国内初、裏刷りバイオマスグラビアインキ「フィナート®ＢＭ」が国際認証「OK compost INDUSTRIAL」、「OK compost HOME」を取得

事業・製品
ニュースリリース

2021年8月31日

#生分解 #バイオマス #Biomass

ＤＩＣ株式会社（社長執行役員：猪野薫）の子会社であるDICグラフィックス株式会社（本社：東京都中央区、社長執行役員：甲斐敏幸、以下「DICグラフィックス」）は、裏刷りバイオマスグラビアインキ「フィナート^®ＢＭ」において、生分解性プラスチックの国際認証「OK compost INDUSTRIAL（OKコンポストインダストリアル）」および「OK compost HOME（OKコンポストホーム）」を2021年６月に取得しました。国内で販売されているグラビアインキでは初の認証取得になります。

OK compost認証マーク

同認証は、TUV AUSTRIA^※が実施する生分解性プラスチックの国際認証の種類で、「OK compost INDUSTRIAL」は、都市型ゴミ処理場において生分解が可能であり、そのコンポスト（堆肥）が環境に安全（動植物の生育）であることを認証するもので、「OK compost HOME」は、一般家庭のコンポストで生分解が可能であることを認証するものです。この認証を得た製品を適切な条件下で堆肥化した場合、新しい植物の成長を妨げることなく安全に再利用することができます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「フィナート^®ＢＭ」シリーズは、食品や日用品などのパッケージ材料に用いられるインキとして、優れた物性と印刷適性を兼ね備えた高い機能を有します。それに加えて、環境面に配慮したサステナブルな素材として植物由来の再生可能原料を含有しており、一般社団法人日本有機資源協会が認定する「バイオマスマーク」も取得しています。今後、生分解性を有したフィルムや接着剤などのパッケージ素材と組み合わせることでパッケージ材料のコンポスト化が可能にとなります。

当社グループでは、北米・欧州・アジア地域において、既にOK compost認証を取得したグラビアインキ製品を展開しています。今後、国内においてはパッケージ素材を扱う他の企業と協業し、環境面に配慮したパッケージ材料の開発に注力します。

DICグループは、地球環境のサステナビリティに貢献するパッケージソリューションを提供することを目指しています。パッケージングマテリアル事業においては、今後もリサイクルや環境面に配慮した代替素材の開発に注力し、カーボンニュートラルや循環型社会の実現に貢献する所存です。