CAREER INTERVIEW
先進データサイエンス技術を活用し、
新製品・技術の開発と品質・合理化課題の解決に繋げる。
K・N

MY WORK
MI(マテリアルズ・インフォマティクス)と呼ばれる、
機械学習やディープラーニングなどの情報技術を活用して材料開発を効率化する業務に携わっています。
MI活用により、未知材料の物性予測や新材料組成の探索、合成条件の高速最適化が期待されています。
私はこれらのMI活用を、物性予測・化学構造生成モデルの作成により推進しています。
加えて、eXplainable AIを含むディープラーニングなどの先進データサイエンス技術の研究開発とその活用にも積極的に取り組んでいます。

- 転職のきっかけ、理由は?
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前職ではメーカーの製品開発に関わるシミュレーションや実験業務に携わっていましたが、製造よりの開発業務に注力するようになり、もっと研究よりの業務に従事したい、基盤となる技術の開発に携わりたいと思い、転職を決めました。もう一つ、勤務地を関東地域に移したいという思いもありました。転職にあたっては、基盤となる技術に携われる研究職と、関東勤務という二つの軸で転職活動を行いました。
- DICを選んだ理由は?
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転職活動中に、DICが量子・古典コンピューターによる先進シミュレーション技術の研究職における中途採用を募集していることを知り、興味・関心を持ちました。学生時代に量子化学計算技術を学んだことや、前職でもシミュレーション技術に携わったこともあり、これらの技術をさらに深く研究したいと思ったのが一番の入社理由です。学生時代からDICは「人が穏やかで、働きやすい雰囲気」であることや、企業としては「財政面がよく、適切な買収・投資を行える体制で、海外展開も積極的に進めている」と聞いていました。とりわけ、「ホワイト500」の6年連続認定や「くるみん」取得など、働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいるという印象がありました。また技術社員は関東勤務が比較的多いという点も魅力でした。

- 現在の仕事のやりがい、魅力は?
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入社して約2年間、量子・古典コンピューターによる先進シミュレーション技術の研究開発に従事し、その後現在の先進データサイエンス技術の研究開発に異動しましたが、入社以来先進技術に携わっていることに大きなやりがいと魅力を感じています。先進技術だからこそ分からないことばかりですが、実際に手元で触ってみる経験を通して初めて発見することは多く、宝石を発掘するようなワクワク感があります。発掘した技術が興味・関心を持って受け止めてもらえ、さらに新製品・技術の開発や品質・合理化課題の解決につながることに、大きなやりがいを感じています。自身の経験則から立てた仮説がうまくいくこともあり、その時はやはり嬉しいですね。また総合研究所に所属する各分野の専門家との交流の中で、新しいアイデアを発想できるのも魅力の一つです。
- 転職して一番よかったことは?
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何よりも最先端技術に関わる研究開発に携われることです。DICは自己裁量に任せる部分が多く、社員の自主性を重んじる社風があります。これは最先端技術に携わる部署にとって、大きなプラスになっています。また上司との距離が近く、自由に意見も言いやすく、やりたいことがありそれが会社や部署の方針とマッチしていれば、同部署・他部署を問わず全面的にサポートしてくれます。テレワークをいち早く取り入れるなど、働きやすさを積極的に推進している点も、転職してよかった点の一つです。社内の雰囲気も、学生時代に聞いていた通り、傾聴のできる穏やかな性格の人が多く、フラットでオープンな雰囲気です。勤務地も千葉県になり、近くにDIC川村記念美術館もあり、満足しています。

- 今後の目指すキャリアは?
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製品軸よりも技術軸で自らのキャリアを積んでいきたいと考えています。前職では実験中心の業務でしたが、DICではシミュレーション技術やデータサイエンス技術に携わっています。複数分野を一から習得してきた経験と技術は、自分の強みの一つと捉えています。複数分野の組み合わせからイノベーションは生まれると言われますが、私もこれまでの多分野の経験を生かし、会社や社会に貢献できるようなイノベーションに寄与したいです。
One Day Schedule1日のスケジュール
出社。メールチェック。資料の作成。
週に1回の「週報会」。週の進捗状況の報告。グループ内の情報共有。
「週報会」のない日は、データ解析・モデル作成。昼食。DIC川村記念美術館の庭園を散策し、リフレッシュ。
「伝承会」。先進データサイエンス技術の勉強会。情報交換。
データ解析・モデル作成。
翌日の予定を確認。
退社。
