2021年 年頭社長挨拶(要旨)
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DIC株式会社社長執行役員 猪野薫の年頭挨拶(要旨)を以下の通りお知らせします。
2020年は皆さんご承知の通り、新型コロナウイルス一色であっという間に過ぎ去った1年でした。各国各位のDICグループ社員の努力により、グループ内の罹患者を最小限に抑えて事業運営を行えたことに、先ずは感謝申し上げたいと思います。
新型コロナウイルスの影響に関わらず、中期経営計画DIC111において「マクロ環境の変化に強い企業体質」を構築する決意を込め、「Value Transformation」と「New Pillar Creation」という基本戦略を掲げました。昨年までのDIC111の2年間を終えた状況を鑑みると、この戦略に基づく諸施策の遂行と、実績化を急がなければならないことは自明であり、具現化に向けて最大限注力すべきであるとの思いを共有したいと思います。
昨年の米国大統領選以降、大きく言えば世界全体が「多国間主義と自由貿易への回帰」に再挑戦することが明らかであり、また新たな民主主義とまで言われる「ESG」についても、人類が、後戻り出来ない不退転の決意表明と認識する必要があると考えます。特に、世界が歩調を合わせる「環境社会」と「デジタル化経済」の到来は待ったなしであり、当社グループが活躍できる事業領域は、今後、ますます広がると思われます。これらのビジネス環境の変化を新たなチャンスと捉え、今一度、当社の社会的提供価値の向上と経済的価値向上の両立に真摯に向き合い、グローバルな事業展開につなげていきたいと思います。
「ウィズコロナ」の中で、経済成長とコロナウイルス感染拡大防止を両立させる各国の基本戦略に沿って、決してネガティブにならず、2021年に対してポジティブに臨んでいきたいと思います。全世界の従業員の皆さんにも、前向きな一歩を歩むよう、切にお願いする次第です。
以上
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