社員インタビュー

インキづくりなら誰にも負けない!最高の作り手を目指して

グローバルな事業展開、世界トップシェアの規模感に惹かれた

学生時代、工業化学科を専攻していたこともあり、「化学メーカーで働きたい」と思っていました。 DICグループはグローバルに事業を展開していること、また、インキ・有機顔料で世界トップシェアという規模の大きさが魅力です。 群馬工場を見学した際には、いきいきと働く社員の方々の姿に惹かれましたし、 DICに勤める高校の先輩から「一から十まで丁寧に教えてくれるから心配しなくていい」とアドバイスをいただいていたこともあり、安心して入社を決めました。

群馬工場では、グラビア白インキやカラーインキの製造などを経験した後、現在はグラビアクリヤーを担当しています。 グラビアクリヤーとは、食品や日用品などのパッケージに使われる接着剤やコーティング剤などのことです。 工場では、引火性液体をはじめとする危険物を多く取り扱っているため、職場内の安全意識は非常に高いと感じています。 主要工場だからこそ、事故や災害が起こると企業の存続にも関わりかねない。そのような思いを持って、「無事故、無災害、安全第一」を念頭に置きながら日々業務に集中しています。

安定した品質を保つには、人の技術が欠かせない

製造の現場では、職人的な経験がものを言う側面もあります。 ものづくりにおいて安定した品質を保つことは必須でありますが、たとえ指令書の条件通りに生産していても、色のブレが起きてしまうのです。 原料に起因する要因や顔料のロットの違い、温度などによるブレもありますが、一番重要なのがインキの“分散度”です。

インキは溶剤や樹脂を混ぜ、そこに色の素になる顔料を混合し、ビーズミルと呼ばれる分散機に通し、インキを練っていきます。 インキは、練りが足りなくても練りすぎても品質不良になるため、分散の工程が重要となります。

そのため私たちはグラインドメーターという器具を使って、自分の目でインキの練り具合を何度も評価し、微調整を繰り返していきます。 このように安定した品質には訓練された人の技術が欠かせないですし、責任も大きいのです。

製造量が大きいからこそ、ひとつのミスが命取りになる

実は入社1年目に、大失敗をしたことがあります。 自分の仕事の合い間に他のラインを手伝ったところ、指令書に記載された作業条件を見間違えて、誤った設定で作業を行なってしまったのです。 多くの原料を無駄にするだけでなく、原料の発注をやり直したり、納期の対応に追われたりと、先輩方に多大な迷惑をかけてしまいました。 製造量が大きいため、ひとつのミスが多くの損失に繋がることを、身を持って学びました。

また、実際の現場では作業だけでなく機械の故障や不調も発生し後工程に迷惑をかける場合もあります。 化学の知識だけでは対応できないので、このままではいけないと思い、生産時のトラブルなどに対応できるように機械を分解して構造を勉強したり、 設計図を見てメンテナンスをするなどし、経験を積んでいきました。 そのおかげでトラブルに対する予防策を考えながら業務に取り組めるようになりましたし、生産中に起こるトラブルに対しても柔軟に対応できるようになりました。

「現場をより良くしたい」という思いを持つ人が活躍できる

分散機は、インキを通すたびに洗浄が必要です。洗浄は1日に何回も行うので洗浄液は大量に用いるのですが、以前から使用していた洗浄液は単価の高いものだったため、 洗浄だけでもコストがかかっていました。どうにかして経費を削減できないかと思い、他の洗浄液を探し成分を調査することにしました。 すると、社内で定める基準を十分に満たすものもあることがわかったため上長へ提案したところ、受け入れられて新しい洗浄液の使用に切り替えることになりました。

私の例のような業務改善の提案は、DICグループでは日常茶飯事です。工場の各工程では、昔からの慣習がそのまま受け継がれていることもあるのですが、 「なぜだろう?」「こうすれば現場がもっと良くなるのではないか?」と気づいた人が、できるところから改善していく風土があります。 常に問題意識を持ちながら仕事ができる人こそ、当社に向いているのではないでしょうか。

これからの目標としては、今の先輩方のように現場を引っ張っていく存在になること。ますます経験を積み、「インキづくりなら誰にも負けない」と言えるスペシャリストを目指していきます。