品質 ~品質の向上と顧客満足の追求

主な取り組みの目標と実績

取り組みの視点
・課題など
2016年度 目標 2016年度 実績 評 価 2017年度 目標
品質の確保 品質は経営の基盤を支えるとの考えの定着・浸透の推進 「品質に関する方針」の実現を目標に、全社員を対象とした品質教育を実施した ★★★ 「品質と顧客満足の追求」を担える人材育成の推進
本社品質保証部と製品本部、品質保証部を両輪とした“品質確保”の推進 品質保証部門のあるべき姿について、定期的に討議を行うとともに、協同でDIC国内グループの監査を行い、品質保証体制の整備を進めた ★★★ 製品企画段階から品質保証部門の積極的参画による、顧客・市場の要求に合った製品・サービス提供の推進
  • 「評価」は、進捗度に関する自己評価によるものです。[ 評価マークについて ] ★★★…非常に良好 ★★…順調 ★…要努力

基本的な考え方

DICグループは「品質の向上」を「安全・環境・健康に関する方針」とともに経営の基盤を支える重要テーマと位置づけ、品質に関する方針を従業員一人ひとりが共有し、品質の向上と顧客満足を追求しています。

品質に関する方針   常に信頼される製品を提供して顧客と社会の繁栄に貢献する。(2015年5月改定)

推進体制

推進体制

DICは、高い機動力と総合力を発揮するため、製品本部を縦軸に、技術・生産統括本部を横軸においた「マトリックス型組織」としています。製品本部にISO9001に準拠した品質マネジメントシステム(QMS)を導入し、各事業所(工場)で認証を受けたISO9001とともに2つのマネジメントシステムを運用することで品質の向上に努めています。
品質保証体制では、2015年度より組織改革を行い、経営トップと現場の意思疎通をより密にすることで品質に関わる課題を適切かつスピーディーに対処できる体制にしました。社内品質監査や品質関連教育の充実により、品質向上に取り組む企業風土の醸成に努めています。
本社品質保証部は「DICグループ全体の品質保証機能の管理」、製品本部品質保証部は「製品に直結した品質保証」と各々の機能を分けることで、迅速かつ的確な管理が行える体制を構築するとともに、お互いに密接に連携しながら、製品の品質確保を推進しています。
本社品質保証部では、定期的に国内DICグループの品質監査を行い、品質保証機能が適切に機能しているか確認するとともに、顧客満足に向けた品質確保のレベルアップを図っています。
また、海外DICグループにおいても、今後も品質向上の取り組みを推進していきます。

1. 顧客満足への取り組み

お客様に安心してお使いいただける高品質な製品を提供するために、DICでは、プロダクトスチュワードシップに配慮し、製品企画から、設計開発、原材料調達、製造、販売に至るすべてのプロセスにおいて、さらなる品質向上を目指した取り組みを行っています。特に設計審査の段階で厳密なリスク評価を行い、安全性を確認しています。
さらに製品販売後は、お客様や市場の評価を収集して、それを開発部門にフィードバックし、さらなる品質向上に反映させています。
今後は、基幹システムの再編成により、製品開発領域等の管理強化(原材料情報等への対応)にも技術部門などの他部門と連携して取り組みを進めます。

推進体制

2. 品質教育への新たな取り組み

品質研修の様子
品質研修の様子

DICは、「安全で安心、満足いただける製品」を提供するためには、製品に関わるすべての部門の社員一人ひとりが、常に品質について高い意識を持ち、さらなる品質の向上並びに高品質の維持に取り組む企業風土の醸成が必要であると考えています。この考えのもと、昇格時研修などを通じて全社員を対象とした品質教育を実施しています。
2016年度は、品質保証に関わる人材育成を目的に、上記以外に外部研修機関を用いた教育を充実させ、45人が受講しました。今後もこうした施策を推進しながら、“品質は経営の基盤を支える”との考えの定着・浸透に注力していきます。

3. 品質に関するグローバルな取り組み

生産部門を有する海外DICグループ(Sun Chemicalグループを除く)は、ほぼすべての事業所でISO9001を認証取得するとともに、これに基づく品質保証体制を構築しています。今後は、品質監査により、さらなる品質保証体制の強化を推進します。

4. トラブルの再発防止に向けて

「品質ニュース」No.75「気づき」(2016年 4月発行)
「品質ニュース」No.75「気づき」(2016年4月発行)

DICグループでは発生したトラブル(苦情・クレーム)を集計・解析し、情報の水平展開を図りながら再発防止に役立てています。
トラブルの要因解析にあたっては、論理的に発生原因の追求を進める「なぜなぜ分析」を活用しています。北陸工場では、製造時不合格の撲滅に活用し2010 年と比べ80%に激減させました。「なぜなぜ分析」による解析は、品質トラブルだけでなく事故災害などの原因追求にも応用し、各種トラブルの再発防止に向けて着実に成果をあげています。
また、品質管理や仕事の質向上に有益な情報を「品質ニュース」として発行し、定期的にポータルサイトや関係者に直接発信して情報共有を図るとともに、意識の啓発に用いる従業員教育にも活用しています。

  • トラブル発生件数の推移 トラブル発生件数の推移

  • トラブル発生件数の推移 トラブル発生件数の推移

VOICE

製品の価値をあげる取り組み

液晶材料はテレビやタブレット端末などの性能・品質を左右する重要な材料です。安定した品質はもちろんのこと、お客様にとっての「使いやすさ」「歩留まりの良さ」など数値に表れない満足度をあげるにはどうしたら良いのかを常に考え活動しています。
開発段階から製品設計に関わり、サプライチェーンの品質管理、検査精度の向上、製造工程の確認など、広い守備範囲の中であらゆる部署と関わりベクトルを合わせて活動しています。

埼玉工場 液晶材料製品本部 液晶材料品質保証部 部長 小谷邦彦

埼玉工場 液晶材料製品本部
液晶材料品質保証部 部長
小谷邦彦

VOICE

安全で安心、満足いただける製品・サービスをお客様に提供するために

DICグループでは2015年度品質保証体制のさらなる強化を目的として、本社に品質保証部を新設しました。製品本部の品質保証部と連携し、品質に関する方針の共有と施策推進の徹底を図っています。製品本部は、製品の企画・開発・原料調達~生産~廃棄・再資源化に至るライフサイクル全体の品質向上のために、各々が所管する国内外の事業所および調達取引先を指導・監査し、品質の向上に努めています。また、本社品質保証部では「品質向上に資する人づくり」を推進するために、品質マネジメントへの意識向上や、品質管理手法などのスキル向上を目指し、教育プログラムを企画・推進しています。

品質保証部 部長 向後 勇一

品質保証部 部長
向後 勇一

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