サステナビリティ・リンク・ローンの契約締結について

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2023年10月27日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)は、株式会社みずほ銀行(頭取:加藤勝彦、以下「みずほ銀行」)とのあいだで、同行をアレンジャーとしたシンジケーション方式によるサステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」)に関する契約を本日締結しましたので、お知らせします。

サステナビリティ・リンク・ローンは、借り手のESG戦略と連携したサステナビリティ目標を設定し、金利などの借入条件をサステナビリティ目標達成に連動させることで、借り手に目標達成に向けたインセンティブを与え、環境・社会面において持続可能な経済活動および経済成長を促進し、支援することを目指すものです。

当社は、環境問題をはじめとするサステナビリティを重要な経営課題と位置付けており、脱炭素に貢献する製品・サービスの拡大によって、市場および社会におけるCO₂排出削減への寄与に向け積極的に取り組んでいます。2022年2月に公表した長期経営計画「DIC Vision 2030」においては、脱炭素社会の実現への貢献を明確にすべく、2050年度のカーボンネットゼロへ向けたCO₂排出量の長期削減目標を掲げています。また、グループ一体となって、環境問題をはじめとするサステナビリティ活動に取組むことで、取引先企業や地域社会のパートナーとして、社会・環境問題の解決に資する取組みを一層推進し、持続可能な地域社会の実現に貢献しています。

本ローンのサステナビリティ目標は、当社の掲げる2050年度のカーボンネットゼロへ向けたCO₂排出量の長期削減目標として、「CO₂ 排出量(Scope1+Scope2)を2030 年までに2013 年対比50%削減するという数値目標」としています。

なお、本ローンは、第三者評価機関である株式会社日本格付研究所(JCR)から、ローン・マーケット・アソシエーション等が定めたサステナビリティ・リンク・ローン原則、並びに環境省によるグリーンローンおよびサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(環境省ガイドライン)への準拠性と設定した目標の合理性について第三者意見(※1)を取得しています。

また、貸付人は、本件をわが国の気候変動対応に資する投融資に該当すると判断し、日本銀行の「気候変動対応を支援するための資金供給オペレーション(※2)」による資金供給を受ける予定です。


<案件の概要>
融資先   :DIC株式会社
アレンジャー:株式会社みずほ銀行
貸付人   :国内金融機関3社
契約締結日 :2023年10月27日

※1 株式会社日本格付研究所(JCR)による詳細レポートをご参照ください。

※2 気候変動対応を支援するための資金供給オペレーション
本枠組は民間における気候変動対応を支援するため、日本銀行が資金を貸付ける資金供給オペレーションです。みずほ銀行は本枠組の対象先に選定されており、温室効果ガス排出量の削減に資する取引先の取り組みを、ファイナンスを通じ支援しています。詳細については以下リンクをご参照ください。

以上

- DICウェブサイト サステナビリティ

- 長期経営計画「DIC Vision 2030」

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