ハイブリッド型無機系抗ウイルス・抗菌剤『WILMISH® HPSシリーズ』がサンゲツ社の抗ウイルス壁紙に採用

ＤＩＣ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役 社長執行役員：猪野薫、以下「ＤＩＣ」）のハイブリッド型無機系抗ウイルス・抗菌剤『WILMISH®（ウィルミッシュ） HPSシリーズ』が、インテリア会社の株式会社サンゲツ（本社：愛知県名古屋市、代表取締役 社長執行役員：安田正介、以下「サンゲツ社」）が販売する不燃認定壁紙見本帳「2022-2025 FAITH」の抗ウイルス壁紙に採用されました。現在サンゲツ社の以下のWebサイトでも掲載されています。

公共施設や住宅の内装材を総合的に取扱うサンゲツ社は、ニューノーマルに対応する安全で快適な空間づくりを提案するため、壁紙、床材、カーテンを中⼼に抗ウイルス対策商品を販売しています。同社の抗ウイルス壁紙は、表⾯に抗ウイルス剤をコーティングすることで、壁紙表⾯に付着したウイルスを減少させる効果を持ちます。さらに、一般社団法人抗菌製品技術協議会（SIAA）*²の認証を取得しています。

　『WILMISH® HPSシリーズ』は、高い抗ウイルス・抗菌性を発揮する“金属化合物”と特殊な“光触媒”から構成される『ハイブリッド型無機系抗ウイルス・抗菌剤』です。暗所では、金属化合物の作用で優れた抗ウイルス・抗菌性を発現し、明所では、屋内のLEDランプなどの弱い光でも反応する（可視光応答型）光触媒の作用で、暗所よりも更に高い抗ウイルス・抗菌性を発揮します。加えて、皮脂等の特定の有機物汚れを目立ち難くする「セルフクリーニング機能」が期待できます。現在までに、各種塗料、繊維製品、塩ビシート・フィルム製品などでの採用実績があります。


今回、サンゲツ社が求めるSIAA認証および壁紙の各種品質基準を満たした点と、お客様の「安全・安心で快適な空間づくり」に貢献する点などが評価され、当社製品の採用拡大につながりました。同製品を使用した抗ウイルス壁紙の一部が、公共施設やオフィス、一般住宅など幅広い用途に対応することで、サンゲツ社が掲げる「ニューノーマルの『より衛生的で安心・安全な空間づくり』」を共に提案します。

ＤＩＣグループは、長期経営計画『DIC Vision 2030』において、経営資源を集中する重点事業領域の1つにスマートリビング領域を設定しています。同領域では、QOL（Quality of Life）に貢献する衛生材料やサステナブル製品の開発・提供を通じて、人々の健康で安全・安心な暮らしの実現と生活空間の快適化に貢献していきます。

*²　SIAAとは、適正で安心できる抗菌加工品の普及を目的とし、抗菌剤・抗菌加工製品のメーカー、試験機関が集まってできた団体。業界だけでなく、消費者代表、専門家及び行政などの幅広い意見を聞きながら、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、かつそのルールに適合した製品の安心のシンボルSIAAマーク表示を認めている。

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ＤＩＣは日本で有数のファインケミカルメーカーのひとつであり、DICグループの中核企業です。DICグループは、世界全体でSun Chemical Corporationを含む約190の子会社によって構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料 、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料 、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高１兆円を超え、世界全体で2.2万人以上の従業員を有するなか、DICグループはグローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。詳しい情報は、https://www.dic-global.com/をご覧下さい。