PPSコンパウンド 主な用途

金属、熱硬化性樹脂からの代替を中心にその用途が拡大しています。

■自動車部品用途
■電気・電子部品用途
■工業用途


自動車部品用途は、今後も最もPPSが多用される分野です。PPSの突出した連続耐熱性、耐薬品(ガソリン、オイル類他)などの高パフォーマンスに加え、射出成形-生産性向上によるコスト低減効果が絶大なためです。従来の金属部品やフェノール樹脂、さらにはナイロン系材料からの代替に加え、新規用途部品への導入が加速しています。特にエンジン周りの機器部品を中心に、駆動系、ブレーキ系、燃料系、照明系、冷却系、さらにそれらを統合する制御系部品にその用途が広がっています。
使用されるDIC・PPSのグレードは多岐にわたりますが、ガラス繊維強化のFZ-11XX、FZ-21XXシリーズ、やコストパフォーマンスに優れたFZ-36XX、FZ-66XXシリーズに加え、輸送機器特有の耐ヒートショック性、振動や衝撃強度に優れたスーパータフ Z-230、Z-650などの‘Z’シリーズの採用が増加しています。

■ 点火コイルケーシング、コイルボビン
■ トランジスターイグナイターハウジング
■ ICレギュレータ
■ レクチファイアー端子台
■ オルタネーターのブラシュホルダー
■ フューズケース
■ エアーコンディショナー配管クランプ

■ ヘッドランプリフレクター(プロジェクションタイプ)
■ バルブソケット

■ 燃料・吸気の流量計
■ 燃料ポンプインペラー、ハウジング
■ スロットルボディー
■ 排ガス制御バルブ
■ インジェクターコイルボビン

■ ABSシステムの油圧ピストン
■ トランスミッション油圧ピストン

■ ハイブリッド車のインバーター部品
■ 圧力センサー
■ 位置センサー
■ ECU制御ユニットハウジング(エンジン、パワーステアリング…)
■ 電磁バルブボディー

■ サーモスタット部品
■ 冷却水ポンプインペラー、ハウジング
■ ラジエーターアッパー、ロアー


PPSは、SMTプロセスに十分耐える高い耐熱性、精密成形性、寸法安定性などと共に難燃剤の添加無しにUL94規格でV-0の高い難燃性を有しています。これらの特性は、コネクターをはじめとする電気・電子部品に最適な成形材料と言えます。
一般的には基本的なPPSの特性と共に成形性にバランスのとれたFZ-1140、FZ-2140などが主として使用されます。コネクターなどの精密かつ複雑な形状の成形品にはFZ-1140-D5、FZ-2140-D5あるいはFZ-1130-D5などの低バリタイプが適しています。また、寸法安定性や剛性などが要求される光ピックアップ用途にはフィラー高充填のFZ-3600やFZ-6600シリーズが適します。さらに、マイクロコイルや電子素子の封止には、超低圧成形が可能なECシリーズが適します。

■ マイクロスイッチ
■ コンデンサー
■ フォトインターラプター
■ SMT対応コネクター
■ 光ファイバーコネクター
■ 各種コイルボビン
■ トランジスター封止
■ ハードディスクアクチュエーターコイル封止

■ CDドライブ光ピックアップベース
■ DVDドライブ光ピックアップベース
■ ハードディスク駆動モーター軸受け
■ モーターインシュレーター
■ ボタン電池絶縁パッキン
■ 液晶プロジェクターハウジン

■ 液晶プロジェクションTVランプハウジング
■ 電子レンジ部品
■ 電磁調理器コイルベース
■ ランプソケット
■ ドライヤーノズル
■ スチームアイロン部品


住設機器は給湯器で代表される水回り用途にDIC・PPS スーパータフ ‘Z’シリーズが多用されます。これは、PPSの耐熱水性と共に‘Z’シリーズの特長である耐圧、靭性が適合するためです。既存の真鍮に代表される金属材料や変性PPEからの代替が進んでいます。
精密機器部品用途では寸法精度に有利な結晶化度の小さい変性PPS‘AMORVON W’シリーズが最適です。さらに、ギアーや軸受けなどの摺動特性が必要な用途には‘FZL,CZ,CZL,WL’などの低摩擦、低摩耗性に優れたグレードが適します。
レーザー複写機やプリンターなどの用途は定着熱に耐えるPPSの耐熱性と同時に、ギアーや軸受け周りには摺動性に有利な‘FZL,CZ,CZL,WL’などが多用されます。

■ 給湯機器
 □ ポンプケーシング、インペラー
 □ ジョイント
 □ バルブ
■ 水栓器具
■ 汎用小型ポンプケーシング、インペラー

■ 複写機、プリンター
 □ 駆動ギアー
 □ ベアリングホルダー
 □ ロールケース

■ 小型ギアポンプ
■ 流量計
■ ウォッチムーブメント

製品カタログ

この製品に関するお問い合わせ

  • 電話でのお問い合わせ

    • 東京EP営業グループ
    • 03-6733-5943
    • 大阪EP営業グループ
    • 06-6252-9533
    • 名古屋EP営業グループ
    • 052-951-0703