DICグループの「サステナビリティ」
DICグループのサステナビリティの取り組み
DICグループはサステナビリティ活動を「事業活動を通じて社会の持続的な発展と地球環境の維持・向上に貢献し、同時にDICグループも持続的に成長するための活動」と定義しています。下記の「サステナビリティ基本方針」に基づき、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する社会の要請を的確に把握しながら一つひとつの活動に取り組んでいます。国内外の非財務情報開示法令には、各拠点と協力して対応しています。DIC Vision 2030においてもサステナビリティ戦略を掲げ、グループ全体でのサステナビリティ推進に取り組んでいます。
サステナビリティ基本方針(2024年12月改定)
DICグループは、地球環境への配慮とグローバルなビジネス・ルールに基づき、1) 従業員と地域の安全 2) リスクマネジメント 3) 公正な事業慣行・人権と多様性の尊重 4) 環境との調和・環境保全 5) イノベーションによる社会的価値の創出と持続可能な成長の実現、を強く意識した事業活動を推進します。
社員1人ひとりは、自主性と責任感を持って自らの業務に取り組み、ステークホルダー(顧客、取引先、地域社会、株主・投資家、社員など)から期待される価値の提供に努めます。DICグループは、社会の持続的な発展と環境との調和・環境保全に貢献する企業であり続けるために、事業活動を通じてたゆまず成長し、自身のサステナビリティを高めていきます。
サステナビリティ活動の推進
サステナビリティ・テーマ活動
DICグループでは、「基幹的なテーマ」から「独自性を発揮するテーマ」まで13のサステナビリティ・テーマを設け、プロダクト・スチュワードシップにも配慮しながらグローバルな取り組みを進めています。なお、このサステナビリティ・テーマは、外部環境の変化やテーマの進行状況に応じて、適宜見直しを行っています。

サステナビリティ活動の方針展開
DICグループは「サステナビリティ基本方針」のもとに、各サステナビリティテーマごとの「2022-2025中期方針」を定め、毎年「DICグループサステナビリティ活動計画」 を策定しています。活動の実施主体は各部署です。その進捗と成果はDICレポートおよびウェブサイトにて開示しています。
サステナビリティ推進体制
DICグループでは、社長執行役員がサステナビリティ活動を統括しており、2020年からサステナビリティ委員会の委員長を務めています。サステナビリティ委員会は、当社グループのサステナビリティ活動に関する方針および活動計画の策定並びに活動の評価・推進、その他当委員会が必要と認めた事項の審議・決定をしています。2024年度は4回開催し、サステナビリティ基本方針の見直し、DICグループCO₂排出量削減計画(Scope1,2) の更新、気候変動部会の新設の提案、2025年度サステナビリティ・テーマ活動計画およびKPI案等が審議・決議されました。当委員会の審議内容および結果については、取締役会に報告しています。サステナビリティ基本方針・中長期方針は、取締役会の決議事項としています。サステナビリティ基本方針については、日本語・英語にて作成し、グループ内ウェブサイトで周知を図っています。
サステナビリティ委員会メンバー構成
社長執行役員、副社長執行役員、部門長、統括本部長、製品本部長、地域統括会社社長等の取締役会が選任した執行役員等からなり、監査の一環として監査役1名が出席しています 。
サステナビリティ推進体制図

サステナビリティ指標について
DICグループは、独自のサステナビリティ指標を設定し、ポートフォリオ転換に向けたサステナブル製品拡大の活動の一助として取り組んできましたが、経営戦略の見直しに合わせて、対応方針や社内運用の変更について検討していきます。
サーキュラーエコノミーについて
DICグループは、サステナビリティ戦略の大きな柱の一つに、「サーキュラーエコノミーへの対応」を掲げています。サーキュラーエコノミー(循環経済システム)の実現を目指し、独自の5R(リユース、リデュース、リニュー、リサイクル、リデザイン)をもとに、様々な取り組みを進めています。
DICグループは、「サーキュラーエコノミーメッセージ」を策定することで、強みや独自性を活かし、「循環型社会の実現」と「製品・ソリューションの競争力向上」を追求していきます。
関連リンク