社会との共生・社会貢献(2016年以前の取り組み)

「カラーユニバーサルデザイン」による彩りと快適の提案

カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットガイドブック
カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット ガイドブック

評価ブースと印刷サンプル
評価ブースと印刷サンプル

DICグループでは、化学で彩りと快適を提案するという経営ビジョンに基づき、 2007年よりカラーユニバーサルデザイン(CUD)の研究、開発、普及に取り組んでいます。その成果として、東京大学監修のもと、一般社団法人日本塗料工業会、石川県工業試験場、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構と「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット」を開発しました。2013年には色彩値や使用例をまとめたガイドブックを発行。多様な色覚特性をもつ方々による検証と調整を重ね、多くの人にとって比較的見分けやすい色の組み合わせを、塗装や印刷、デジタル機器の画面で再現可能な範囲の色から選定しました。この他、千葉大学、DIC総合研究所、DICカラーデザインでは、包装印刷で注意事項等の表記に用いられる特色赤色インキの見分けに関する共同研究も行い、2015年の国際色彩学会(AIC)で発表しました。
千葉大学とはその後も高齢化社会における配色をテーマに共同研究を行い、 2017年6月の日本色彩学会全国大会で発表。高齢化に伴い、生活圏に現れる配色には審美性だけなく識別性や可読性の高さが重要になります。例えば、夜間の道路標識や災害で停電した場所で見る医薬品・食品などのパッケージ表示、低照度で作品を保護する美術館の案内板やパンフレットは、暗い環境下でも文字が読みやすいことが必要です。そこで、印刷物の可読性における年齢・照度の影響に関する研究を行いました。高齢者にとって、青と黒の配色は白内障などの影響で見分けにくいため、文字色と背景色に、無彩色と青色相を用いた印刷サンプルを作成し、若年者と高齢者に評価して貰いました。その結果、年齢による可読性の違いや、照度を考慮した配色の方向性などが確認できました。
DICグループでは、今後も社会に貢献する研究活動を続け、彩りある暮らしをサポートしていきます。

理科実験授業

理科実験授業の様子
理科実験授業の様子

「教育応援グランプリ2016」表彰状
「教育応援グランプリ2016」表彰状

DICとDICグラフィックス(株)は、国が力を入れている「キャリア教育」の一環として、また、社会問題化している子どもの理科離れの対策として、「理科の勉強は社会生活に密着している」ということを児童に実感させることを目的とした理科実験授業を公立小学校に提供しています。「顔料合成実験」と 「平版印刷実験」を通し、「理科は楽しい」、「理科の勉強は身近な社会生活に役に立っている」ということを子どもたちに実感させることを主眼としています。
このたび、当活動は、株式会社リバネスが主催する「教育応援グランプリ2016」において、「金賞」を受賞しました。「教育応援グランプリ」とは、子どもの成長を応援する企業の教育活動を、産業界と教育界の両面から評価し顕彰する日本で唯一のアワードです。 DICグループは、次世代教育活動に取り組んでいるおよそ100社の企業の中より厳正なる審査の結果、12社のファイナリストとしてノミネートされ、教育界の有識者で構成される審査員の審査により金賞を受賞しました。純粋な社会貢献活動として、一時の業績に左右されることなく活動を継続するための方策、仕組みを確立している点、当社ならではの知見や技術を授業に活かしている点、授業内容を学校での単元に直接リンクさせることで学校側のメリットも考慮している点などが高評価につながりました。DICグループは今後も同実験授業を継続していきます。 

COMMENT

B to B企業のモデルとなる教育応援活動

DICの理科実験授業の活動は、当社が主催する 「教育応援グランプリ2016」 において金賞受賞を果たされました。 100社を超える企業の中から、DICの活動が選ばれたのは、宣伝効果や販売拡大を狙った活動ではなく、純粋で地道な社会貢献としての姿勢が評価されたものです。事業所近隣の学校に責任を持って授業を提供するために、「業務」 と位置づけた長時間の研修を受けたメンバーを派遣しているのは賞賛に値します。また、活動を社員の業務評価に組み入れることで、会社としても 「必要な活動」 に落とし込む工夫がされている点など、B to B企業の教育応援の一つのモデルとなります。今後も、次世代教育と社員の育成の両立を目指し、地味な活動を継続されていくことを期待します。

リバネス教育総合研究所所長 教育応援グランプリ審査員代表 藤田 大悟 様

リバネス教育総合研究所所長
教育応援グランプリ審査員代表
藤田 大悟 様

DICライフテックが子ども向けの食育イベントを開催

「食育イベント」の様子
「食育イベント」の様子

参加の皆さん
参加の皆さん

実験の様子
実験の様子

スピルリナの顕微鏡写真
スピルリナの顕微鏡写真

DICライフテック(株)は、2014年7月、板橋区立教育科学館(東京都)において、健康食品やお菓子の色に使用されている食用藻「スピルリナ」を題材に、「食べ物の“色”の秘密を探ろう」と題した食育イベントを開催しました。「食」は子どもたちが最も強い関心を持つ学習テーマの一つです。今回は「食べ物の色」をテーマとして探究活動への意欲を高め、子ども自身の手で食べ物の中に隠れたスピルリナのストーリーを探る体験授業を実施しました。「スピルリナ」はらせん状の藻で、今から約30億年前に誕生したといわれる非常に生命力の強い藍藻(らんそう)です。ビタミンやミネラル等の健康・栄養成分を50種以上も含有しており、現在「スーパーフード」としても注目されています。DICは世界で初めて衛生的な環境で高品質を保つ管理培養に成功したスピルリナのリーディングカンパニーです。

食育イベントでは、管理栄養士である同社社員が教壇に立ち、食べ物を美味しいと感じる場合に視覚が大きく影響していることや、天然系色素と合成着色料を口に入れたときの違いなどの実演のほか、パプリカや紫芋、スピルリナから実際に色素を抽出する実験、スピルリナの歴史の講義などが行われました。

参加した子どもたちは、スピルリナの構造や抽出された天然系青色素(リナブルー)が身近なお菓子に使われていることなどに興味を持って聴き入り、授業後には「いろいろな栄養素が含まれていることを知り、スピルリナが入っているものを意識しながら食べ物を選ぼうと思いました。」、「スピルリナの色々なことを、実験して楽しみながら分かったことが良かった。家でスピルリナや食品の色のことを調べたいと思った。」などの感想が寄せられました。

総合研究所での取り組み

総合研究所で行った清真学園高等学校 SSH 講座の様子
総合研究所で行った清真学園高等学校 SSH 講座の様子

総合研究所では地元の学校を中心に、色彩理論や合成実験などDICの特色を活かした講座を提供しています。一例として、2016年11月には千葉県立佐倉東高等学校を招き、カラーユニバーサルデザインの講義に配色実習を含めた「ファッションデザイン講習会」を、12月にはスーパーサイエンスハイスクール指定校である茨城県清真学園高等学校を研究所に招き、「化学合成によるものづくり」をテーマとした実験講座を行いました。本物の研究施設の中で、研究員が講師となり、最先端の分析機器を使った研究活動の紹介や操作体験、製品化についての講義や合成実験体験など、「化学のものづくり」を実感できる体験型の内容になっています。この講座では実験や機器操作体験だけでなく、講師役の若手社員が化学に興味を持ったきっかけや大学進学のこと、研究者としての仕事へのやりがいなどについて話し合う時間を設け、キャリア教育の一助となるよう努めています。

  • スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校:将来有為な科学技術系人材の育成を目的に、学習指導 要領によらない教育課程を編成・実施し、理科・数学教育に重点を置いたカリキュラムを行う高校として、文部科学省から指定された学校を指す。

DIC川村記念美術館

DICは、サステナビリティ活動の一環としてDIC川村記念美術館を運営しています。1990年に千葉県佐倉市のDIC総合研究所に隣接する地に川村記念美術館として開館した同館は、2017年で28年目を迎え、累計入館者数は230万人を超えました(2016年12月現在)。2011年にDIC川村記念美術館に改称し、DICグループが「色」に関わる企業だからこそ担うことができる社会貢献活動として運営しています。
コレクションは、レンブラントをはじめ、モネやルノワールなどの印象派、ピカソやシャガールなどの西洋近代美術、日本の現代美術など幅広いジャンルの作品を所蔵しており、とりわけロスコ、トゥオンブリー、ステラなどの20世紀後半の充実したアメリカ美術作品には定評があります。1,000点以上あるコレクションの中から選りすぐりの作品を展示するとともに、それらと関連性のある作家やその時代を取り上げながら、コレクションへの理解を深めるための展覧会を年に数回開催しています。
また、当館ガイドスタッフによるガイドツアー(作品解説)を毎日午後2時より無料で実施しています。
美術作品と併せ、当館のもう一つの魅力である緑豊かな3万坪の庭園は、四季折々の草花を身近に楽しめる場として一般公開されています。春は10種250本の桜が咲き誇り、可憐な花をつけた山野草が里山を彩ります。一昨年、拡張整備された庭園奥のスイレンの咲く池、木立を縫う散策路は木々が育ち気持ちの良い空間になっています。
同園内にある付属ギャラリーは地域社会との交流と文化の育成を目的として、一般の方々に作品発表の場としてご利用いただいている他、佐倉市近隣の小中学生、高校生の作品展示の場としても毎年会場を提供しています。
教育サポートとしては、ニューヨーク近代美術館の教育部門で開発された「対話型鑑賞教育」メソッドを日本でいち早く導入、これまでに延べ140校、1万人以上の子どもたちが参加し、小中学校の先生が引率するクラス単位の美術館見学をお手伝いしています。

  • DIC川村記念美術館 DIC川村記念美術館

  • 緑豊かな庭園とテラス 緑豊かな庭園とテラス

  • DIC川村記念美術館 エントランスホール
    DIC川村記念美術館
    エントランスホール

サイアムケミカルが5年連続CSR-DIW賞を受賞

Siam Chemical Industry Co., Ltd.(サイアムケミカル)はタイ工業省より2016年度CSR-DIW賞を受賞しました。同社は2012年度の初受賞より5年連続の受賞となりました。CSR-DIW賞はタイ国内企業の競争力を上げることを目的に2008年から始めた企業の社会的責任推進プロジェクトで、ISO26000の7つの中核主題の観点から、CSR活動(当社でのサステナビリティ活動)が評価された企業に授与されます。
2016年度の活動の一例としては、同社の社員が工場近隣の障がい者施設の清掃ボランティアを行いました。当日は社員約300名が参加。一日をかけて施設内の設備清掃をはじめ、外壁や遊具(ブランコ・シーソー等)の塗り替えを行い、庭では雑草除去の後、人工芝を敷きつめ地面整備を行いました。
今後もサステナビリティ活動推進に努め、持続可能な社会の発展に取り組んでいく考えです。

  • 清掃ボランティア活動 清掃ボランティア活動

  • 清掃ボランティア活動

  • サイアムケミカルの社員 サイアムケミカルの社員

マッチングギフト

石川県白山市の美川あんずの家にて寄付金を贈呈
石川県白山市の美川あんずの家にて寄付金を贈呈

DICグループでは、毎年末に労働組合が主体となって実施している社会福祉を目的とした募金活動に協力し、集められた募金額と同額を会社が上乗せする「マッチングギフト」を行っています。2016年は、各事業所の近隣にある20の児童養護施設、障がい者支援施設などに寄付を行いました。

リサイクルを通じた事業活動

キャップ再生製品
キャップ再生製品

DICグループのDICプラスチック(株)は、「暮らしを守る」というコンセプトで各種プラスチック製品を製造販売し、環境に配慮した事業 活動、特にマテリアルリサイクル※1活動に取り組んでいます。オリジナル製品を展開していく中で、原料のリサイクル過程における材質や色の選別システムを確立することにより、再生材利用による再製品化の範囲を広げ、再生材のさらなる活用拡大と付加価値向上に寄与しています。
また、さらに再資源事業者から再生原料を購入し、DICプラスチック(株)の主力製品である様々なヘルメット・各種プラスチック製品へ再製品化し、リサイクル推進に取り組んでいます。
なお、DICプラスチック(株)では新型ヘルメットとして防災用「IZANO」(イザノ)を展開していますが、ヘルメットとしての安全性能の確保と、折りたたみ方法の工夫(容積を約60%に削減)、またカラーバリエーションも評価され、「2014年度グッドデザイン賞※2 」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しています。

  • ※1マテリアルリサイクル:製品の形を変え、他の製品にすること。
  • ※2グッドデザイン賞:公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞。

スポーツクラブの内装・サイン等におけるカラーユニバーサルデザイン

ルネサンス幕張 外観
ルネサンス幕張 外観

館内通路
館内通路

DICグループでは、化学で彩りと快適を提案するという経営ビジョンのもと、色のユニバーサルデザイン(UD)に取り組んでいます。DICカラーデザイン株式会社は、日本全国にスポーツクラブを展開している株式会社ルネサンスの創業店舗「スポーツクラブ&スパルネサンス幕張」の建て替えにおいて、UDの観点から事前に既存店舗において行った色彩調査を活かした色彩監修を行いました。ルネサンス施設の利用者に安心してトレーニングで汗を流していただけるよう、内装やサイン等の色彩に工夫がみられます。階段の段差や手すりに認識しやすい色を用いたり、トイレサインを区別しやすい配色にしたり、看板が目立つ配色にしたりと、随所において色彩への配慮がなされています。

COMMENT

利用者の安心と安全を目指した施設開発へ

創業店舗である幕張店は、私たちにとって思い入れの強い施設です。建て替えにあたり、設備やアイテムの充実だけでなく、社会への貢献性や環境配慮など、あらゆる面でモデルケースになる施設を目指しました。特に、幕張店は歴史が長く地域に根ざしており高齢の方もたくさんいらっしゃいます。今回の取り組みを通して、色使いにも気を配る必要性を認識しました。また、色彩設計では統一したイメージを演出するだけでなく、施設の機能や利用者の安全性を考慮して、必要な情報がきちんと伝わる配色にする大切さを実感しました。この経験を社内にも広め、今後の施設開発に活かしたいと思います。

(株)ルネサンス 施設開発部 保坂 いつ和 様

(株)ルネサンス
施設開発部
保坂 いつ和 様

スピルリナを通じた社会との共生

ザンビアの子どもたちの昼食風景
ザンビアの子どもたちの昼食風景
ザンビアの子どもたち

DICグループは、ビタミン・ミネラル・アミノ酸をはじめ、50種以上の健康・栄養成分を含む藍藻類スピルリナの世界最大の供給者です。2009年よりアライアンス・フォーラム財団と支援契約を締結し、同財団がアフリカのザンビア共和国で進める飢餓撲滅・栄養不良改善活動「スピルリナ・プロジェクト」を支援しています。
2012年度に同国において、スピルリナの効果測定プロジェクトを実施し、幼児の栄養不良状態の緩和にスピルリナが有効であることを確認しました。これを受 けて2013年からザンビア共和国では、同国でのスピルリナの地産池消を目指して、2014年に現地でのパイロット生産に着手しました。2015年度は同国での効果測定を数百名規模に拡大し、支援に取り組んでいきます。DICグループでは、従来から行っているスピルリナ原末の無償供与、さらには生産・技術面の支援として、生産地の選定また原料に関する情報提供を行うなど、支援内容を拡充して、ザンビア共和国におけるスピルリナのさらなる開発と浸透に協力しています。
DICグループではこの他にも、2014年度に東京都の板橋区立教育科学館でスピルリナを用いた「食育」の授業を行うなど、スピルリナの栄養価値に着目した社会活動を進めています。

景観に調和する色彩への取り組み ~新しい点字誘導ブロックの試作と検証~

点字誘導ブロック
点字誘導ブロック

DICグループでは、できるだけ多くの人が等しく認識できる色、色の組み合わせの開発に取り組んでいます。
安全な歩行経路を示す点字誘導ブロックは、視認性が高い黄色で路面と明確なコントラストをつけることが望ましいと考えられています。しかし、周辺環境に馴染まない強い色は避けたいという要望から市街地等ではその存在を目立たないようにする傾向があり、安全確保と景観上の要請の両立は誘導ブロックの課題となっています。
東京大学分子細胞学研究所の伊藤啓准教授は、この課題に対する方策として、誘導ブロックを2色で塗り分ける試みを行っています。ベース部は景観を侵害しにくい低彩度色、突起部は彩度を下げた黄色系にすることで、視認性と記号性が確保できます。DICカラーデザインでは、機能と周辺環境との調和を両立する配色を提案し、試作サンプルの色選定に協力しました。被験者による検証実験を重ね、実用化に向けて取り組みを進めています。

キャリア教育活動について

近年、教育現場では企業のキャリア教育活動への参加が強く求められています。DICでは、全国の工場における工業高等専門学校のインターンシップ受入れ、千葉工場・北陸工場・鹿島工場・小牧工場・埼玉工場などによる近隣学校からの職場体験や実習、見学の受入れ、東京工場・本社による板橋区立、松戸市立の小学校への実験授業の提供、総合研究所の近隣にある千葉県立佐倉高等学校、佐倉東高等学校への教育支援講座の提供、経済同友会の活動における杉江会長の全国への出張授業など、広範囲にキャリア教育に力を注いでいます。子どもは、様々な大人と触れ合い、多様な生き方や価値観を知ることにより、働くことの意義や、勉強が社会生活に結びついていることを学びます。DICは今後も未来を担う子どもたちにキャリア教育の機会を提供していきます。

COMMENT

知的好奇心・探究心をくすぐるキャリア教育を推進しています

DIC総合研究所では、CSR方針において教育支援を打ち出しており、本校で2011年度からスタートした教養講座「佐倉アカデミア」にも協賛いただいています。この講座では生徒の知的好奇心・探究心を喚起するとともに、自己実現を図り、キャリア意識を根付かせるため、研究所に生徒が訪問し、第一線の研究者からご講義をいただいています。また、2013年度には、本校が科学技術系人材の育成を狙いとしたスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に文部科学省から指定されるにあたり、地元企業を代表して運営指導委員を派遣していただくことになりました。地域の教育界に科学技術の分野で積極的に貢献をされようとするその姿勢にいつも深く感謝しています。

千葉県立佐倉高等学校 教頭 小芝 一臣 様

千葉県立佐倉高等学校
教頭
小芝 一臣 様

中学生の就業体験から教師の研修協力まで積極的に次世代の育成を支援

埼玉工場で就業体験する地元中学生
埼玉工場で就業体験する地元中学生

DICグループの各事業所では、次代を担う若い世代が早い段階から職業観・勤労観を身に付けるための就業体験の場を設けたり、インターンシップ実習生を積極的に受け入れるなどしています。UV塗料・液晶材料・粘着フィルムなどを製造する「埼玉工場」(埼玉県伊奈町)では、教育委員会の企画による「社会体験チャレンジ」に協力し、中学1~2年生の就業体験を継続的に受け入れています。2011年度は年4回(6月~11月)実施し、地元の公・私立中学生12名が参加しました。1回2~3名の中学生が、埼玉工場に3日間通い、製品検査・梱包・資材の検品などの軽作業を体験。仕事や社員との交流で学んだことを学校で発表しました。

こうした取り組みは、千葉・小牧(愛知県)工場などでも実施し、地域の方々から好評をいただいています。

VOICE

安全第一に各部署が連携してバックアップ

埼玉工場では10年ほど前から就業体験を受け入れています。まずお子さんに安全について注意事項を伝え、各部署が連携して作業内容を決めています。体験後に「社会の厳しさを知りました」とか「人の心遣いや整理・整頓の大切さを感じました」など率直な感想文を見せていただいたり、各部署から「おかげで仕事がはかどった」という声を聞くと嬉しくなります。2011年度は、先生方が地元の産業を学ぶ研修にも協力して工場見学を受け入れてくださいました。こういう機会にDICの技術やモノづくりを知っていただくのは、とても有意義だと感じています。

埼玉工場 総務グループ 中西 千春

埼玉工場
総務グループ
中西 千春

知的障がい者への支援

広州で開催されたチャリティージョギング
広州で開催されたチャリティージョギング

慧霊(フイリン)は、1990年に中国人により設立された知的障がい児を支援するNGOで、中国国内の8ヶ所で活動しています。迪愛生(広州)油墨有限公司は広州慧霊の様々な活動を見学して理解を深め、その信念に賛同し、社員の募金と会社からの寄付を行いました。

また2011年の5月22日には、広州市白雲区の「鳴泉居休暇村」で開催されたチャリティージョギングに、社員とその家族も含め86名が参加し、障がい者との親睦とともに社員の健康増進を図りました。

被災地への支援

熊本地震の被災地復興のため、日本赤十字社を通じて義援金による支援を行っています。

マングローブの植林プロジェクト

マングローブの植林プロジェクト
マングローブの植林プロジェクト

DIC (Malaysia) Sdn. Bhd.は、2011年5月8日、マレーシアのセランゴール州Pelabuhan Klang, Telok Gong地区においてRED CRESCENT SELANGORが主催したマングローブの植林プロジェクトに賛同し、活動資金を寄付するとともにプロジェクトに参加しました。このプロジェクトの目的は、マングローブの植林活動を通じ、参加者のみならず、地域に対し、どの様に環境問題を解決することが出来るかを示しながら、環境破壊の緩和を図ることです。当日は、10人の社員が、ボランティアとして、専門家の指導の下、マングローブの植林を行いました。

事業所近隣に向けた取り組み

第5回レスポンシブル・ケア愛知地区地域対話会
第5回レスポンシブル・ケア愛知地区地域対話会

DIC小牧工場は、2011年2月、小牧勤労センターにて「第5回レスポンシブル・ケア愛知地区地域対話会」を開催し、RC活動の取り組みを地域の皆様に発表しました。主な取り組み項目と活動事例として、安全確保(K-SHOWによる技術継承)※1、環境にやさしい製品紹介、省エネ、産業廃棄物の削減、地域貢献活動(大山川清掃)などについて報告しました。その中で特に、DIC小牧工場は自動車の軽量化PPS、VOC低減の印刷インキ、脱メッキ製品の加飾シート※1など地球環境に配慮した製品を開発・生産しており、環境に関わる諸問題に対応していることをお伝えし、対話会終了後に地域住民の方からの意見、質問にお答えする意見交換会の時間を設け、双方向で理解を深めました。

  • ※1K-SHOWによる技術継承:技術伝承が必要な作業のノウハウ、コツを動画で編集、教育に活用して技術伝承を図るもの。

地域清掃活動など

滋賀工場の社員による清掃活動風景
滋賀工場の社員による清掃活動風景

小牧工場の社員による清掃活動風景
小牧工場の社員による清掃活動風景

DICグループは、地域の環境・美化に貢献するため、各地で周辺道路などの清掃活動を実施しています。滋賀県湖南市の工場では、例年、滋賀県主催の「びわ湖の日」や「環境美化の日」の清掃に従業員が参加しています。また愛知県小牧市の工場でも大山川清掃活動などのボランティア活動に積極的に取り組んでいます。

また、工場などでスポーツ施設を地域住民の方々へ一部開放したり、お祭りを企画し地域住民の方々を招待したり、地域社会のより良い環境の実現に向けて協力しています。

サステナビリティ>

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