サステナビリティ・リンク・ローンの契約締結について

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2022年6月17日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)と、農林中央金庫(代表理事理事長:奥和登)は、サステナビリティ・リンク・ローン(以下「SLL」)による⾦銭消費貸借契約(以下「本ローン」)を締結しましたのでお知らせします。

SLLは、借り⼿の経営戦略に基づくサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」)を設定し、貸付条件をSPTの達成状況に連動させることで、借り⼿に⽬標達成に向けた動機付けを促進するとともに、環境・社会の⾯から持続可能な事業活動および成⻑⽀援を⽬指すものです。

当社は、環境問題をはじめとするサステナビリティを重要な経営課題と位置付けており、脱炭素に貢献する製品・サービスの拡大によって、市場および社会におけるCO₂排出削減への寄与に向け積極的に取り組んでいます。2021年6月に公表した「DIC NET ZERO 2050」および2022年2月に公表した長期経営計画「DIC Vision 2030」においては、CO2排出量の長期削減目標として「2030年度50%削減(2013年度比)」および「2050年度カーボンネットゼロ」の実現を掲げており、事業活動を通じて持続可能なグローバル社会の実現への貢献を明確にしています。

また、農林中央金庫は、2021年5月に公表した中長期目標のなかで、2030年までにサステナブル・ファイナンスの新規実行額を10兆円とする目標を掲げるなど、サステナブル経営に向けた歩みを進めており、当社のサステナビリティ戦略にかかる理念にも共感いただいています。本ローン対応を通じて、CO₂排出量削減をはじめとした当社による気候変動問題の解決に資する取組みを支援いただくこととなりました。

当社は、サステナビリティ活動を推進するうえで、「気候変動への緩和と適応」両面の観点から気候変動課題を4つのマテリアリティ(最重要課題)の一つとして認識し、「2030年度までにCO₂排出量を50%削減(Scope1&2、2013年度比)」する目標を設定していることを踏まえ、本ローンでは、この目標をSPTに設定しました。

なお、本ローンの契約締結にあたっては、SLL原則等への適合性について、株式会社⽇本格付研究所より第三者意⾒を取得しており、上記SPTについては、野⼼度および有意義性等の観点からSLL原則に適合していると評価されています。


【本ローンの概要】
■実行日 : 2022年6⽉17⽇
■融資期間: 10年
■資金使途: 長期運転資金

【本ローンが貢献する主な SDGs】

当社は、本件の契約締結後も、様々なテーマを通じて世界的な取組みであるSDGs目標の達成に貢献し、DICならではの「ユニークで社会から信頼されるグローバル企業」として発展してまいります。

以上

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