リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)包装材料に対応した製品ラインアップを拡充 ープラスチック資源循環促進法に適応したサステナブルな製品群をワンストップで提供ー
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DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)およびDICグラフィックス株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:甲斐敏幸)は、リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)包装材料に対応したインキやコート材、接着剤、特殊シーラントフィルムなどの製品ラインアップを2022年4月1日より拡充します。これらの製品群のニーズ拡大により、2025年までに50億円の売上を目指します。
2022年4月1日より、国内で「プラスチック資源循環促進法」が施行されます。同法は製品の設計から廃棄物の処理まで、プラスチックの商流全てにおける資源の循環などの取組を促進するための法律です。同法の施行により、プラスチック使用製品の製造事業者は製品構造や材料についても資源循環を意識した対応が求められるため、今後益々モノマテリアル包材の需要拡大が見込まれます。
現状、包装材料は特性の異なる複数の素材を組み合わせることで、バリア性や強靭性などの様々な機能を保つため、リサイクルがしにくいという課題があります。このため当社グループは、包装材料のサステナブル化を最重要のテーマに置き、リサイクル適性の向上に資するモノマテリアル化に対応した素材の拡充に注力してきました。その結果、最も重要な課題である「保香性」と「耐熱性」の機能保持について、当社独自の技術ソリューションにより新たに6製品を開発し、製品ラインアップを21製品まで拡充しました。当社グループは、パッケージ材料に関わる全ての素材を保有する唯一のサプライヤーとして、お客様にワンストップでの製品提供が可能です。
①ラミネート構成の包装材料
②モノウェブ(フィルム単層)構成の包装材料
DICグループは2022年よりスタートした長期経営計画「DIC Vision 2030」で掲げた通り、パッケージ分野における5R(Reuse, Reduce, Recycle, Redesign, Reduce CO2)を切り口にした製品開発やソリューション提案を強化することで、次世代サステナブル市場をリードしていきます。今後は、モノマテリアル化した包装材料の水平リサイクルの仕組み構築を検討し、持続可能な循環型社会の実現に貢献します。
以上
■廃棄軟包装フィルムのマテリアルリサイクル拡大に向けて大手製パンメーカーと協業開始(2021年5月)
■DICとエフピコがケミカルリサイクルによるポリスチレンの完全循環型リサイクルの社会実装に向けて協業の検討を開始(2020年11月)
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