ＤＩＣ　インドの中堅塗料用樹脂メーカーを買収 －経済成長著しいインドの塗料用樹脂市場へ本格的に進出－

ＤＩＣ株式会社（本社：東京都中央区、社長執行役員：猪野薫）は、4月27日にインドの塗料用樹脂メーカーであるIdeal Chemi Plast Pvt. Ltd.（アイディール ケミ プラスト プライベート リミテッド、インド・マハラシュトラ州、以下Ideal社）を買収したことをお知らせします。（投資額は非公開）

Ideal社は、自動車補修・コイルコーティング・木工塗料などに用いるアクリル樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂を製造販売しています。同社は、創業メンバーの経験と人脈を生かしたマーケティング力と、ユーザーニーズにマッチした製品を開発する技術力を有し、優れた性能と低コストを実現する製品を提供することで、インド国内外の顧客から高い信頼を得ています。

当社は、インド塗料市場に精通した企業と手を結ぶことで、成長性の高い同市場に本格参入を図ろうとIdeal社と協議を重ねてきました。このたび、当社のハイエンド製品に対応した樹脂開発力と、Ideal社が有するノウハウやサプライチェーンを融合することで、短期間でインド市場でのポジションを高めていくことができると判断し、今回の買収に至りました。

ＤＩＣグループは、新中期経営計画「ＤＩＣ１１１」において、パフォーマンスマテリアル事業のグローバル化を掲げ、南アジアにおける生産拠点拡充を地域戦略としています。成長地域であるインドを、グローバル展開を加速するための重要な地域と位置付け、今後、Ideal社を足掛かりに近隣国のグループ会社と連携し、共同での製品開発や設備投資も進めながら、事業規模を拡大していく所存です。

以上