バイオマス度100%の可塑剤「GLOBINEXⓇ W-1810-BIO」が米国農務省(USDA)のバイオベース製品認証を取得

  • 事業・製品
  • ニュースリリース
2022年8月8日
#ESG #バイオマス #sustainable #サステナブル #カーボンネットゼロ

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)のバイオマス度100%のポリエステル系可塑剤「GLOBINEX(グロビネックス)W-1810-BIO」が、米国農務省(以下、「USDA」)のバイオプリファードプログラムに基づくバイオベース製品認証を2022年6月に取得しました。

バイオプリファードプログラムは、USDAが植物由来原料であるバイオマス製品の市場拡大の支援を目的に運用する認証制度です。同認証は、USDA認定機関がバイオマス度の試験を実施し規定値を超える製品に対して、バイオベース製品認証の証明となるラベルの使用を許可します。

可塑剤は、塩化ビニル樹脂をはじめとする各種樹脂に柔軟性など優れた特性を付与する添加剤です。自動車内装材や電線被覆材、服飾雑貨類、食品接触材料など日常的に使用される各種製品から工業製品など幅広く使用されています。

GLOBINEXⓇ W-1810-BIO」は、100%植物由来原料から製造されたポリエステル系可塑剤です。同製品は、ポリエステル系可塑剤の特長である耐油性や非移行性などの基本性能を完全に充足し、従来の石油由来原料の可塑剤とのスムーズな代替が可能です。また、従来品から置き換えることで、最終製品のCO₂排出量削減に貢献すると共に「安全・安心」を担保します。同製品はUSDAのバイオベース認証のほか、一般社団法人日本有機資源協会が認定する「バイオマスマーク(バイオマス度100%)」の認証も取得しています。

今回の認証取得により、米国や欧州、中国などの地域で環境配慮型製品としての評価が高まることで、自動車、電子・電気、アパレル、玩具、コンシューマー分野など幅広い業界での採用拡大を目指します。

DICグループは、長期経営計画「DIC Vision 2030」におけるサステナビリティ戦略として、サステナブル製品の拡大、CO₂排出量削減の推進、サーキュラーエコノミーへの対応を3つの柱に掲げています。2050年のカーボンニュートラル社会の実現を目指し、今後もバイオベースのポリマ製品などサステナブル製品の開発と拡販を加速します。

以上

■DIC バイオマス度100%のポリエステル系可塑剤を開発(2019年10月1日)

このニュースに関する
お問い合わせ

  • 電話でのお問い合わせ

    • 報道機関からのお問い合わせ
      コーポレートコミュニケーション部
    • 03-6733-3033
    • お客様からのお問い合わせ
      ポリマ添加剤営業グループ(改質剤担当)
    • 03-6733-6166

    PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®が必要です。お持ちでない方は「Adobe®のサイト」から無料で配布されておりますので、そちらからダウンロードし、ご利用ください。