有機系抗菌剤・抗ウイルス剤

WILMISH® (ウィルミッシュ)

ファンクショナルプロダクツ

有機系抗菌剤・抗ウイルス剤 有機系抗菌剤・抗ウイルス剤

有機系抗菌剤・抗ウイルス剤とは

当社が開発した「WILMISH® P-Clear シリーズ(WILMISH P-Clear-001, WILMISH P-Clear-002)」は、溶剤系の有機系抗菌剤・抗ウイルス剤で、「透明性」「相溶性(分散剤・分散工程不要)」に優れた製品です。

※抗菌とは… 菌を長時間増やさない様にすることを抗菌と言います。菌を一時的に死滅・除去する殺菌・除菌とは区別されます。
※抗ウイルスとは… 製品上の特定ウイルスの数を減少させることを言います。

DICの強み

ご使用素材に混ぜるだけで簡単に、外観に影響を及ぼすことなく抗菌・抗ウイルス性能を付与できます。
無機系抗ウイルス剤で課題となる白濁(変色)の心配がなく、製品本来のクリアな外観や鮮やかな発色を維持しながら、高い抗菌・抗ウイルス性を付与できます。

樹脂製品の塗膜の透明性を比較するため、本開発品および無機系製品をバインダー樹脂(ウレタン樹脂製品)に配合する試験を実施しました。
無機系製品を5%配合した場合(②)は白濁し下地のイラストが見えにくくなりますが、本開発品を2倍量の10%配合した場合(①)は、透明性が高く下地のロゴもクリアに見えます。

試験条件:

①バインダー樹脂(当社ウレタン樹脂)に本開発品を10%配合し、透明ガラス板に乾燥膜厚60μmで塗工
②バインダー樹脂(当社ウレタン樹脂)に無機系製品を5%配合し、透明ガラス板に乾燥膜厚60μmで塗工

無機粒子を使用しない『液状設計』のため、樹脂や溶剤に簡単に相溶するため、分散工程が不要です。
貴社の製造工程を短縮し、コストダウンが実現出来ます。沈降などの課題を抱えることなく、簡単にお使いいただけます。

SIAAの安全基準(急性経口毒性、皮膚一時刺激性、変異原性、皮膚感作性)を一定濃度でクリアした抗菌・抗ウイルス材料です。

主な用途

外観特性が重要な自動車、電子機器、塗料やインキ、建材、内装材など幅広い製品に対応可能です。

インキのイメージ画像

適用分野 例1  塗料・インキ

塗料・インキの色彩に与える影響が少なく意匠性を損ねないため、濃色・淡色・透明製品のいずれにもご使用いただけます。

包装材料のイメージ画像

適用分野 例2  フィルム・包装材料

透明フィルムや包装材の透明性を損なうことなく、抗菌・抗ウイルス性を付与可能です。

製品ラインナップ

WILMISH® P-Clear-001     ニュースリリースはこちらをご覧ください >
WILMISH® P-Clear-002  NEW 

 



有機系(P-Clearシリーズ) 無機系
性状 液体粉末
添加方法 撹拌のみ 分散剤・分散工程が必要
製品外観への影響 透明性が高く影響なし白濁(変色)

当社は、2021年4月より高い抗菌・抗ウイルス性を発揮する金属化合物と特殊な光触媒から構成されるハイブリッド型の製品として、無機系抗菌剤・抗ウイルス剤「WILMISH® HPSシリーズ」を販売しています。同製品は、高い耐熱性や耐久性、安全性といった特性に加え、金属と光触媒の作用により、ウイルスや菌などを分解・抑制することで、防臭や防汚(セルフクリーニング)などの効果が期待できます。
当社は、無機系・有機系とそれぞれ異なる特性を持つ抗菌剤・抗ウイルス剤の製品ラインアップを拡充しています。今後、お客様の多様で幅広いニーズに対応した製品を提供していきます。

この製品に関するお問い合わせ

  • 電話でのお問い合わせ

    • 機能性添加剤営業グループ
    • 03-6733-6164