DICグループ タイ子会社においてアクリル樹脂の生産能力を増強 アジアパシフィック地域の需要拡大を見据え安定供給を実現

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2015年9月2日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:中西義之)は、タイのグループ会社であるSiam Chemical Industry Co., Ltd.(以下、サイアムケミカル社)において、自動車や建築、プラスチック用塗料などの原料として使用されるアクリル樹脂の生産能力を年産4,000トン増強し、2015年8月より稼働を開始しました。

サイアムケミカル社は、当社グループのアジアパシフィック地域(日本・中国を除く:以下AP 地域)におけるポリマ事業の主要子会社であり、アクリル樹脂やアミノ樹脂、ウレタン樹脂などさまざまなポリマ製品を製造し、タイ国内および周辺国で販売を行っています。中でも、塗料用アクリル樹脂は、同地域の自動車生産台数の増加に合わせ需要が拡大しており、タイトな状況にありました。
タイには世界の大手自動車メーカーが多数進出しており、コスト競争力や自由貿易協定を活かして輸出を拡大させています。今後も中国など新興国向けの輸出を中心に自動車生産台数は伸長すると見られており、それに合わせアクリル樹脂の需要増加が期待できるため、このたび設備増強を行いました。

当社グループでは、引き続き需要の拡大が期待できるAP地域を注力地域のひとつと捉えており、今回の増設に加え、今年1月にも同地域を対象としたポリマ技術センターをサイアムケミカル社の敷地内に開設しています。また、同じくポリマ事業子会社であるP.T. Pardic Jaya Chemicals(インドネシア)、DIC Epoxy Malaysia Sdn. Bhd.(マレーシア)との協業関係を更に強化することにより、インドなどの周辺国を含めたAP地域全体の需要拡大に対応していく考えです。

当社グループは、現中期経営計画DIC105のポリマ事業戦略であるグローバルでの生産最適化を推し進め、現在約10%であるポリマ事業におけるAP地域の売上比率を2020年には20%に高めていく所存です。

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