CAREER INTERVIEW
エンジニアとして幅広い技術を吸収し、
プロジェクトマネージャーを目指す。
T・J

MY WORK
現在、プロセスエンジニアとして千葉工場での大型設備導入プロジェクトに携わっています。
私の役割は目標とする生産量や品質を機器・設備の構成や運転条件を検討し、プロセスフロー図やマテリアルバランスの作成、
配置計画の作成や機器仕様の検討といった基本設計を行います。
その後は見積仕様書の作成や稟議作成、官庁申請、施工管理、試運転と幅広い業務に関わっていきます。
現在、基本設計が進行中です。
完成は3年後を予定していますが、ゴールに向けてスケジュール通りにプロジェクトを進めることが、私の最大のミッションです。

- 現在の仕事のやりがいと難しさは?
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現在、担当するプロジェクトは、投資額、設備規模共に入社後最も大きなものであり、若いうちから携われることに大きなやりがいを感じています。一からのプロセス導入検討は初めての経験になり、責任も大きいですが、社内で意見を出し合い協力しながら課題を一つひとつクリアし、ゴールに向かっていくやりがいと楽しさもあります。機器や設備の導入検討にあたっては、実際に設備を使うのは私たちではなく、製造現場や技術部門なので、常に使う側を意識して現場の要望をもれなく抽出する必要があります。と同時に改善点も盛り込みながら、最適な機器・設備構成を実現する難しさがあります。施工面では現場、業者と連携しながらスムーズに工程を進め、日々の安全パトロールを通して無事故無災害で安全に工事を行うことが最大のミッションになります。エンジニアリングの仕事は非常に幅広い業務に関わりますので、一つのプロジェクトが終わると大きな達成感を感じます。
- これまで携わった業務を教えてください。
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入社後、エンジニアリング部門の生産技術担当に配属され、機器・設備の知識を学びながら、プロセスの改善検討や機器導入検討などにも携わりました。1年目の後半に海外関係会社からの設備移管業務に主担当として関わりました。新人時代は人との関わり方が大切ということを学びました。2年目は既存製品の生産量増産プロジェクトに生産技術として参画。増産のための最適なプロセスの検討や釜や熱交換器の設計、分析業務の省力化検討などに携わりました。4年目にエンジニアリング担当となり、プロセス設計や機器・設備仕様の検討など、エンジニアリング業務を経験しました。生産技術を経験したことで、実際の現場の知識も習得し、エンジニニアリング業務を進める上で大きな糧になっています。

- 一番成長を感じたプロジェクトはありますか?
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1年目に経験した海外関係会社からの設備移管業務でしょうか。海外関係会社の設備担当者とのやりとりから税関手続きまで、海外プラントエンジニアリングに関わる業務を経験することができました。移管にあたっては、設備の整備や改善も必要になり、設備設計のポイントや施工現場も経験することができました。また官庁への申請などもあり、必要な法令などの理解も深まったと思います。移管業務に関わることで、エンジニアリング業務全般を先取りして学んだ気がします。このプロジェクトを通じて生産技術やエンジニアリング担当者も海外に行けるチャンスがあることを改めて認識し、いつかは海外プラントにも携わりたいと強く思いました。

- 現在の課題と今後の目標を教えてください。
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大型設備導入プロジェクトのメンバーの一人として、まずは自分の役割をしっかりと果たすことが目下の目標です。本格的にプロジェクトが進行していくなかで、プロジェクトの中心人物となってプラント建設に携わるようになれたらと思っています。今後も様々なプロセス検討に携わり、将来的にはやはり、海外プラントのエンジニアリングに関わりたいですね。コストダウンや省力化、環境負荷の軽減のほか、デジタル化の推進、CO2排出削減、カーボンニュートラルの実現など、課題や学ぶべきことは多々ありますが、DICのエンジニアリング部門を牽引するようなプロジェクトマネージャーを目指したいと思います。

学生時代からスノーボードをやっています。社会人になってマイ・ボードを購入。冬のシーズンは、毎年4、5回は雪山に行っています。朝4時に起きて一人で新潟まで日帰りで行くこともあります。写真はコロナ禍の前に、部署の仲間と雪山合宿に行った時のものです。
