気候変動部会の新設の提案、2025年度サステナビリティ・テーマ活動計画およびKPI案等が審議・決議されました。当委員会の審議内容および結果については、取締役会に報告しています。サステナビリティ基本方針・中長期方針は、取締役会の決議事項としています。サステナビリティ基本方針については、日本語・英語にて作成し、グループ内ウェブサイトで周知を図っています。

サステナビリティ委員会メンバー構成

社長執行役員、副社長執行役員、部門長、統括本部長、製品本部長、地域統括会社社長等の取締役会が選任した執行役員等からなり、監査の一環として監査役1名が出席しています 。

サステナビリティ推進体制図

サステナビリティ推進体制

サステナビリティ指標について

DICグループは、独自のサステナビリティ指標を設定し、ポートフォリオ転換に向けたサステナブル製品拡大の活動の一助として取り組んできましたが、経営戦略の見直しに合わせて、対応方針や社内運用の変更について検討していきます。

サーキュラーエコノミーについて

DICグループは、サステナビリティ戦略の大きな柱の一つに、「サーキュラーエコノミーへの対応」を掲げています。サーキュラーエコノミー(循環経済システム)の実現を目指し、独自の5R(リユース、リデュース、リニュー、リサイクル、リデザイン)をもとに、様々な取り組みを進めています。
DICグループは、「サーキュラーエコノミーメッセージ」を策定することで、強みや独自性を活かし、「循環型社会の実現」と「製品・ソリューションの競争力向上」を追求していきます。

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」への取り組み

2015年9月、国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催され、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダが掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」は、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継であり、17の目標と169のターゲットで構成されています。国連に加盟するすべての国には、サステナブルな社会を実現させるため、2030年までに諸目標を達成するための活動が求められます。DICグループも本業を通じて、SDGsのゴールに向けた取り組みを進めていきます。

グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン