サステナブルな社会づくりに向けて、藻類を活用した日本発の企業連携型プロジェクト『MATSURI』に参画 ー「ちとせグループ」主催により、9業種20機関と共に藻類産業の構築と社会普及を目指しますー

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2021年5月13日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)は、このたびバイオベンチャー企業群 “ちとせグループ”(本社:シンガポール、最高経営責任者:藤田朋宏 Ph.D)が主催する藻類を活用した日本発の企業連携型プロジェクト『MATSURI』に法人パートナーとして参画することになりましたので、お知らせします。

『MATSURI』ホームページは下記ロゴをクリック

近年、地球温暖化の懸念などから、カーボンニュートラルや脱石油化学といったサステナブルな産業構造への転換が求められています。その解決法の一つとして、二酸化炭素を吸収して光合成により有用物に変換する藻類の活用が世界中で検討されています。藻類は植物などと比較して少ない土地と水で効率よく二酸化炭素からの物質変換を行うことで知られています。

『MATSURI』は、ちとせグループが保有する藻類培養技術や抽出・精製技術をベースに、参画する企業・団体が設備・加工技術、製品開発、物流・販売網など藻類の生産から販売に至る全ての役割を持ち寄り、一体となって藻類産業の構築を目指す企業連携型プロジェクトです。本日時点で、当社を含む9業種20機関が本プロジェクトへの参画を表明しており、互いに連携して事業開発を行うことにより、サステナブルな燃料、食料、プラスチックなど人々の生活を支える藻類製品の社会普及を目指していきます。

当社は30年以上の藻類培養と抽出・精製によるヘルスケア食品(スピルリナ)、天然系青色素(リナブルー)の製造・販売の実績があり、かつ化学メーカーとして様々なサステナブル製品の開発を行っています。こうした実績と取組みに基づき、当社は本プロジェクトにおいて、以下の3点に重点的に取り組みます。

1. オープンイノベーションに参画することで当社の既存事業の発展とサステナブル社会の実現を加速
2. 当社が長年培ってきた藻類事業のアセットを幅広い業種と連携して活用し、新産業創生に寄与
3. 『MATSURI』で開発された物質の化学産業応用を行い、効率よく新産業のプロセスを構築

当社は『MATSURI』のメンバーの一員として、30年以上に亘る当社の藻類に関する経験とノウハウをメンバー企業と広く共有することで新製品の開発を行い、共に藻類を通じたサステナブルな社会づくりを志して参ります。

以上

DICは日本で有数のファインケミカルメーカーのひとつであり、DICグループの中核企業です。DICグループは、世界全体でSun Chemical Corporationを含む170以上の子会社によって構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料 、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料 、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高7,000億円を超え、世界全体で22,000名以上の従業員を有するなか、DICグループはグローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。詳しくは、以下URLをご覧下さい。

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