業界最高水準のバイオマス度50%を実現、バイオマス由来原料を高配合したハイブリッド型UVインキ「BIOBRID®」を発売 ―紙器パッケージの印刷におけるカーボンニュートラルと品質向上に貢献―
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DIC株式会社の子会社であるDICグラフィックス株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:甲斐敏幸)は、バイオマス由来原料を高配合したハイブリッド型UVインキ「BIOBRID®(バイオブリッド)」を発売しました。同製品は、バイオマス由来原料とUVインキ原料を融合させたバイオマス度50%(当社調べ)の業界最高水準を誇るインキと、専用のUVOPニスをセットにした製品です。従来のUV印刷機でそのまま使用でき、紙器パッケージ印刷におけるカーボンニュートラルの実現に貢献します。
環境省は、「2050年カーボンニュートラルの実現」という政府の目標達成に向け、国や地方自治体が率先して環境物品等の調達を行うことを推進する「グリーン購入法」の運用強化や、民間企業や消費者の意識変革を推進する取り組みを進めています。これにより、官公庁や地方自治体から発注される印刷物において、バイオマスインキや植物油インキなどの環境配慮型インキの使用が求められるケースが増加しています。紙器パッケージを扱う印刷会社にとって、顧客ニーズに応えるためにも環境への配慮はますます重要になっています。
同製品は、環境対応への貢献に加え、印刷品質の向上にも貢献します。ハイブリッド型UVインキ「BIOBRID」は塗膜の柔軟性が特徴で、紙の曲げ加工時に発生しやすいひび割れ(クラック)を抑制し、専用のUVOPニス「DC BIOBRID OPニス」は印刷物の擦れや汚れを防ぎます。これにより、従来のパッケージ印刷の課題であった製函時の罫割れを軽減し、意匠性の高いパッケージの作成が可能になります。また、従来のUV印刷と同等の高い光沢を実現します。製品のカラーバリエーションは、プロセス4C(CMYK)に加えて、金赤、耐性黄、耐性金赤、耐性紅、緑、紫、メジューム、白(白インキのバイオマス度は30%)があります。
DICグループは、地球環境と社会のサステナビリティ実現に貢献するため、サステナビリティ戦略を推進し、カーボンニュートラル社会の実現を目指しています。今後もサーキュラーエコノミー(循環型経済)に適したサステナブルなパッケージソリューションを市場に提案し、持続可能な社会の実現に貢献する製品開発に注力していきます。
以上
UV/高感度UVインキ製品ページ (DICグラフィックス株式会社ウェブサイト)
―DICグラフィックス株式会社について
事業内容 :印刷インキ等の製造・販売
代表者 :代表取締役 社長執行役員 甲斐 敏幸
所在地 :〒103-8233 東京都中央区日本橋三丁目7番20号ディーアイシービル
設 立 :2009年10月1日
Webサイト:http://www.dic-graphics.co.jp
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