DIC カラーフィルタ用ブルー顔料の生産能力を増強 グリーン顔料同様にグローバルリーダーの地位を磐石化

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2017年6月28日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:中西義之)は、鹿島工場(茨城県神栖市)において、当社がグローバルトップシェアを有するカラーフィルタ(以下、CF)用ブルー顔料の生産設備増設を決定しました。生産能力は現在の1.5倍となる予定で、投資金額は非公開です。

CF用顔料は、テレビ、スマートフォンなどの液晶や有機ELディスプレイで使用されています。ディスプレイ市場は、新興国の経済成長による需要の増大とパネルの大型化による顔料使用量の増加で、2025年までは年率3.5%程度成長すると当社では見込んでいます。

当社のCF用ブルー顔料は、分子設計上、着色力が高くかつ粒形をコントロールするとともに、特殊な表面処理を施し、高い分散安定性を示すことで優れた輝度とコントラストのバランスを実現しています。2012年に現在の主流となっているAシリーズを市場に投入して以来、この光学特性が高く評価され、大きく需要が伸張しています。加えて、採用件数の増加や引き続く市場拡大も見据え、このたびの増設を決定しました。

当社グループでは、現在進行中の中期経営計画「DIC108」においてCF用顔料を含む機能性顔料を成長牽引事業の一つとして掲げ、これまで順調に実績を上げてきました。CF用ブルー顔料については、このたびの生産能力増強を生かし、売上高を2021年までに2016年比1.5倍とし、既にデファクトスタンダードとなっているグリーン顔料同様にグローバルリーダーの地位をさらに磐石化させていく所存です。

以上

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