MY WORK

新規界面活性剤の開発業務に携わっています。
界面活性剤にはさまざまな種類があり、用途も多種多様です。
私が開発に取り組んでいる新規界面活性剤は、主に自動車向け潤滑油に使われる消泡剤で、
CO2の排出削減に貢献することが期待されます。
近年は各国でCO2排出削減の目標が掲げられており、自動車業界におけるCO2排出削減の流れは大きく、
私が開発に取り組んでいる消泡剤も今後さらに拡大していくことが期待されます。
私が開発した消泡剤の中には既に製品化されたものもあり、引き続き改良品の開発に取り組むと同時に、
より地球環境にやさしい新たな製品の開発に取り組んでいます。

社員インタビュー
転職のきっかけ、理由は?

前職では製薬会社で創薬につながる合成研究を行っていましたが、会社の方針により創薬から撤退したため、研究業務が少なくなりました。もっと研究開発の仕事を続けたい、新しいものを開発する仕事に携わりたいという思いから、転職を決めました。転職に当たっては、製薬会社に限定せず、新しい素材の開発に携われる化学メーカーの研究職業務にも視野を広げ、転職活動をしました。

DICを選んだ理由は?

DICとはもともと縁があり、新卒での就職活動の際、受けた経験がありました。その時は前職の製薬会社の内定が先に決まり、製薬会社に入社しました。DICが印刷インキ事業を始めとし、有機顔料やPPSコンパウンド事業で世界シェアNO.1となる高い技術力を有する会社であることや、新しいことにチャレンジする姿勢を持つ会社であること、そういった挑戦するチャンスを積極的に与えてくれる会社であることは聞いており、転職活動を行うにあたって改めて調べていた際に現部署の採用募集を見つけました。実際に面談でも話を伺い、この部署ならば、ハイスペックな先端材料の開発に一から携われ、より研究職に近い業務ができると思い、入社を決めました。

社員インタビュー
現在の仕事のやりがい、魅力は?

まだ世の中にない、まったく新しい構造の化合物を開発し、世界の誰も見たことのないような優れた結果を得られた瞬間を思うととてもワクワクします。それが製品化され、人々の役に立つことを想像すると大きなやりがいを感じます。
実際、入社2年目に、自分が開発した新規界面活性剤がお客様に採用され、工場で製造された時は、とてもワクワクした瞬間でした。製薬会社では自らが新規医薬品を市場に出す経験をする確率は低く、私自身も前職では製品化に携わることができませんでしたので、自分が開発した製品を世の中に出せた経験はとても感慨深いものがありました。新製品の開発サイクルが医薬品よりも短く、自身の手で製品を世に送り出す機会が多いことが、化学品開発ならではの醍醐味だと思います。

転職して一番よかったことは?

まず何よりも最先端の材料開発に一から携われることです。また、新しいことに挑戦しようという企業風土とその環境があることです。例えば、研究開発業務には、10%ルールという制度があり、自分の業務の中の10%を自由なテーマに挑戦してもいいという制度です。こうした企業風土や環境が、幅広い事業・製品を展開し、さまざまな業界に精通している強みになっていると思います。実際、業務を通じてさまざまな業界の製品に触れる機会があり、日々、とても勉強になると同時に、好奇心を刺激してくれます。DICは非常に真面目で、親切な人が多く、フラットな環境で、若い人も多く、働きやすいことも魅力の一つだと思います。

社員インタビュー
今後の目指すキャリアは?

前職での製薬会社の経験と、DICで培ったポリマー開発技術を活かして、医療系の新規素材開発に挑戦したいと考えており、既に10%ルールを活用して検討を開始しています。現在、DICも医療や食品などライフサイエンス分野の新規素材の開発にも取り組んでいますが、今後、更なる製品ラインナップの拡充が求められています。医療系の素材と言えばDICと言われるように、引き続き努力を続け、私ならではのキャリアを活かしながら、製品開発を通して世の中に貢献していきたいと思っています。

One Day Schedule1日のスケジュール

  • 出社。その日の実験を確認し、実験を開始する。

  • デスクに戻り、メールチェックと対応。

  • 作成したサンプルの評価試験。午前中は主に実験に当てる。

  • 昼食。

  • 製品管理業務や会議資料作成、特許出願の準備などのデスクワーク。
    製造現場や品質保証部などからの問い合わせ対応。

  • 部署内の会議。報告書の資料作成。

  • 実験の片付け、翌日の実験準備。

  • メール対応。

  • 退社。

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