当社北陸工場所有用地における土壌調査結果について

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2021年12月3日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)北陸工場(石川県白山市湊町ソ64-2)は、現在空地となっております用地の活用を検討するため、法令に定められた方法で土壌汚染に関する自主調査を実施いたしました。
その結果、用地の土壌において、土壌汚染対策法の基準値を超えるフッ素およびその化合物と、ヒ素およびその化合物が、地下水において同じくフッ素およびその化合物が検出されましたので、去る11月25日に石川県に申請し報告書を提出いたしました。
当社では、今回の調査範囲で過去にヒ素を使用していた履歴はございませんが、フッ素系泡消火薬剤について同敷地内、泡消火薬剤検定所での使用履歴がございます。これらの物質は自然界にも存在いたしますが、現時点で汚染原因は特定されておりません。今後、土壌汚染対策法に従い、県のご指導のもと適切な対応を実施してまいります。
地域の皆様を始め、関係各位にご心配おかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
今般当社が実施いたしました上記土壌汚染に関する自主調査結果の概要は以下の通りです。

1.該当用地の地歴
 1)1961年: A鉄工会社が土地を取得
 2)1962年: T重工業が鋳物工場として1998年ごろまで操業(各種鋳鋼製品の製造工場として使用)
 3)1998年: DICが土地を取得
 4)2000年: DICは一部の土地を「泡消火薬剤の検定場および駐車場」として活用、他は未使用

2.土壌調査の実施
 自主調査を行った結果、いくつかの地点で土壌溶出基準を超えるフッ素およびその化合物と、ヒ素およびその化合物を検出。
 ・フッ素およびその化合物 検出量: 0.81~3.6mg/L (基準値0.8mg/L以下)
 ・ヒ素およびその化合物  検出量: 0.017~0.018mg/L(基準値0.01mg/L以下)

3.地下水調査の実施
 自主調査を行った結果、いくつかの地点で地下水基準を超えるフッ素およびその化合物を検出。地下水の流動方向は、海側方向と解析。
 ・フッ素およびその化合物 検出量: 1.1~1.8mg/L (基準値0.8mg/L以下)

 参考:
  平均的な海水中のフッ素濃度: 1.3mg/L
  平均的な海水中のヒ素濃度:  0.002mg/L

以上

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