品質 ~品質の向上と顧客満足の追求

主な取り組みの目標と実績

取り組みの視点
・課題など
2017年度 目標 2017年度 実績 評 価 2018年度 目標
品質の確保 「品質と顧客満足の追求」を担える人材育成の推進 実務担当者交流会を設置。情報共有・意見交換を通じた各部署並びに各個人の活性化を開始 ★★ 職場風土改革、社員のモラル向上も含めた品質保証体制強化による品質問題の未然防止の推進
製品企画段階から品質保証部門の積極的参画による、顧客・市場の要求に合った製品・サービス提供の推進 設計審査において、開発初期から品質保証グループが参画するシステムを構築 ★★ 社会的責任を果たす品質の確保に向けて、安全・法令遵守・地球環境保全に関連する原料情報を収集・精査し、適切な製品情報の提供
  • 「評価」は、進捗度に関する自己評価によるものです。[ 評価マークについて ] ★★★…非常に良好 ★★…順調 ★…要努力

基本的な考え方

DICグループは「品質の向上」を「安全・環境・健康に関する方針」とともに経営の基盤を支える重要テーマと位置づけ、品質に関する方針を従業員一人ひとりが共有し、品質の向上と顧客満足を追求しています。

品質に関する方針   常に信頼される製品を提供して顧客と社会の繁栄に貢献する。(2015年5月改定)

推進体制

推進体制

DICは、高い機動力と総合力を発揮するため、製品本部を縦軸に、技術・生産統括本部を横軸に置いた「マトリックス型組織」としています。
2015年、品質保証体制について組織改革を行い、経営トップと現場の意思疎通をより密にすることで品質に関わる課題に適切かつスピーディーに対処できる体制にしました。社内品質監査や品質関連教育の充実により、品質向上に取り組む企業風土の醸成に努めています。
本社品質保証部は「DICグループ全体の品質保証機能の管理」、製品本部品質保証グループは「製品に直結した品質保証」と各々の機能を分けることで、迅速かつ的確な管理が行える体制を構築するとともに、お互いに密接に連携しながら、製品の品質確保を推進しています。
本社品質保証部では、定期的に国内DICグループの品質監査を行い、品質保証機能が適切に機能しているか確認するとともに、顧客満足に向けた品質確保のレベルアップを図っています。
また、海外DICグループにおいても、本社品質保証部と製品本部品質保証グループが協働し品質向上の取り組みを推進しています。

1. 顧客満足への取り組み

お客様に安心してお使いいただける高品質な製品を提供するために、DICでは、プロダクトスチュワードシップに配慮し、製品企画から、設計開発、原材料調達、製造、販売に至るすべてのプロセスにおいて、さらなる品質向上を目指した取り組みを行っています。
特にデザインレビューでは、開発初期から製品本部品質保証グループが参画し、顧客および市場の要請に合った製品・サービスの提供に向け、各段階で厳密な評価を行っています。
製品販売後は、お客様や市場の評価を収集して、それを開発部門にフィードバックし、さらなる品質向上に反映させています。
さらに、本社品質保証部では適切な製品情報の提供のため、技術部門・購買部門などの他部門と連携し、安全・法令遵守・地球環境保全に関連する原料情報を収集・精査を行っています。

推進体制

2. 品質教育への取り組み

品質研修の様子
品質研修の様子

DICは、「安全で安心、満足いただける製品」を提供するためには、製品に関わるすべての部門の社員一人ひとりが、常に品質について高い意識を持ち、さらなる品質の向上並びに高品質の維持に取り組む企業風土の醸成が必要であると考えています。この考えのもと、入社時や昇格時の研修などを通じて全社員を対象とした品質教育を実施しています。
2016年より、品質保証に関わる人材育成を目的に、外部研修機関を用いた教育を充実させ、毎年約40名が受講しています。
また、2017年より品質保証実務担当者をメンバーとする実務担当者交流会を設置、情報共有・意見交換を通じた各部署並びに各個人の活性化を開始しました。
今後もこうした施策を推進しながら、“品質は経営の基盤を支える”との考えの定着・浸透に注力していきます。

3. 品質に関するグローバルな取り組み

ISO9001 認証取得率
ISO9001 認証取得率

生産部門を有する国内・海外DICグループ(中国地区、アジアパシフィック地区)は、ISO9001認証取得を進めており、これに基づく品質保証体制を構築しています。
今後は、製品本部とともに各関係会社に適したさらなる品質保証体制の強化を推進します。

4. トラブルの再発防止に向けて

「品質ニュース」No.92「仕組みを変える」(2017年9月発行)
「品質ニュース」No.92「仕組みを変える」(2017年9月発行)

DICグループでは発生したトラブル(苦情・クレーム)の集計・解析とともに情報の効率的な水平展開が行えるシステム構築を進めています。本システム稼働後は、類似トラブルの再発防止への活用を行います。
トラブルの要因分析にあたっては、論理的に発生原因の追求を進める「なぜなぜ分析」を活用しています。北陸工場では、製造時不合格の撲滅に活用し2016年には2010年と比べて80%に激減させました。「なぜなぜ分析」による要因分析は、品質トラブルだけでなく事故災害などの原因追求にも応用し、各種トラブルの再発防止に向けて着実に成果をあげています。
また、実務担当者交流会を通じて、実務担当者視点からの品質向上に向けたボトムアップの取り組みも進めています。
さらに、品質管理や仕事の質向上に有益な情報を「品質ニュース」として発行し、定期的にポータルサイトや関係者に直接発信して情報共有を図るとともに、意識の啓発に用いる従業員教育にも活用しています。

  • なぜなぜ分析 なぜなぜ分析

  • トラブル発生件数の推移 トラブル発生件数の推移

  • トラブル発生件数の推移 トラブル発生件数の推移

VOICE

DIC.PPS の自動車産業認証(IATF16949)取得に向けて

ソリッドコンパウンド製品本部の主力製品PPSコンパウンドは、ポリマの耐熱性の高さと顧客ニーズに対応するコンパウンド技術力により、その7割が自動車部品に採用されています。自動車では、部品や材料の品質が安全に対して重大な影響を及ぼす可能性があることから、欠陥の予防と品質バラツキの最小化を実現するために、自動車産業特有の品質マネジメントシステム(IATF16949)の認証制度があります。
欧米の主要自動車メーカーは、部品や材料のサプライヤーに対して、IATF16949認証取得を取引条件として要求するところが増えていることから、私たちはまず2020年初めを目処に、小牧、ウィーン、さらにペナン、張家港を加えて、グローバル4拠点すべてでの認証登録を目指し、システムの構築に取り組んでいます。

小牧工場 ソリッドコンパウンド製品本部 ソリッドコンパウンド品質保証グループ GM 広沢 拓身

小牧工場 ソリッドコンパウンド製品本部
ソリッドコンパウンド品質保証グループ GM
広沢 拓身

VOICE

製品の価値をあげる取り組み

液晶材料はテレビやタブレット端末などの性能・品質を左右する重要な材料です。安定した品質はもちろんのこと、お客様にとっての「使いやすさ」「歩留まりの良さ」など数値に表れない満足度をあげるにはどうしたら良いのかを常に考え活動しています。
開発段階から製品設計に関わり、サプライチェーンの品質管理、検査精度の向上、製造工程の確認など、広い守備範囲の中であらゆる部署と関わりベクトルを合わせて活動しています。

埼玉工場 液晶材料製品本部 液晶材料品質保証部 部長 小谷邦彦

埼玉工場 液晶材料製品本部
液晶材料品質保証部 部長
小谷邦彦

VOICE

安全で安心、満足いただける製品・サービスをお客様に提供するために

DICグループでは2015年度品質保証体制のさらなる強化を目的として、本社に品質保証部を新設しました。製品本部の品質保証部と連携し、品質に関する方針の共有と施策推進の徹底を図っています。製品本部は、製品の企画・開発・原料調達~生産~廃棄・再資源化に至るライフサイクル全体の品質向上のために、各々が所管する国内外の事業所および調達取引先を指導・監査し、品質の向上に努めています。また、本社品質保証部では「品質向上に資する人づくり」を推進するために、品質マネジメントへの意識向上や、品質管理手法などのスキル向上を目指し、教育プログラムを企画・推進しています。

品質保証部 部長 向後 勇一

品質保証部 部長
向後 勇一

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