DICの資源リサイクル技術なら
高品質にプラスチックを再資源化!
プラスチックSDGsの実現を
可能にします。
ポリスチレンをリサイクルさせるという発想
深刻化する廃プラスチック問題、資源循環の体制強化が喫緊の課題
ポリスチレンの食品容器は、①軽量で運びやすい ②加工や着色が容易 ③水分を通しにくく食品を効果的に保護できることから広く普及しています。使用済み容器は市町村が分別回収し、事業者が樹脂原料などにリサイクルしていますが、相当量が一般ごみとして廃棄され、焼却・埋立処分されています。
一方で、不法に投棄された廃プラスチックが川や海に流れ込み、生態系を含む海洋環境、船舶の航行、観光・漁業、沿岸に悪影響を及ぼしています。
「非循環型」パッケージの規制強化が加速
日 本
プラスチック資源循環戦略のマイルストーン | |
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リデュース |
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リユース・リサイクル |
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再生利用・ バイオマスプラスチック |
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各国が廃プラスチックの輸入規制を強化していることから、これを再生原料として輸出していた日本では、廃プラスチックの一部が行き場を失い、国内での資源循環の再整備が喫緊の課題となっています。
こうした課題を克服するには、プラスチック容器のワンウェイ(一方通行)の在り方を見直し、資源循環の新たな技術開発や仕組みづくりを進め、石油資源やエネルギー消費の抑制、廃棄物の排出削減を図らねばなりません。
大きな可能性を秘めた「ケミカルリサイクル」へのチャレンジ
日本におけるプラスチックのリサイクル手法は、マテリアルリサイクルが主流で、化学反応を利用して再資源化するケミカルリサイクルによる実績はごくわずかです。しかし、世界が目指す高度な循環型社会を実現するには、マテリアルリサイクルだけでは限界があり、ケミカルリサイクルの進展・拡大が不可欠といわれています。
DICとエフピコグループが打ち出した「ポリスチレン完全循環型モデル」は、今後のケミカルリサイクルの可能性を社会に示す試金石と言えるでしょう。DICのプロジェクトチームは、ポリスチレンをスチレンに戻す「モノマー還元技術」を確立することで、多様な素材への展開を可能にします。
プラスチックマテリアルフロー図(2020年度の内容 抜粋)

なぜ、ポリスチレンを高品質に再資源化しつつ、迅速なアプローチか実現できるのか?
DICの完全循環型モデルが選ばれる3つの理由
DICならではの多様なリサイクル技術
1)ケミカルリサイクル
ケミカルリサイクルで得られたスチレンを⽤いて⽣産されたPSは、⽯油原料から⽣産されたPSと同等の性能、並びに、安全性を有しているため、使⽤⽤途が限定されずに幅広い⽤途で利⽤可能です。

2)溶解分離リサイクル(Dic法:Deinking chemical process)
再資源化の難しい着色容器への新たなアプローチです。
DIC独自の溶解、分離技術は着色容器の脱色を容易にします。

完全循環型モデルは実行フェーズです。
既に廃プラの店舗回収、リサイクルを実現しているエフピコ様の循環システムに中で、DICは実証検討を進めます。完全循環モデルの最大の課題“市中からの原料回収”においてDICは実行フェーズにいます。
総合化学メーカーならではの提案力。
DICはポリスチレンにとどまらず、印刷インキ、フィルム、接着剤などの様々な包装材料やソリューションをご用意しています。バイオマス化、モノマテリアル化、脱墨、リシールなど、製品毎に循環社会に適したサステナブル技術を有しています。
トレーサビリティへの挑戦
消費者から信頼性向上につながる
廃プラスチックのトレーサビリティシステム

DIC、廃プラスチックの
トレーサビリティーSAPと連携
7月12日日経電子版
DICは、SAPのGreenTokenシステムを利⽤して、⽣産の初期段階からサプライチェーンに沿って原材料を追跡し、リサイクル原料の製造⼯程や検査⼯程、物性情報や品質情報などを可視化することを⽬指します。これにより、顧客が再⽣プラスチックを使⽤する際、その製品にどの程度のリサイクル原料が含有しているか提⽰することが可能になります。
DICに最高ランク環境格付融資
7月19日化学工業日報
日本政策投資銀行が先ごろ実施した。環境経営度を評点化して優れた企業を選定する独自の融資メニュー。最高ランクの評価は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」
Tokyo Pack 2022 展示会場では
Dic法により製造したトレーをご覧いただけます!
DICと共に「循環」という考え方による
プラスチックSDGsを共に実現しませんか?
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