社員インタビュー

世界最大の印刷インキメーカーを舞台に化学の力で社会に貢献したい

取り組む仕事のスケールや女性の働きやすさを知って

高校時代に化学の面白さを知り、大学では高分子化学を専攻し、電子材料に使われる感光性樹脂を研究していました。 将来は化学の力で社会に貢献できる人材になりたいと思い、多くの企業を訪問しましたが確信できる会社が見つかりませんでした。 そんな時、DICの研究部門で活躍している女性の先輩から話を聞く機会があり、仕事のやりがいや任される業務のスケール、女性が働きやすい職場環境に魅力を感じてDICを志望しました。

配属されたDICグラフィックスは、DICグループの多角的な事業領域の中で、主に印刷インキの開発・製造・販売を担当しています。 所属部署は主力事業の一つであるオフセットインキの製品開発、量産化技術の開発、お客さまへの技術サポートなど幅広い業務をカバーし、 世界最大の印刷インキメーカーにおける開発部門の中核的な役割を担っています。 新人研修でカラー印刷が全て4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の小さな網点で成り立っていることを教えられ、とても驚きました。 それが研究員としてのスタートでした。

頼れる先輩に囲まれて知見を広げ、成果を確認できる喜び

私は、いま折り込みチラシなどの大ロット印刷に使われるインキの開発に携わっています。 携帯端末の普及で縮小傾向にある印刷インキ市場でも成長が見込める、高機能かつ多用途でコストパフォーマンスの高いインキの製品化が目標です。 インキは樹脂・顔料・添加剤などで構成されるため、これらの技術グループとチームを組み、開発コンセプトに沿った実験・検討を重ねながら目標とする特性を導き出していきます。

付加価値の高い製品を開発するには、インキだけでなく樹脂に顔料を分散させる技術や添加剤などの知識も必要です。 そのため、エンジニアリング部門や製造部門など各分野の先輩に疑問点を聞いたり、参考文献を教えてもらうなどして知見を広げています。 実験の評価方法なども新しいアプローチで行うため試行錯誤の連続ですが、身近に幅広い技術領域で活躍する先輩が大勢いるので本当に心強いです。

そして、ラボで試作したインキを実機テストで印刷物に刷り上げた瞬間は「やった!」という達成感に包まれます。 その後、インキの再現性・乾燥性・紙面の状態などを詳細に検証して課題を抽出するたびに開発の奥深さを痛感しますが、 努力の成果が「印刷物」という目に見える形で確認できるのは、この仕事の大きな魅力であり、やりがいでもあります。

遠慮せず新人だからこそ発想できるアイデアや視点を

開発チームでは自由に意見やアイデアを出し合うブレーンストーミングを行いますが、当初は豊かな知識や経験を持つ先輩たちの活発な議論の輪に入れませんでした。 そんな時に上司から「新人だからこそ経験則に捉われない視点があるはずだ。 批判を恐れず疑問やアイデアをぶつけなさい」と促されて気が楽になりました。 以来、発言回数とともに仕事を任されるようになり、責任感を持って臨んでいます。 将来は誰もが共感できる斬新なアイデアを発信し、周囲を巻き込みながらリードしていく人材になりたいです。

休日の多くはスキューバダイビングに出かけます。 終日、実験室で過ごす日々に不満はありませんが、時には壁に突き当たったり落ち込むこともあります。 でも、雄大な海の中で無重力気分に浸り、色とりどりの魚たちと泳いでいると、すべて忘れてしまいます。

社員の人柄の中に企業の風土や職場環境が見える

人生の多くの時間を過ごす会社こそ快適で働きやすい環境であるべきです。 就職活動でそんな企業を見極めるのは容易ではありませんが、私は社員の人柄を最も重視しました。 さまざまな企業の人事担当者や先輩社員と話すうちに、人柄を通して風土や職場環境が見えてくるのです。 その中で私が一番合っていると感じたのはDICでした。その判断は間違っていなかったと思います。

DICは世界各国・地域にグループ会社がネットワークを形成し、技術グループが活発に連携・交流しています。 直属の上司も欧州へのトレーニー経験を持ち、若手にもどんどんチャンスを与えてくれます。 また、育児休暇や短時間勤務など支援制度が充実しているため、仕事と家庭を両立しながら活躍する女性研究者やエンジニアも少なくありません。そんな良いお手本がたくさんいることもDICグループの魅力の一つです。