社員インタビュー

狙った性能が実現したときの喜びは技術者冥利に尽きる

DICに入社した動機は何ですか?

大学では有機合成を専攻していました。先輩は製薬メーカーを選ぶ人が多かったのですが、私は学んできたこと以外の世界も見てみたいと思い、化学メーカーを希望しました。 一番の決め手となったのは、DICは化学を総合的かつグローバルに展開している点でした。 多様な製品を手掛けているDICなら、自分の能力を伸ばせる仕事に出会うチャンスが多くあるだろうと考えました。

今はどのような仕事をしていますか?

液晶テレビの画面の中には偏光子フィルムというものがあり、さらにそれを保護するフィルムがあります。 その保護フィルムの成分の一つである添加剤の開発が私の仕事です。 この添加剤は画面の視野を拡大させ、偏光子フィルムを劣化させない機能に加え、画面の薄膜化を進めてフィルムメーカーのコストダウンをもたらすものです。 今、私はプロジェクトメンバーとして、さらに高性能な添加剤の開発に取り組んでいます。 お客様に提案する時には、開発した添加剤を使用したフィルムまで試作してラボで評価したうえで、ご提案しています。 製膜する技術を持って提案してくるのはDICだけだとお客様からも高い評価をいただいています。

仕事上での苦労や、やりがいを聞かせてください。

フラスコにて添加剤を合成する。反応中、容器の中は200度にも達する。 研究開発には、実際に工場の生産現場で生産可能か、コストは最適か、あるいは使用する原料や生産プロセスが法規制に適応しているかなど、多くの制約があります。 そんな中で、ますます高度化するお客様の要求にいかに応えていくかに苦心しています。 やりがいは、制約がある中で、狙っていた性能を実現できた時に感じます。 ある重要な光学性能を1年前と比較して一気に2倍にできた時は、本当に感激しました。 試行錯誤を重ねて目標のデータを獲得できたときの喜びは技術者冥利に尽きると思います。

職場の雰囲気はどうですか?

入社する前は、けっこう堅いイメージを持っていましたが、実際には皆さん気軽に話しかけてくれますし、とても自由な雰囲気の中で仕事をやらせてもらっています。 上司や先輩との壁もなく、距離が近いと感じます。 しかし、「自由=気楽」ということではありません。自分のやりたいことをきちんと持っていて、意見をしっかり言える人間にとっては、とても働きやすい環境だということです。

上司から言われた印象に残る一言はありますか?

入社した当初は光学的な専門知識が乏しく、また、仕事でうまく立ち回ることもできず、辛い思いをしていた時期がありました。 そんな私の姿を見て、上司がかけてくれた一言は「仕事がうまくいかなくて、そのことに真剣に悩める人のほうが、将来伸びていくんだよ」という励ましの言葉でした。 それで肩の力が抜けて、とても安心したことを覚えています。

学生の方に、DICのよさを伝えるとしたら、それは何ですか?

一人ひとりの意志を尊重した自由な雰囲気があります。 またDICには高度な知識と技術を持つ専門家が多く、事業部の垣根を越えて連携することによって、非常に大きな力を発揮します。 実際に、私の参加しているプロジェクトは事業部を越えた連携を進めていますので、多くの有用な情報が得られるのはもちろん、既成概念にとらわれない斬新な意見から新たなアイディアが生まれるなど、開発のスピードアップにつながっています。

就活中の学生の方に応援メッセージをお願いします。

就活中には、希望した会社に採用されない、何社も回ったけれど不合格が続く、といった辛いこともあると思います。 さまざまな会社の面談を通して、否が応でも自分と向き合うことになり、自分が嫌いになることもあるでしょう。 でも、自信を失わないでください。自分がこれまでやってきたことを踏まえ、自信を持って自分のことをアピールしましょう。