地域統括会社紹介 サンケミカル社の活動紹介
新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越えて躍進を続けています
新型コロナウイルスの感染症拡大により事業環境が日々変化する中で、サンケミカル社はステークホルダーとの約束を果たし、顧客や取引先の事業継続性をサポートするとともに、持続可能な社会の構築に貢献し、常に顧客にとって魅力的な価値を創造することを心がけています。
2021年、サンケミカル社とDIC は、人々の生活の質の向上と顧客の持続的発展に貢献するソリューションと製品を重視した事業ポートフォリオを構築しました。その中で『ValueTransformation:事業の「質的転換」による事業体質の強化』と『New Pillar Creation:社会課題や社会変革に対応した新事業の創出』への積極的な取り組みが躍進につながりました。
新たな技術による製品ポートフォリオ強化と事業躍進
2021年にBASFグループのColors & Effects 社がDICグループに譲渡され、顔料分野の技術・製品・生産設備・サプライチェーン・顧客サービスなどのポートフォリオが大幅に強化されました。さらに同社をサンケミカル社の高機能顔料グループと統合することでカラーマテリアル事業が一段と拡充しました。私たちサンケミカル社は顔料のマーケットリーダーとして、DICグループの重点領域であるカラーサイエンスの一翼を担っています。
サンケミカル社とDICは、顧客に優れた価値をお届けするためにグローバルに協働し、製品とサービスを最適に組み合わせて提供してきました。そして、グループの相乗効果によって優れたカラーテクノロジーを絶え間なく向上させています。
カラーマテリアル事業は、この数年間、他の事業と同様に、パンデミックに伴う自動車や化粧品需要の低迷、サプライチェーンの混乱などの影響を大きく受けてきました。しかし、私たちは市場での優位性や比類なき即応力を活用し、今後も革新的で社会課題を解決できるソリューションを提供し続けます。
顧客と社員を第一にサプライチェーンのリスクに対応
パンデミックは社会やビジネスに多大な影響を及ぼしました。サンケミカルグループも、主要原材料の入手難、物流の確保や輸送コストの急騰など数々の課題に直面し、止むを得ず一部の製品価格の値上げを実施せざるを得ませんでした。
一方で、顧客への供給責任と社員の安全確保を第一に、激変するマーケットニーズに対応するため、生産スケジュールの変更を含むサプライチェーン全体の調整に注力しました。その結果、サプライチェーンへの影響を最小限に抑え、素材メーカーとしての製品供給の信頼性を維持できたと考えています。
サンケミカル社はパンデミックの社会や個人への影響に対処しつつ、顧客と社員を第一に実直かつフレキシブルに事業を推進してきました。その姿勢は今後も変わることなく、常に環境・健康・安全に関する規制を遵守し、互いに協力しあいながら、私たちが暮らし、働き、躍動する市場や社会に貢献していきます。