国内初、スピルリナ由来「フィコシアニン」を有効成分とする美肌食品用途の特許を取得 -フィコシアニンの肌の保湿性向上、シワ改善、はりつや改善、弾力性向上機能を特許化-

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2021年2月26日
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DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)は、食用藍藻スピルリナに含まれる青色色素「フィコシアニン」を有効成分とする美肌食品用途の特許を取得したことをお知らせします(特許第6784947号)。今後は、本特許を利用し、「フィコシアニン」を関与成分とした機能性表示食品への展開など、美容や健康機能を訴求する製品分野へ積極的に展開していきます。

DICグループは、長年スピルリナ事業を展開しており、スピルリナから抽出した青色色素「フィコシアニン」を天然の青色食品着色料として販売しています。本特許は、色素以外の新たな用途に関するもので、「フィコシアニン」を有効成分とした「肌の保湿性向上」、「シワ改善」、「はりつや改善」、「弾力性向上」を目的とする飲食品を網羅するものとなります。「フィコシアニン」の美肌効果については、臨床試験によりその効果を確認しています。

成人女性(20-65歳)93名について、「フィコシアニン」を含む被験食群と、プラセボ群(フィコシアニンを含まない食品を摂取する群)に分け、毎日、粒形体の食品を摂取してもらい、肌のバリア機能(保湿力)の指標である肌の水分蒸散量、VAS法による主観的評価、レプリカ法及びマイクロスコープ画像の医師評価によるシワの評価等を行いました。

  平均値±標準偏差 *P<0.05(摂取開始時の水分蒸散量が10 g/m2/hr以上20 g/m2/hr未満)
  出典:Y. Imai, et al. Jpn Pharmacol Ther 2019 47(11)1833-40

 


  臨床試験:肌のしっとり感、ハリ感、つや感:摂取開始時からのVAS(主観的評価)変化量、平均値±標準偏差 **P<0.01 *P<0.05
  出典:Y. Imai, et al. Jpn Pharmacol Ther 2019 47(11)1833-40

「フィコシアニン」の原料となるスピルリナは、約30億年前に誕生した食用藍藻で、50種以上の健康・栄養成分を含むスーパーフードの王様とも呼ばれています。DICグループは、その可能性にいち早く着目し、50年以上にわたって研究を続けてきました。以来、藻類研究のパイオニアとしてスピルリナ粉末を健康食品や、食用色素、食品素材や飼料分野へ展開してきました。

DICグループは、中期経営計画「DIC111」において、今後の新事業の柱の一つとしてヘルスケア分野の強化に注力しています。消費者の健康志向を背景に今後も当社が得意とする藻類培養技術を用いた“食の安全・安心”に注力した食品やサプリメントなどの製品開発を進めていきます。

以上

 

 

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