社会との共生・社会貢献(2015年以前の取り組み)

「カラーユニバーサルデザイン」による彩りと快適の提案

カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット ガイドブック

カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット

国際色彩学会中間大会
国際色彩学会中間大会

DICグループでは、化学で彩りと快適を提案するという経営ビジョンのもと、カラーユニバーサルデザイン(CUD)の研究、開発、普及に鋭意取り組んでいます。2013年、東京大学監修のもと、一般社団法人日本塗料工業会、石川県工業試験場、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構との共同研究により、推奨配色セットの色彩色などの使用例などをまとめた『カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット ガイドブック』を発行しました。本配色セットの制作においては、様々な色覚特性を持つ方々による検証と調整を重ね、どのような色覚の方にも比較的見分けやすい色の組み合わせを、塗装や印刷、デジタル機器の画面で表現できる範囲の色の中から選定しています。
2015年5月に国際色彩学会中間大会(AIC2015 TOKYO)が開催され、本大会でDICグループは、千葉大学・DIC総合研究所・DICカラーデザインで行った印刷インキのカラーユニバーサルデザインに関する共同研究と、カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットが発表されました。
千葉大学との研究では、食品や医薬品等の包装印刷で注意事項等の表記に使われることが多い「赤」をテーマに取り上げ、基本インキの組み合わせを変えた特色赤色インキを対象に、「赤らしさ」および「黒背景との見分けやすさ」に関する評価実験を、異なる照明条件のもとで色覚特性別に検証について発表し、本研究は印刷インキを製造する企業ならではのアプローチとして、色彩の専門家から高く評価を受けました。また、カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットは初の学会発表となりましたが、色調整の過程等が使用例とともに紹介され、「実用的な色票をもつ配色の提案は海外では見られない」等のお声を頂戴しました。
DICグループでは、今後も社会に貢献する研究活動を続け、彩りある暮らしをサポートしていきます。

COMMENT

誰にでも使えるカラーUDを目指しました

「カラーユニバーサルデザインに配慮したデザインを作りたい。だが、どのような色なら見分けやすくできるのか分からない。目安にできるものはないか?」という要望に応えるために開発したのが推奨配色セットです。日常生活でよく使われる色について、それぞれの色名で表現される色調の範囲の中から、互いにもっとも見分けやすくなるものを選びました。この配色セットの色は、出版物や情報案内のサインの塗り分けなど様々な場所で使われており、デザインの参考になると好評をいただいています。この配色セットがどういうシーンで有効なのか、適切に使用するにはどういう注意が必要なのかを分かりやすくまとめたのが、今回新たに作成したガイドブックです。今後も、実際の使用例からのフィードバックや塗料技術や印刷技術の進歩に対応して、より工夫を加えた配色セットの改良を続けていきます。

東京大学分子細胞生物学研究所 准教授 伊藤 啓 様

東京大学分子細胞生物学研究所 准教授
伊藤 啓 様

リサイクルを通じた事業活動

キャップ再生製品
キャップ再生製品

DICグループのDICプラスチック(株)は、「暮らしを守る」というコンセプトで各種プラスチック製品を製造販売し、環境に配慮した事業 活動、特にマテリアルリサイクル※1活動に取り組んでいます。オリジナル製品を展開していく中で、原料のリサイクル過程における材質や色の選別システムを確立することにより、再生材利用による再製品化の範囲を広げ、再生材のさらなる活用拡大と付加価値向上に寄与しています。
また、さらに再資源事業者から再生原料を購入し、DICプラスチック(株)の主力製品である様々なヘルメット・各種プラスチック製品へ再製品化し、リサイクル推進に取り組んでいます。
なお、DICプラスチック(株)では新型ヘルメットとして防災用「IZANO」(イザノ)を展開していますが、ヘルメットとしての安全性能の確保と、折りたたみ方法の工夫(容積を約60%に削減)、またカラーバリエーションも評価され、「2014年度グッドデザイン賞※2 」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しています。

  • ※1マテリアルリサイクル:製品の形を変え、他の製品にすること。
  • ※2グッドデザイン賞:公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞。

理科実験授業

東京藝術大学での理科実験授業の様子
東京藝術大学での理科実験授業の様子

「教育応援グランプリ2015」表彰状
「教育応援グランプリ2015」表彰状

DICとDICグラフィックス(株)は、国が力を入れている「キャリア教育」の一環として、また、社会問題化している子どもの理科離れの対策として、「理科の勉強は社会生活に密着している」ということを児童に実感させることを目的とした理科実験授業を公立小学校に提供しています。「顔料合成実験」と「平版印刷実験」を通し、「理科は楽しい」、「理科の勉強は身近な社会生活に役に立っている」ということを子どもたちに実感させることを主眼としています。
このたび、当活動がリバネスが主催する「教育応援グランプリ2015」(旧名:教育CSR 大賞)にノミネートされ、「小学生部門銀賞」を受賞いたしました。
また、2015 年度は東京藝術大学、愛知県立芸術大学からの要請を受け、同大学の大学生および大学院生向けに授業を提供いたしました。

COMMENT

教育界と企業の協力は人材の育成、技術の発展には欠かせません

DICが「顔料」の合成実験を含む「理科実験授業」を小学校に提供していることを知り、授業内容を大人向け、藝大生向けに改変したものを、東京藝術大学と、愛知県立芸術大学の大学生および大学院生向けに授業を提供していただくよう要請をいたしました。素材を理解することは学生の今後の可能性につながりますので、授業内容は現代の絵の具の原料である「顔料」の多くが化学の力でつくられていることを学生に理解させることを目的としたものにいたしました。学生にとって、企業の方自らが教壇に立ってくださる授業提供は、通常の授業とは違った角度からの様々な情報を得られる貴重な場となります。大学と企業の協力は人材の育成、技術の発展には欠かせないものであると考えています。

東京藝術大学 准教授 秋本 貴透 様

東京藝術大学
准教授
秋本 貴透 様

COMMENT

子どもたちに社会生活に密着した授業を提供していただいています

DICとDICグラフィックス(株)による理科実験授業を2011年から継続して当校に提供していただいています。企業に授業を提供していただく場合は、① 安全であること、② 履修単元に沿っていること、③ 学校側の準備の負担が多くないこと、を重視していますが、その点でも、学校のニーズにマッチした授業内容です。授業は、理科の勉強が身の回りの社会生活にとても役に立っていることが実感できる内容で、子どもたちはいつもとは違う授業に大きな喜びを感じているようです。また、子ども4~5人に対して1人の社員の方が直接教えてくださることも、「キャリア教育」の観点においても魅力があります。このような地域に根ざした企業から学校への協力は、地域の発展においても欠かせないものであると考えています。

板橋区立蓮根第二小学校 副校長 田中 薫子 様

板橋区立蓮根第二小学校
副校長
田中 薫子 様

DICライフテックが子ども向けの食育イベントを開催

「食育イベント」の様子
「食育イベント」の様子

参加の皆さん
参加の皆さん

実験の様子
実験の様子

スピルリナの顕微鏡写真
スピルリナの顕微鏡写真

DICライフテック(株)は、2014年7月、板橋区立教育科学館(東京都)において、健康食品やお菓子の色に使用されている食用藻「スピルリナ」を題材に、「食べ物の“色”の秘密を探ろう」と題した食育イベントを開催しました。「食」は子どもたちが最も強い関心を持つ学習テーマの一つです。今回は「食べ物の色」をテーマとして探究活動への意欲を高め、子ども自身の手で食べ物の中に隠れたスピルリナのストーリーを探る体験授業を実施しました。「スピルリナ」はらせん状の藻で、今から約30億年前に誕生したといわれる非常に生命力の強い藍藻(らんそう)です。ビタミンやミネラル等の健康・栄養成分を50種以上も含有しており、現在「スーパーフード」としても注目されています。DICは世界で初めて衛生的な環境で高品質を保つ管理培養に成功したスピルリナのリーディングカンパニーです。

食育イベントでは、管理栄養士である同社社員が教壇に立ち、食べ物を美味しいと感じる場合に視覚が大きく影響していることや、天然系色素と合成着色料を口に入れたときの違いなどの実演のほか、パプリカや紫芋、スピルリナから実際に色素を抽出する実験、スピルリナの歴史の講義などが行われました。

参加した子どもたちは、スピルリナの構造や抽出された天然系青色素(リナブルー)が身近なお菓子に使われていることなどに興味を持って聴き入り、授業後には「いろいろな栄養素が含まれていることを知り、スピルリナが入っているものを意識しながら食べ物を選ぼうと思いました。」、「スピルリナの色々なことを、実験して楽しみながら分かったことが良かった。家でスピルリナや食品の色のことを調べたいと思った。」などの感想が寄せられました。

総合研究所の取り組み

総合研究所で行った佐倉高等学校SSH 講座の様子
総合研究所で行った佐倉高等学校SSH講座の様子

総合研究所で行った清真学園高等学校SSH 講座の様子
総合研究所で行った清真学園高等学校SSH講座の様子

総合研究所では地元の学校を対象に、合成実験や色彩理論などDICの特色を活かした講座を提供しています。一例として10月にはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校である千葉県立佐倉高等学校を、また12月には同じく茨城県清真学園高等学校を研究所に招き「化学合成によるものづくり」をテーマとした実験講座を行いました。当社の研究施設で、研究員が講師となり、最先端の分析機器を使った研究活動の紹介、分析機器の操作体験、有機顔料の合成実験体験や製品化についての講義など、化学のものづくりを実感できる内容になっています。この講座で実験や機器操作体験だけでなく、講師役の若手社員が化学に興味を持ったきっかけや大学進学のこと、研究者としての仕事のやりがいなどについて話し合う時間を設けることで、キャリア教育の一助となるよう努めております。

  • スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校:将来有為な科学技術系人材の育成を目的に、学習指導要領によらない教育課程を編成・実施し、理科・数学教育に重点を置いたカリキュラムを行う高校として、文部科学省から指定された学校を指す。

DIC 川村記念美術館

自然散策路
自然散策路

DICは、サステナビリティ活動の一環としてDIC川村記念美術館を運営しています。1990年に千葉県佐倉市のDIC総合研究所に隣接する地に開館した当館は、2016年で27年目を迎えます。
20世紀後半のアメリカ美術を中心に、レンブラント、モネやルノワールなどの印象派、ピカソやシャガールなどの西洋近代美術、さらに日本の屏風絵や戦後現代美術など幅広いジャンルの作品を所蔵しています。1,000点以上あるコレクションの中から選りすぐりの作品を展示するとともに、それらと関連性のある作家やその時代を取り上げながら、コレクションへの理解を深めるための特別展を年に数回開催しています。2016年は当館の所蔵作家でもあり、20世紀を代表する芸術家サイ・トゥオンブリーの写真展や、近年人気の高いレオナール・フジタ(藤田嗣治)の展覧会も予定されています。
美術作品とあわせ、当館のもう一つの魅力である緑豊かな3万坪の庭園は、四季折々の草花を身近に楽しめる場として一般公開されています。3月には庭園奥のスイレンの咲く池が拡張され、その隣には千葉県の在来種を中心とした木立の中を縫う散策路が設けられました。
同園内にある付属ギャラリーは地域社会との交流と文化の育成を目的として、一般の方々に作品発表の場としてご利用いただいている他、佐倉市近隣の小中学生・高校生の作品展示の場としても毎年会場を提供しています。また近隣中学校の職場体験の受け入れや、美術教育サポートとして、小中学校の先生が引率するクラス単位の美術館見学(対話型鑑賞)をお手伝いしています。

DIC川村記念美術館

サイアムケミカルが4年連続CSR-DIW 賞を受賞

2015年、Siam Chemical Industry Co., Ltd(. サイアムケミカル)はタイ工業省より2015年度CSR-DIW賞を受賞しました。同社は2012年度の初受賞より4年連続の受賞となりました。CSR-DIW賞はタイ国内企業の競争力を上げることを目的に2008年から始めた企業の社会的責任推進プロジェクトで、ISO26000の7つの中核主題の観点から、CSR活動(当社でのサステナビリティ活動)が評価された企業に授与されます。
2015年度の受賞で特に評価されたのは、エネルギー使用量削減活動、従業員家族を含めたボランティアグループによるマングローブ植樹、地域住民のサポートや奉仕活動、献血活動などです。
中でも温室効果ガス削減を目的としたエネルギー使用量削減活動については進捗管理を把握するため、エネルギー使用量を計測、情報を全社員にフィードバックすることで2014年度の使用量実績を前年度比約1割削減しました。
今後もサステナビリティ活動推進に努め、持続可能な社会の発展に取り組んでいく考えです。

VOICE

より一層積極的に推進するサステナビリティ活動

今回、当社がタイ工業省より2014 年度CSR-DIW 賞を3 年連続して授与されたことを大変光栄に思います。この受賞は当社が事業展開する中で重視している、「地域コミュニティとの共存」を図る様々な活動が評価された結果と考えています。この受賞の喜びを社員の皆と分かち合いました。これ機に今後も社員と協力しサステナビリティ活動の推進に努め、持続可能な社会の発展のため、一層積極的に取り組んで行きたいと思います。

スタッフとともに記念撮影

Siam Chemical Industry Co., Ltd 社長
大和屋 隆久 (中央)

マッチングギフト

愛知県小牧市の竜陽園にて寄付金を贈呈
愛知県小牧市の竜陽園にて寄付金を贈呈

DICグループでは、毎年末に労働組合が主体となって実施している社会福祉を目的とした募金活動に協力し、集められた募金額と同額を会社が上乗せする「マッチングギフト」を行っています。2015年は、各事業所の近隣にある20の児童養護施設、障がい者支援施設などに寄付を行いました。

スポーツクラブの内装・サイン等におけるカラーユニバーサルデザイン

ルネサンス幕張 外観
ルネサンス幕張 外観

館内通路
館内通路

DICグループでは、化学で彩りと快適を提案するという経営ビジョンのもと、色のユニバーサルデザイン(UD)に取り組んでいます。DICカラーデザイン株式会社は、日本全国にスポーツクラブを展開している株式会社ルネサンスの創業店舗「スポーツクラブ&スパルネサンス幕張」の建て替えにおいて、UDの観点から事前に既存店舗において行った色彩調査を活かした色彩監修を行いました。ルネサンス施設の利用者に安心してトレーニングで汗を流していただけるよう、内装やサイン等の色彩に工夫がみられます。階段の段差や手すりに認識しやすい色を用いたり、トイレサインを区別しやすい配色にしたり、看板が目立つ配色にしたりと、随所において色彩への配慮がなされています。

COMMENT

利用者の安心と安全を目指した施設開発へ

創業店舗である幕張店は、私たちにとって思い入れの強い施設です。建て替えにあたり、設備やアイテムの充実だけでなく、社会への貢献性や環境配慮など、あらゆる面でモデルケースになる施設を目指しました。特に、幕張店は歴史が長く地域に根ざしており高齢の方もたくさんいらっしゃいます。今回の取り組みを通して、色使いにも気を配る必要性を認識しました。また、色彩設計では統一したイメージを演出するだけでなく、施設の機能や利用者の安全性を考慮して、必要な情報がきちんと伝わる配色にする大切さを実感しました。この経験を社内にも広め、今後の施設開発に活かしたいと思います。

(株)ルネサンス 施設開発部 保坂 いつ和 様

(株)ルネサンス
施設開発部
保坂 いつ和 様

スピルリナを通じた社会との共生

ザンビアの子どもたちの昼食風景
ザンビアの子どもたちの昼食風景
ザンビアの子どもたち

DICグループは、ビタミン・ミネラル・アミノ酸をはじめ、50種以上の健康・栄養成分を含む藍藻類スピルリナの世界最大の供給者です。2009年よりアライアンス・フォーラム財団と支援契約を締結し、同財団がアフリカのザンビア共和国で進める飢餓撲滅・栄養不良改善活動「スピルリナ・プロジェクト」を支援しています。
2012年度に同国において、スピルリナの効果測定プロジェクトを実施し、幼児の栄養不良状態の緩和にスピルリナが有効であることを確認しました。これを受 けて2013年からザンビア共和国では、同国でのスピルリナの地産池消を目指して、2014年に現地でのパイロット生産に着手しました。2015年度は同国での効果測定を数百名規模に拡大し、支援に取り組んでいきます。DICグループでは、従来から行っているスピルリナ原末の無償供与、さらには生産・技術面の支援として、生産地の選定また原料に関する情報提供を行うなど、支援内容を拡充して、ザンビア共和国におけるスピルリナのさらなる開発と浸透に協力しています。
DICグループではこの他にも、2014年度に東京都の板橋区立教育科学館でスピルリナを用いた「食育」の授業を行うなど、スピルリナの栄養価値に着目した社会活動を進めています。

景観に調和する色彩への取り組み ~新しい点字誘導ブロックの試作と検証~

点字誘導ブロック
点字誘導ブロック

DICグループでは、できるだけ多くの人が等しく認識できる色、色の組み合わせの開発に取り組んでいます。
安全な歩行経路を示す点字誘導ブロックは、視認性が高い黄色で路面と明確なコントラストをつけることが望ましいと考えられています。しかし、周辺環境に馴染まない強い色は避けたいという要望から市街地等ではその存在を目立たないようにする傾向があり、安全確保と景観上の要請の両立は誘導ブロックの課題となっています。
東京大学分子細胞学研究所の伊藤啓准教授は、この課題に対する方策として、誘導ブロックを2色で塗り分ける試みを行っています。ベース部は景観を侵害しにくい低彩度色、突起部は彩度を下げた黄色系にすることで、視認性と記号性が確保できます。DICカラーデザインでは、機能と周辺環境との調和を両立する配色を提案し、試作サンプルの色選定に協力しました。被験者による検証実験を重ね、実用化に向けて取り組みを進めています。

キャリア教育活動について

近年、教育現場では企業のキャリア教育活動への参加が強く求められています。DICでは、全国の工場における工業高等専門学校のインターンシップ受入れ、千葉工場・北陸工場・鹿島工場・小牧工場・埼玉工場などによる近隣学校からの職場体験や実習、見学の受入れ、東京工場・本社による板橋区立、松戸市立の小学校への実験授業の提供、総合研究所の近隣にある千葉県立佐倉高等学校、佐倉東高等学校への教育支援講座の提供、経済同友会の活動における杉江会長の全国への出張授業など、広範囲にキャリア教育に力を注いでいます。子どもは、様々な大人と触れ合い、多様な生き方や価値観を知ることにより、働くことの意義や、勉強が社会生活に結びついていることを学びます。DICは今後も未来を担う子どもたちにキャリア教育の機会を提供していきます。

COMMENT

知的好奇心・探究心をくすぐるキャリア教育を推進しています

DIC総合研究所では、CSR方針において教育支援を打ち出しており、本校で2011年度からスタートした教養講座「佐倉アカデミア」にも協賛いただいています。この講座では生徒の知的好奇心・探究心を喚起するとともに、自己実現を図り、キャリア意識を根付かせるため、研究所に生徒が訪問し、第一線の研究者からご講義をいただいています。また、2013年度には、本校が科学技術系人材の育成を狙いとしたスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に文部科学省から指定されるにあたり、地元企業を代表して運営指導委員を派遣していただくことになりました。地域の教育界に科学技術の分野で積極的に貢献をされようとするその姿勢にいつも深く感謝しています。

千葉県立佐倉高等学校 教頭 小芝 一臣 様

千葉県立佐倉高等学校
教頭
小芝 一臣 様

中学生の就業体験から教師の研修協力まで積極的に次世代の育成を支援

埼玉工場で就業体験する地元中学生
埼玉工場で就業体験する地元中学生

DICグループの各事業所では、次代を担う若い世代が早い段階から職業観・勤労観を身に付けるための就業体験の場を設けたり、インターンシップ実習生を積極的に受け入れるなどしています。UV塗料・液晶材料・粘着フィルムなどを製造する「埼玉工場」(埼玉県伊奈町)では、教育委員会の企画による「社会体験チャレンジ」に協力し、中学1~2年生の就業体験を継続的に受け入れています。2011年度は年4回(6月~11月)実施し、地元の公・私立中学生12名が参加しました。1回2~3名の中学生が、埼玉工場に3日間通い、製品検査・梱包・資材の検品などの軽作業を体験。仕事や社員との交流で学んだことを学校で発表しました。

こうした取り組みは、千葉・小牧(愛知県)工場などでも実施し、地域の方々から好評をいただいています。

VOICE

安全第一に各部署が連携してバックアップ

埼玉工場では10年ほど前から就業体験を受け入れています。まずお子さんに安全について注意事項を伝え、各部署が連携して作業内容を決めています。体験後に「社会の厳しさを知りました」とか「人の心遣いや整理・整頓の大切さを感じました」など率直な感想文を見せていただいたり、各部署から「おかげで仕事がはかどった」という声を聞くと嬉しくなります。2011年度は、先生方が地元の産業を学ぶ研修にも協力して工場見学を受け入れてくださいました。こういう機会にDICの技術やモノづくりを知っていただくのは、とても有意義だと感じています。

埼玉工場 総務グループ 中西 千春

埼玉工場
総務グループ
中西 千春

知的障がい者への支援

広州で開催されたチャリティージョギング
広州で開催されたチャリティージョギング

慧霊(フイリン)は、1990年に中国人により設立された知的障がい児を支援するNGOで、中国国内の8ヶ所で活動しています。迪愛生(広州)油墨有限公司は広州慧霊の様々な活動を見学して理解を深め、その信念に賛同し、社員の募金と会社からの寄付を行いました。

また2011年の5月22日には、広州市白雲区の「鳴泉居休暇村」で開催されたチャリティージョギングに、社員とその家族も含め86名が参加し、障がい者との親睦とともに社員の健康増進を図りました。

被災地への支援

IPPO IPPO NIPPON プロジェクト
IPPO IPPO NIPPON

DICグループでは2011年より、東日本大震災復興応援プロジェクト「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト」に参加し、東日本大震災の被災地への支援を行っています。このプロジェクトは、「東北の人々や経済がふたたび元気を取り戻すための力になりたい」との思いから、経済同友会の呼びかけのもと行われています。この活動は、5年間にわたり、企業や個人からの寄付を被災地の人づくりや経済活性化に役立てるため、学校など支援を必要としているところへ直接届けるというものであり、当社は当初より継続して参加しております。
また、2016年熊本地震の被災地復興のため、日本赤十字社を通じて義援金による支援を行っています。

経済同友会:IPPO IPPO NIPPONプロジェクト

マングローブの植林プロジェクト

マングローブの植林プロジェクト
マングローブの植林プロジェクト

DIC (Malaysia) Sdn. Bhd.は、2011年5月8日、マレーシアのセランゴール州Pelabuhan Klang, Telok Gong地区においてRED CRESCENT SELANGORが主催したマングローブの植林プロジェクトに賛同し、活動資金を寄付するとともにプロジェクトに参加しました。このプロジェクトの目的は、マングローブの植林活動を通じ、参加者のみならず、地域に対し、どの様に環境問題を解決することが出来るかを示しながら、環境破壊の緩和を図ることです。当日は、10人の社員が、ボランティアとして、専門家の指導の下、マングローブの植林を行いました。

事業所近隣に向けた取り組み

第5回レスポンシブル・ケア愛知地区地域対話会
第5回レスポンシブル・ケア愛知地区地域対話会

DIC小牧工場は、2011年2月、小牧勤労センターにて「第5回レスポンシブル・ケア愛知地区地域対話会」を開催し、RC活動の取り組みを地域の皆様に発表しました。主な取り組み項目と活動事例として、安全確保(K-SHOWによる技術継承)※1、環境にやさしい製品紹介、省エネ、産業廃棄物の削減、地域貢献活動(大山川清掃)などについて報告しました。その中で特に、DIC小牧工場は自動車の軽量化PPS、VOC低減の印刷インキ、脱メッキ製品の加飾シート※1など地球環境に配慮した製品を開発・生産しており、環境に関わる諸問題に対応していることをお伝えし、対話会終了後に地域住民の方からの意見、質問にお答えする意見交換会の時間を設け、双方向で理解を深めました。

  • ※1K-SHOWによる技術継承:技術伝承が必要な作業のノウハウ、コツを動画で編集、教育に活用して技術伝承を図るもの。

地域清掃活動など

滋賀工場の社員による清掃活動風景
滋賀工場の社員による清掃活動風景

小牧工場の社員による清掃活動風景
小牧工場の社員による清掃活動風景

DICグループは、地域の環境・美化に貢献するため、各地で周辺道路などの清掃活動を実施しています。滋賀県湖南市の工場では、例年、滋賀県主催の「びわ湖の日」や「環境美化の日」の清掃に従業員が参加しています。また愛知県小牧市の工場でも大山川清掃活動などのボランティア活動に積極的に取り組んでいます。

また、工場などでスポーツ施設を地域住民の方々へ一部開放したり、お祭りを企画し地域住民の方々を招待したり、地域社会のより良い環境の実現に向けて協力しています。

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