2016年2月15日

DICグループ DICグラフィックス社が、低温乾燥オフセット輪転印刷用インキ「Web World SYNERGY ECORE」を開発

乾燥エネルギーの削減によりCO2排出量や印刷コストの削減を実現

 DIC株式会社(社長執行役員:中西義之)の子会社であるDICグラフィックス株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:谷上浩司)は、低温乾燥オフセット輪転(以下、オフ輪)印刷用インキ「Web World SYNERGY ECORE」(ウェブ ワールド シナジー エコア)を開発し、2月より販売を開始しました。
 本新製品は、オフ輪印刷における乾燥エネルギーを大幅に削減することで、地球温暖化対策(CO2排出量削減)に貢献する新世代のオフ輪インキです。

1.オフ輪印刷について
・オフ輪印刷は、高速印刷による高い生産性から、雑誌やカタログ、チラシ広告分野の印刷に多用され、1分間に800~1,000枚程度を印刷する能力があります。
・オフ輪印刷では都市ガス等を燃料として使用するドライヤー装置にて、インキ中の溶剤成分を蒸発・燃焼させる工程があり、相当量のCO2が排出されます。

2.低温乾燥オフ輪インキとして新製品を開発した背景
・低温乾燥オフ輪インキ「Web World SYNERGY ECORE」を使用した場合、乾燥温度を低く設定できるため、ドライヤーでのガス使用量を大幅に削減することが可能となります。

エコア


3.新製品「Web World SYNERGY ECORE」の優れた性能

 これまでにも、低温乾燥を特徴とするオフ輪インキは存在しましたが、機上安定性の低さから連続印刷適性に劣る傾向が見られました。これに対し、「Web World SYNERGY ECORE」では原料組成を一から見直し、配合を最適化することで、低温乾燥性と連続印刷適性の両立に成功しました。
 「Web World SYNERGY ECORE」は、多くの印刷会社で使用されている従来型オフ輪インキと比較して、紙面温度を概ね20℃下げることが可能です。その結果、以下の効果が期待できます。
 
Web World SYNERGY ECOREの効果
①印刷コストの削減

 紙面温度を概ね20℃下げることにより、ガス使用量を10~30%削減できます。
②紙面品質の向上
 紙面温度を下げることができるため、オフ輪印刷の品質課題であるヒジワ(注1)やブリスター(注2)が軽減できます。
③CO2排出量削減
 ガス使用量削減により、CO2排出量を印刷機1台あたり約5t/月削減(B2サイズ用印刷機で20%ガス使用量削減の場合)できます。これは一般家庭でのCO2排出量の1年分に相当します。

エコア2

(注1)ヒジワとは
 印刷物にシワが発生する現象です。印刷用紙には5~7%の水分が含まれており、乾燥工程でドライヤーの熱風により水分が蒸発します。その際、用紙上のインキの有無、紙の品質の不均一などにより、印刷用紙内で水の蒸発量に大きな差が出てしまうと、ヒジワが発生します。

ヒジワ

(注2)ブリスターとは
 印刷用紙のコート層を持ち上げた形で起こる「火ぶくれ」です。コート紙をヒートセットオフ輪印刷で乾燥させた際、原紙中の水分が急激に加熱され、蒸発した水分が外側のコート層やインキ被膜によって外に逃げられない場合に発生します。

 

 

 

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