CAREER INTERVIEW
ユーティリティの安定供給とともに、
積極的な省エネや低炭素化に取り組む。
K・Y

MY WORK
鹿島工場の原動グループに所属し、電気や蒸気、水など製造に必要なユーティリティを供給する設備と排水処理設備の管理と保全を行なっています。
原動課の役割は製造現場に必要なユーティリティを安定供給するために、日々の監視と点検をすることです。
何か一つでもユーティリティが不足すると、工場の稼働が停止するなど、生産に大きな影響を与えてしまいますので、
日々の監視や点検を通してトラブルの発生を未然に防ぐことが大きなミッションになります。
万が一何かトラブルが起きた時の迅速な対応も重要な役割の一つです。
現在、私はチームの班長として、主に1日の作業の割り振りやスケジューリング、業務の統括などを行なっています。
省エネや低炭素化に向けての取り組みも、私の役割のひとつです。
例えば、メガソーラーやバイオマスボイラーなど、新しい設備の検討や導入計画にも携わっています。
また、DICの原動グループ安全会議担当として、会議の運営なども担当しています。

- DICを選んだ理由は?
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高専では電気情報工学科に所属し、主に電気系技術として発電・送電・変電方式や電気回路の設計などを学びました。就職にあたっては、会社説明会で高専のOBの方の話を聞いたり、先生や就職課の紹介を受けたり、メーカーを中心に幅広い企業を見ました。電気系技術を学んだこともあって、工場の電気関係の仕事であれば、正直どこも同じかなと考えていました。DICに興味・関心を持ったのは、担任教師に紹介されたことがきっかけでした。実際に調べてみると、規模も大きく、事業領域も広く、とても優良企業であることが分かりました。印刷インキの世界シェアNo.1というグローバルな会社であることも分かり、志望度が高まりました。
- 入社後、どんな業務に取り組んできましたか?
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入社1年目ではユーティリティ設備の監視や点検業務に従事しながら、省エネ推進委員会の運営事務局として運営に携わりつつ、また委員会メンバーとしても参加しました。単にユーティリティを安定供給するだけではなく、省エネや低炭素化などの取り組みも、原動グループの重要なミッションの一つであることを学びました。入社3年目には、各種設備の管理・保全の主担当として業務に携わるようになりました。入社8年目の頃に原動ワーキンググループGood Jobプロジェクトに参加し、運営を担当。全国の工場の原動グループの代表が集まり、安全面や効率化に向けての取り組みを行いました。各工場との情報共有や交流を通して、原動グループとしてこれからやるべきことを学んだと思います。また、DX化推進の一環として、デジタル工場の見学などにも参加しました。

- DICだからこそ成長できたと思える点は?
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入社以来、全社的な取り組みである省エネ推進委員会を任されたり、原動ワーキンググループといった他工場の原動グループとの交流があったり、自分の部署だけではなく、いろいろな工場や部署の方と交流することで、視野も広くなったと同時にコミュニケーション能力の向上につながったと思います。また、さまざまな業務研修や人材育成も手厚く、普段あまり関わらない部署との方との交流もあり、他の業務への理解も深まり、人間的にも大きな成長を遂げたと思います。若いうちから責任ある仕事を任され、自由度も高いので、自分の裁量で業務に取り組めることが、成長につながったと感じています。
- 現在の仕事のやりがいと面白さは?
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工場にエネルギーを供給する、いわば血液を送る心臓部に当たる業務ですので、大きな責任があると同時に、やりがいを感じています。省エネや低炭素化などに関しては、毎年目標値が定められていますので、設備の運転方法や効率化を進めるなかで、エネルギー量が前年よりも減少したり、目標値を達成したり、具体的に数字が現れてくると、達成感があります。最近は後輩も増え、指導する立場になっていますので、難しさもありますが、自分が学んできたことを後輩に伝えていく楽しさもあります。

- 今後の目標を教えてください。
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原動グループの課題・目標の一つとしては、DX化推進があります。各設備はモニター上で監視を行なっていますが、点検作業などまだまだ手作業の部分も多く、いかに自動化し効率化していくかが問われています。データの蓄積なども含め、どうDX化を進め、AIなどを活用していくか、まだまだ手探り状態で、個人的にもデジタルに関する知識を高めていく必要があると思っています。現在、チームの班長として後輩のマネジメントや育成にも関わるようになりましたが、将来はプレーヤーとしての現場経験を活かし、マネージャーとしての業務に携われたらと思っています。

有給などを活用し、海外旅行を楽しんでいます。写真は旅行仲間とアメリカ旅行に行った際に、マイアミビーチを撮ったものです。やはり海外に行くと、日本と違う文化が面白かったり、日本では見られない景色が見られたりと感動が多いです。日本の良さを知る良い経験にもなっています。仕事の調整は当然必要ですが、このために有給が取れるというのも、DICの良さかと思います。
