DIC ポリスチレンの生産能力を増強 拡大する食品容器市場への安定供給のため、年産208,000tへ

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2018年3月16日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)は、四日市工場(三重県四日市市)で製造するポリスチレン(PS)の生産能力を、設備強化や生産プロセスの最適化を行うことで年産171,000tから208,000tに増強しました。投資金額は非公開で、2017年11月より増産しています。

PSは透明性、発泡性、成形性が優れ、無臭であることなどから、コンビニエンスストアやスーパーなどで販売されている弁当・惣菜向けの食品容器に多用されています。昨今、単身世帯増などを背景に調理済みの食品を持ち帰って食す“中食”市場が拡大していますが、中でも少量パックの惣菜への人気が高まっており、食品容器の小型化が進むとともに複数購入する消費者が増加していることが容器の流通量増大につながっています。また、レンジアップ向けには耐熱プラスチック食品容器が多用されていますが、発泡PSは断熱効果を有することから他素材に比べて容器が熱くならないことが安全性につながると評価されています。これらを受け、食品容器向けPSは今後も堅調な需要が続くとみられ、2020年には2016年比約8%の市場成長が見込まれています。

当社は、透明性や耐衝撃性を有する汎用タイプの「ディックスチレン」や成形性を維持しつつ高強度を有する高機能タイプの「ハイブランチ」といったPS製品に加えて、透明性と耐熱性に優れたスチレン系樹脂「リューレックス」をラインナップしています。このたび、生産体制を強化することで、拡大する需要に安定供給を果たし、2023年にはPS事業の売上高を2017年比で10%増加させる所存です。

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