ウレタン・ゴム用可塑剤

PB-3A、W-260、W-262、W-320

ファンクショナルプロダクツ

エレクトロニクス

自動車

パッケージ

ヘルスケア

色彩

ディスプレイ

住設・インフラ

機能素材

モノサイザー PB-3AはTPUなどのポリウレタン用可塑剤として相溶性に優れており、キャスト成型の2液ウレタンロールでも使用されています。
モノサイザー W-260、W-262、W-320は極性ゴム(NBR、アクリルゴム、ヒドリンゴム等)と相溶し、耐熱性、耐寒性、耐油性のバランスに優れる可塑剤です。

特徴

ポリウレタン(TPU)の可塑化に効果

モノサイザー PB-3A、PB-10は安息香酸エステル系可塑剤であり、極性が高く、TPU(ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステル系ポリウレタン)いずれにも優れた相溶性を示します。

  • PB-3Aはポリウレタンの可塑化に効果

  • 伸び、抗張力、硬度を改善

溶融流動性(キャピログラフ)

極性ゴム(NBR、アクリルゴム等)の可塑化、耐熱性、耐寒性改善に効果

モノサイザー W-260は低粘度のエーテルエステル系可塑剤、W-262はポリエーテルエステル系可塑剤、ポリサイザーW-320は低粘度のポリエステル系可塑剤であり、いずれも作業性、耐寒性、可塑化効率に優れ、フタル酸エステルDEHP(DOP)に比べ優れた性能を有します。

  • 自動車分野を含むゴム関連の耐熱性、耐寒性の改善要求に貢献

主な用途

  • ウレタンゴム、プラスチック製スノーチェーン、ロール

  • 自動車エンジンホース、ガスケット、印刷用ブランケット

物性一覧

下表は、 当社製品W-260、W-262、W-320を極性ゴムであるNBR(中高ニトリル)に添加した物性表です。
W-260、W-262、W-320はフタル酸エステルであるDEHP(DOP)と比べ、低温柔軟性、非揮発性に優れております。

  W-260 W-262 W-320 DEHP
エーテルエステル ポリエステル
可塑剤物性 分子量
粘度 25℃(mPa・s)
434
20
556
30
1000
300
390
60
低温柔軟性 低温ねじり T10 (℃)
T100 (℃)
-40
-46
-36
-42
-30
-36
-31
-38
常態引張  23℃, 3号ダンベル, 2mm厚 100%引張応力(MPa)
引張強さ (MPa)
伸び (%)
3.2
16.6
294
3.8
17.8
303
3.6
16.1
285
3.9
17.5
300
非揮発性 120℃×168hrs 重量変化率 (%) -3.5 -2.1 -2.5 -8.6
耐ゴム膨潤油No.1 100℃×70hrs浸漬後 重量変化率 (%) -8.5 -8.0 -4.2 -8.2
耐ゴム膨潤油No.3 100℃×70hrs浸漬後 重量変化率 (%) +4.6 +4.5 +6.7 +4.8
耐イソオクタン 23℃×70hrs浸漬後 重量変化率 (%) -1.6 -0.7 +0.1 -0.5
耐灯油 23℃×70hrs浸漬後 重量変化率 (%) +0.6 +1.8 +3.1 +2.9
非ブリード性  室温放置 31日後

この製品に関するお問い合わせ

  • 電話でのお問い合わせ

    • 機能性添加剤営業グループ
      改質剤担当
    • 03-6733-6166