DICグラフィックス DICカラーガイドに由来する色の認定マーク「DICカラーマーク」を制定 DICの色彩をより身近に使えるツールとして期待

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2015年12月22日

DIC株式会社(社長執行役員:中西義之)の子会社であるDICグラフィックス株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:蓮見俊夫)は、DICカラーガイドの色や色名、色の由来などの情報を引用して作製した印刷物であることを公認する「DICカラーマーク」を制定しました。5月より本格的に運用を始めており、採用が広がっています。

DICカラーガイドは、当社グループが1968年に発行した色見本帳(再現色数:2,230色)で、印刷物やパッケージ以外にも、グラフィック、ファッション、インテリア、プロダクトデザインなど幅広い分野で利用されており、国内において色見本のスタンダードとなっています。

昨今、“色”をキーワードとした美術展・展示会の開催や、観光地などを中心に、パンフレットやウェブサイトを通じて、「空、山などの自然」や「特産品」といった地域の特徴、特産などを“色”と関連付けることでPRするケースが増えてきています。一方で、色に関して、“色目”や“色名とその由来”などの情報を包括的に扱う資料は少ないため、DICグラフィックスが発行する色見本帳「DICカラーガイド」がお役に立つケースも増えています。特に、日本、フランス、中国の文化に根付いた色彩を表現した「伝統色シリーズ」は、色見本としての役割を超え、色ごとに記載している“色名”や“色の由来”を利用したいとの要望が多く寄せられています。

これまで、これらの情報をお客様が使用する場合には、DICグラフィックス承認の上、注記を入れることで対応していました。今般、制定しました「DICカラーマーク」は、使用ページや冊子の背面などに同マークを配置することで、“DICカラーガイドの情報を引用して作製されたもの”であることをDICグラフィックスとして公認したことを意味します。

DICカラーマークは、当社グループの有する色彩資産をもっと手軽に利用したいというお客様の要望にお応えするためのツールの一つです。承認作業は必要となりますが、同マークの使用で、色名や色の由来などの情報を利用できるばかりでなく、DICカラーガイドが有するブランド力を発行物などに付与することもできます。

当社グループでは、DICカラーガイド、DICデジタルカラーガイド、そして更にそれを発展させたクラウドシステム「DIC COLORCLOUD」などの色彩情報を市場に提供してきました。引き続き、化学で彩りと快適を提案する会社の一員として、色彩文化の発展に貢献していく所存です。

平成26年度 復興庁「新しい東北」先導モデル事業のひとつである「いわてのいいイロ発信プロジェクト」が作成した冊子。次の世代へ伝えたい、残したい“いわての色”を公募・選定し、色とネーミングと物語を記載すると共に、例えば南部鉄器を「南部 くろがね DIC-N958」、龍泉洞を「龍泉洞 ドラゴンブルーDIC-577」などのように、象徴的な色を「DICカラーガイド」から絞込み、“いわてのいいイロ”として定義しています。

海外の方に日本と歴史ある温泉地平湯の良さを知っていただくために、「日本の伝統色」をメインに平湯温泉の色を作り出しています。平湯の色としてのロゴカラーには、登山者が山頂から見上げる広く深い蒼穹をイメージした「DIC-N888 紺碧」が使用されています。他にもコラボレーション企画のロゴカラーとして、「DIC-N877 空色」や『DIC-N849 山葵(わさび)色』が採用されています。

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