DIC、明治と協業 カカオ豆の種皮をアップサイクルした合成皮革「CACAO STYLE LEATHER」を開発 ―カカオハスクを天然色材として活用した新素材サステナブルレザー
- サステナビリティ
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DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野 薫、以下「DIC」)は、株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也、以下「明治」)と協業し、チョコレートの製造工程で発生するカカオ豆の種皮(以下、「カカオハスク」)をアップサイクル*した合成皮革「CACAO STYLE LEATHER」を開発しました。これまで有効活用されていなかったカカオハスクをレザーの色材として活用する取り組みです。今後、同素材を用いた皮革製品の企画も検討して参ります。
*アップサイクルは、廃棄物など本来使用されることのない素材に新たな価値を付与して全く別の製品へと生まれ変わらせること。
DICは明治が取り組むカカオのアップサイクルやカカオを取り巻く社会課題の支援活動に賛同し、このたびの協業を提案し、「CACAO STYLE LEATHER」の開発に成功しました。
「CACAO STYLE LEATHER」は、カカオハスクをアップサイクルすることで生まれたサステナブルレザーです。合成皮革表面のウレタン層にカカオハスク粉砕物を分散し混合することで、一般的な合成皮革や人工皮革と比べ、石油由来の原材料の含有率を低減します。加えて、カカオハスクには天然色材としての着色効果があるため、チョコレートを感じる天然素材ならではの自然な色合いやカカオハスク由来の粒感の演出が可能です。
合成皮革やバッグなどの加工品の試作にあたっては、当社の材料技術(ウレタン樹脂や着色剤)を用い、合成皮革メーカーの株式会社加平(代表取締役社長:田所 茂和)の協力を得て進めています。
DICグループは、長期経営計画「DIC Vision 2030」において、DICの強みを発揮し社会課題の解決に貢献できるサステナブル製品の拡大を掲げています。事業活動を通じてのサステナビリティという観点から、今後も持続可能な社会の発展と地球環境の保護に貢献する製品やサービスを提供していきます。
以上
DICは日本で有数のファインケミカルメーカーのひとつであり、DICグループの中核企業です。DICグループは、世界全体でSun Chemical Corporationを含む190以上の子会社によって構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高1兆円を超え、世界全体で22,000名以上の従業員を有するなか、グローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。
詳しくは、 https://www.dic-global.com/をご覧下さい。
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