DIC化工のSMCおよび成形加工事業の譲渡契約を締結

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2020年8月6日

DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)の100%子会社であるDIC化工株式会社(所在:千葉県富里市、代表取締役社長:笠井 宣寿、以下「DIC化工」)は、SMC(Sheet Molding Compound)ならびにSMCを用いた成形加工品の製造および販売に関する事業を、新設するDIC化工100%出資の子会社に承継させ、該社の全株式を三井化学グループのジャパンコンポジット株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長:加茂 秀之)に譲渡することで合意し、2020年8月3日に譲渡契約を締結しました。譲渡日は2020年12月1日を予定しています。

DIC化工は長きにわたり、SMC など不飽和ポリエステル樹脂を原料とした成形材料および、成形加工品の製造および販売を行ってきました。SMCは、樹脂・強化繊維・充填材等を組み合わせたシート状の複合材料で、強度が高く、耐熱水・耐薬品や電気特性に優れることから浴室(浴槽・床・壁)・浄化槽・自動車・電気部品など様々な用途で使用されています。DIC化工は、材料配合設計や金型・成形品設計、コンパウンド、成形品の加工および評価などの独自技術を生かし、高い機能性や意匠性などで高い評価を得ています。

このたびの事業譲渡は、不飽和ポリエステル樹脂の製造および販売に関する事業に経営資源を集中することを目指すDICグループと、成形材料事業の強化とサプライチェーン再構築を目指す三井化学グループの経営戦略が合致したことにより合意に至ったものです。

以上

■ジャパンコンポジット株式会社について
三井化学グループの不飽和ポリエステル樹脂ならびに成形材料(SMC、BMC、TMC)メーカー。2003年設立。三井化学株式会社65%、株式会社日本触媒35%出資。主な製造拠点は静岡県静岡市清水区。

■DIC化工株式会社について
DIC株式会社100%出資のSMCならびに成形加工品メーカー。1971年設立。主な製造拠点は千葉県富里市。

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