ＤＩＣカラーデザイン社、SDGs推進のためのウェビナー「カラーユニバーサルデザインの価値と活用」を開催 －色覚多様性や高齢化社会に対応した伝わりやすい色使いとは？－

SDGsの基本理念は「誰一人取り残さない」ことです。17のゴールの中には、例えば「4:質の高い教育をみんなに」があります。教科書やテストの色使い、コミュニケーションの現場などにおいて、色覚特性の違いによって問題の内容が伝わりにくかったり、色名だけの指示では齟齬が生まれたりする場合があります。そうしたことが無いように、誰もが平等に学ぶべき情報にアクセスできることは重要です。また、「8:働きがいも経済成長も」にあるように、誰もが働きがいのある仕事の機会を得る権利があります。色覚特性を理由にした雇用機会の損失を無くすためにも、労働環境をカラーバリアフリーに整え、企業側が色覚の多様性に対する知識を持つことも必要です。多様な色覚特性を持つ方や視力の低下した高齢者など、様々な人々を取り残さず、より持続可能な未来を築くために、色使いを工夫することで色覚多様性に対応できることがあります。

15:00～16:00
　- 多様性社会におけるカラーデザインの課題
　- カラーユニバーサルデザインの考え方
　- 色彩がSDGsのためにできること
　- 情報が伝わるカラーデザインの工夫
16:00～16:30
　- ディスカッション・質疑応答

　※プログラムの内容は予告なく変更となる可能性があります。

登壇者：竹下 友美
ＤＩＣカラーデザイン（株）カラーストラテジーグループ／カラープランナー
【略　歴】
北里大学理学部化学科卒業。 2005年よりDICカラーデザイン（株）に勤務。 各種カラーセミナーの講師を務める他、カラー調査・分析・提案、各種色見本の企画・制作、印刷物の色彩管理等、カラープランナーとして幅広く活動中。 カラーユニバーサルデザインの普及活動にも携わる。日本色彩学会 正会員。視覚科学技術コンソーシアム（VSAT）運営委員。