スイゼンジノリ由来多糖類(サクラン)

サクラン®

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スイゼンジノリ由来多糖類(サクラン) スイゼンジノリ由来多糖類(サクラン)

「サクラン®」は、藍藻類のスイゼンジノリから抽出した超高分子量多糖類で、保湿性、バリヤ性、抗炎症効果に優れています。当社は、グリーンサイエンス・マテリアル株式会社(GSM社)と業務資本提携により、食用藍藻類のスピルリナ事業で培った大量培養技術や機能成分の抽出技術を該社と共有し、同じ藍藻類であるスイゼンジノリの人工培養技術の確立を目指します。

【NEW!】サクランの肌改善試験の結果を更新! 保湿、肌荒れ、抗炎症に関するデータをダウンロードいただけます。

• 国内グリーンバイオベンチャー企業 GSM社と資本業務提携を締結

• 当社とGSM社との資本業務提携によるスイゼンジノリの人工培養技術の確立を目指す取り組みが、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の産学官連携の取り組み事例として紹介されました

スイゼンジノリ由来多糖類(サクラン)とは

サクラン®の特徴

• 高保湿力:化粧品の保湿剤として一般的なヒアルロン酸と比較すると、純水では約6倍、塩水では約10倍の保水性を示します。

• 抗炎症効果:アトピー性皮膚炎患者への塗布実験で、サクランの持つ皮膜形成能により外部刺激等から保護された炎症部位は、ステロイド塗布よりも症状が緩和されるという結果が出ております。

• アンチポリューション効果:サクランは非常に高分子量(分子サイズはマイクロサイズ)であるため、結果としてナノの厚さの極めて緻密な膜を形成します。サクラン集合体が肌の上で網目バリヤを作ることで皮膚内部から蒸散される水分を吸着し薄い水の皮膜層を形成することで(サクランの第二の皮膜形成能)、皮膚細胞を外部刺激やアレルゲンから守ることが出来ると考えられています。

サクラン®の由来

2006年、北陸先端科学技術大学院大学の岡島麻衣子・金子達雄らが、日本固有の食用藍藻であり、淡水性の光合成微生物スイゼンジノリ(水前寺海苔、学名:Aphanothece sacrum)が極めて大量の寒天状物質を細胞外マトリックスに分泌することに注目し、スイゼンジノリからこの寒天状物質、サクラン®を抽出することに成功しました。現在、唯一天然で養殖されているのが福岡県にある黄金川のみであり、絶滅危惧Ⅰ類にも指定されている非常に希少な藻類です。

スイゼンジノリ

スイゼンジノリ

サクラン

サクラン®

DICの強み

• 食用藍藻類のスピルリナ事業で培った大量培養技術と機能成分の抽出技術
• DICグループは、藻類培養ビジネスの強化を通じ、今後もヘルスケア分野やパーソナルケア分野でお客様にとって価値のある製品を提供していく所存です。

主な用途

• スキンケア・ヘアケア化粧品
• 機能性繊維・肌着
• サプリメント・医薬品
(※想定される用途も含みます)

サクランは「GSM社の登録商標です」

製品ラインナップ

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