多分岐ポリスチレン

ハイブランチ

パッケージング&グラフィック

多分岐ポリスチレン 多分岐ポリスチレン

「ハイブランチ」は、DICのポリスチレン合成技術と多分岐化技術の応用から誕生した、世界初のポリスチレンです。従来のポリスチレンと異なる分子構造により、成形性を損なうことなく高強度化を実現します。

多分岐ポリスチレンとは

一般的に、ポリマーは分子量が増加すると流動性が低下します。しかし、 「ハイブランチ」は、独自の分岐構造を取ることで、高分子量でありながら流動性を確保しています。すなわち、成形性を損なうことなく高強度化を実現できます。

「ハイブランチ」は、シート・フィルム製膜において、溶融張力が高いため破れにくく、薄肉化や生産安定性の向上が期待できます。また多分岐構造による分子の絡み合い効果から、厚み精度の向上も期待できます。発泡押出においては、溶融張力が高いため破泡しにくく、発泡倍率の向上による薄肉・軽量化や、生産量アップが期待できます。

「ハイブランチ」は、押出・射出成形後による流動性(MFR)の変動比が小さく、リサイクル時の生産安定性の向上が期待できます。

測定項目
[単位]
試験方法 ハイブランチ 一般ポリスチレン
XC-540 HB XC-520 他社品
曲げエネルギー
[kgf・mm]
DIC法 57 55 45
シャルピー衝撃強さ
[kJ/m²]
JIS K7111-1:06 3.1 2.7 2.6
メルトマスフロレート(MFR)
[g/10min]
JIS K 7210 1.7 1.6 1.9
耐油性
[-]
DIC法 5 4 4

DICの強み

主な用途

• 食品包装容器
• 建築用断熱材
• 各種家電製品の透明部材
• 光学部材

製品ラインナップ

この製品に関するお問い合わせ

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    • ポリスチレン営業グループ 
    • 03-6733-6216