2019年3月19日

DIC 北米にPPSコンパウンドの供給体制を構築

-世界5地域に生産体制を確立、グローバルNo.1の地位を磐石化-

 DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)は、100%米国子会社DIC Imaging Products USA, LLC.(米国ウィスコンシン州)内に、グローバルトップシェアを誇るPPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンドの生産設備新設を決定しました。PPSコンパウンド生産の北米進出は今回が初めてであり、2020年秋の稼動を予定しています。本投資により、グループ全体の供給体制は世界5地域(日本、中国、東南アジア、欧州、北米)に整い、生産能力は年産3,000t増強、全体では46,000tに拡大します。

PPSUSA

DIC Imaging Products USA, LLC.


 PPSコンパウンドは、スーパーエンジニアリングプラスチックの一種で、高い耐熱性、耐薬品性、寸法安定性などの優れた特性を有する樹脂材料です。当社製品は、金属の代替品として自動車関連材料、電気・電子部品、住設機器などに使われています。近年は特に自動車関連材料のシェアが伸びており、背景にあるのがエコカーと言われるハイブリッド車や電気自動車の普及です。エコカーは、金属部品をPPSに置き換えて車体の軽量化と燃費向上を図っているため、ガソリン車に比べてPPSの使用量が2~3倍と言われています。このような旺盛な需要拡大を背景に、PPSコンパウンドの世界市場は2021年には20%超(2017年比)の成長が見込まれています。

 当社グループの生産および技術サービス拠点は、自動車関連材料の需要地において独自のコンパウンド技術を駆使した製品の提供が実現可能です。このたびの北米での供給体制構築は、同地域の需要拡大に応えるものとして安定供給とリードタイムの短縮、要求品質を満たす製品開発力の強化などを目的としています。また、欧米地域において印刷インキをはじめとした事業を築いた強固な販売チャネルを有する当社100%米子会社サンケミカル社が、本格的にPPSコンパウンドの販売を開始することで、販売網の急拡大を実現します。

 当社グループは、新中期経営計画「DIC111」において、サステナビリティや市場への貢献を追求する「社会的価値」と企業の成長と収益性に寄与する「経済的価値」を両立し、“ユニークで社会から信頼されるグローバル企業”を目指す企業像としています。加えて、欧米地域の戦略として「インキ以外の高付加価値製品の生産能力拡充」を掲げています。当社グループは、高付加価値製品である当社独自のPPSコンパウンドの更なる拡販を進め、グローバルリーダーの地位を磐石にしていく所存です。


以上

このリリースに関する
お問い合わせ

報道機関からのお問い合わせ
 コーポレートコミュニケーション部  TEL 03-6733-3033

お客様からのお問い合わせ
 コンポジットマテリアル製品本部  TEL 03-6733-5885

  • PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®が必要です。お持ちでない方は「Adobe®のサイト新しいウィンドウ」から無料で配布されておりますので、そちらからダウンロードし、ご利用ください。

HOME > ニュースリリース > 2019年 > DIC 北米にPPSコンパウンドの供給体制を構築