RePOS®(リポス)
「捨てる」を「価値」に。
ポリスチレンのリサイクル。
RePOS®(リポス)とは?
使用済みのポリスチレン製品を再び多様な用途に活用可能にする、完全循環型のリサイクルモデルです。
こんな課題ありませんか?
- 従来のリサイクル
では再生時に
黒色となり
リサイクル用途が
限定される - 焼却処理に
依存しており、
回収後の有効な
再利用先が乏しい - 「本当に安全に
循環できるの?」
と聞かれても、
示せるデータや
実績が無い

DICのポリスチレン完全循環型モデル【RePOS®】
プラスチックリサイクルの課題は着⾊済みの廃棄プラスチックをいかに再⽣してリサイクルのフローに乗せるかでした。
DICは生活者にとって最も身近である、プラスチック製食品トレーの原料であるポリスチレン(PS)のリサイクル技術において、”世界初”の溶解分離リサイクル技術とケミカルリサイクルの両技術を用いたポリスチレン完全循環型モデルを実現します。
私たちはこのポリスチレン完全循環モデルで生まれる製品を【RePOS®】と名付けました。

溶解分離リサイクル(Dic法:Deinking chemical process)
一般家庭から排出される使用済みの白色発泡トレーは、再び食品トレーにリサイクルされていますが、色柄付き発泡トレーはリサイクル過程で再生ペレットが黒色になってしまうため、再利用の使途がハンガー等の別の日用雑貨品などに限られるという課題がありました。これらの課題解決に向け、印刷インキ事業で培った技術や樹脂設計の知見を活用し、黒色の再生ペレットから着色成分を除去し、ポリスチレン生産プラントに投入する新たな溶解分離リサイクル技術「Dic法:Deinking chemical process」を実現します。
Dic法により、色柄付き発泡トレーも従来の白色のトレーと同様のリサイクルが可能となります。
使用済みポリスチレン製品を再びポリスチレン製品として利用【RePOS®】の概要
音声あり(01:36)
プラスチックのリサイクルの現状
日本におけるプラスチックのリサイクルはサーマルリサイクルが主流です。
世界が目指す高度な循環型社会を実現するには、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの普及が不可欠といわれています。

そのうえで、DICのRePOS®が取り組むこと
三重県四日市市と包括連携協定を締結
当社は、三重県四日市市と「脱炭素社会の実現及び継続的な産業振興の両立に関する包括連携協定」を締結しました。本協定は、脱炭素社会の実現、資源循環、環境教育、産業振興、地域経済に関して、相互の情報・意見交換に努めるとともに、共同で実施することが有効な事項について連携して取り組むことを定めたものです。2023年の取り組みとして、四日市市市役所にポリスチレンの食品容器などの回収箱を設置し、回収物の種類、量、品質の調査などの共同実証試験を行いました。
その後、四日市工場の環境学習教室へ回収ボックスを移し、環境に関する学習の機会を設ける、また、近隣の企業と共に、子ども向けのセミナーを行うなど積極的にリサイクルの輪を広める活動を行っています。

四日市工場に設置した食品トレーなどの回収ボックス
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